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終戦後上野駅周辺で生き抜いていた戦争孤児の瑞樹は、探偵の九条と出会い探偵助手として九条と共に怪盗不思議紳士を追うことになる。しかし、九条は不思議紳士の一味に殺されてしまう。瑞樹と自称九条のフィアンセ蝶子は九条とよく似た役者の大作を替え玉にし、九条の仇をとろうとする。
江戸川乱歩風の探偵物語。演劇の原作でもあるという。ストーリーの展開の仕方が演劇っぽい。
私は苦手だった。
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劇団ヘロヘロQカムパニーの第31回公演「怪盗不思議紳士twice」の小説版!
ヘロQさんの公演の中でもお気に入りでしたが、小説版が出ているとは知らず、先日やっと購入しました。
舞台ではなかった部分や心情描写などは小説ならではでしたが、やっぱり舞台ありきの作品だなあと思う部分も…。
先日舞台のDVDを購入したので読み終わった今、見返したいと思います。
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面白かったんだけど、絶妙にモヤモヤが残る読後感。
この調子だと、シリーズ化なのか?と思わせる内容なのだけどあとがきを読むとそういうこともなさそうで・・・。
戦後の日本という設定だったけれどいまいち時代感が伝わってこなかった。
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不思議紳士と名乗る怪盗と宿命のライバル名探偵九条響太郎の闘いを描いた作品。主人公は九条の助手の少年瑞樹。
時代は戦後間もない頃、戦前まで世間を騒がせていた怪盗不思議紳士が、戦後また現れ強盗殺人事件を起こした。その捜査中九条探偵は爆死してしまう。
その後替え玉の九条探偵と助手の瑞樹は不思議紳士を追って新たな事件の捜査をするが…。
なにしろ事件を捜査、解決する筈の名探偵が死んでしまうという設定がなかなか受け入れ難い。その後替え玉が探偵になりすまして捜査する事になるというのも何か物足りない。
時代背景やそのストーリーから二十面相と明智小五郎、少年探偵団をモチーフにしてるのはわかるけど、私にはイマイチだったかな。
本当に九条探偵が死んでしまったのかモヤモヤしてしまった。