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明日は我が身の可能性すら想像できず、コロナ感染者を悪と見なし、戦時中の隣組同様に歪な正義感を振り回す世間という奇形な同調圧力形態
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西欧型「社会」と日本型「世間」の違いという説明で、西欧でも昔、いや今でも田舎にはそういうのがあるって事は、日本はガラパゴス的存在なんだなぁと、なんとなく腑に落ちた。
同調圧力を息苦しく感じる人には、、、
ゆるやかな複数の世間を持ちなさい、というのが処方箋のようで、まぁそれはわかるんだけど、世の中は変えてくれるようなヒントは無かったなぁ。
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日本社会特有の息苦しさをテーマとした対談本。
日本には成熟した「社会」がなく、内向きの「世間」しかない、という分析はとても的確なものに思えた。
色々なことを考える際の視点の一つとして活用していきたい。
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20201023 鴻上 尚史さんの世間学。解説書、コロナ下の社会情勢での疑問にスッキリと解説してもらっている。そう言う事なんだと今更ながら納得する。社会を構築していくのでは無くて内と外の考えを理解して生きていく。日本人のこれからのグローバル化なんて話よりは楽しい。
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社会と世間は違う、わかっていることではあっても明確に言葉にされると「もやっと感」は確かに少し減ったような。
本書を手に取る人は大なり小なり「同調圧力」というものを自分なりに何とかしたいと思っているんではないでしょうか?
まぁ本書を読んでも根本解決にはなりませんが対処するための参考には多少出きるかと思います。
ちょうどタイムリーに、国会議員の感染第一号になってしまった方が当事者を差別するのを止めようというような制度を作りたいとネットニュースで語っていた記事を見ましたが、それまではまさしく「感染は自己責任」と思っていたそうです。
立場変わって考え方も変わらざるを得なくなった分かりやすい例だと思います。気持ちはわかるしそのような決まりを作る発想もわからなくはない。
しかし本書に書かれているように、いくら法や制度を究めても残念ながら同調圧力は日本からはなくならないでしょうね。
佐藤先生の加害者バッシングについての話に興味を引かれました。著作も気になります。
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よくぞ言ってくれたと思う。
日本は出る杭は打たれる、みんなで一緒精神が本当に根強い。良いじゃないか人と違っても。私は社会の中で生きていると思ったが知らず知らずのうちに世間の中に生きていたんだなぁ。
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海外の人々は法とルールに従うのに対し、日本人は「世間」のルールに従う。日本には個の確立した「個人」によって構成された「社会」というものは存在せず、「世間」が存在する。「世間」とは“日本人が集団となったときに発生する力学”。日本人の行動原理は、この世間の中で“世間様”を意識して“暗黙の内に合意されたルールを遵守しないとハブられる”という事を恐れた結果のものであり、“みんな一緒主義”。「同調圧力」はここから生まれて来る。“世間様に顔向け出来ない”“親の顔が見たい”“犯罪者の親をバッシングしたり、コロナ感染者に謝罪求める雰囲気”等は同じ心理から生じている、等など納得。
それにしても「忖度」をフィナンシャル・タイムス」が定義した「与えられていない命令を先取りし、穏便に従う事を示す」は見事。
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重要な事だからか内容が繰り返しになっているがそれが少ししつこい感じがする。
しかし対話本ということもあり読みやすい本でした。日本に生きている以上『世間』から逃れることは出来ませんしかし少しでもその息苦しさから解放されるためには、という内容でした。面白かったです。
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ダイバーシティ&インクルージョンを進めるために一番超えなくてはいけない壁は、この日本特有の同調圧力だと実感。でもどうやったらここを越えられるのか。
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日本は、「社会」ではなく、「世間」を大切にする、という考えは、腑に落ちる。だから、同調圧力も強くなるということだろう。
佐藤のいう世間のルール、①お返しのルール②身分制のルール③人間平等主義のルール④呪術制のルールという4つの説得力は高い。
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世間の風通しをよくするために諸々の活動をやってるんだよな…と再認識。
少なくとも日本で「世間」が「社会」に変わることはないだろうから、「世間」を自由闊達にできるか、「世間」の風通しをよくするために「社会」を使っていく、まずは「社会」を見つける。
ゆるやかな複数の「世間」に所属する戦略。
いろいろ納得な解説も多い。
韓国でも世間はあるが人格化されていない、具体的な誰かに怒られることは恐るが、日本のように「得体の知れない世間様」を恐れたりしない。
欧米のパーソナルスペースは自分の身の回り76センチメートル以内。恋人のみ入ることを許可される。満員電車の身体接触とかもってのほか。
満員電車での身体接触は我慢できても視線交錯を恐る日本人。
エレベーター内での挨拶は欧米の場合「敵ではない」確認。
言葉への責任、
「社会」に対する言葉…
「好きなことをやってるんだから黙っとけ」
これやったんかもしれへん、肌で感じていたことは。
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内容が悪いとは思わないのですが、ある意味、同じことを繰り返し述べているので、後半になると、飽きてくるかも…。
ちなみに、同調圧力や自粛、忖度、は、英語には対応する言葉がないそうで、そのことからも、これらの言葉が、日本独特といえる、ある種の文化を表しているといえるのだと思います。
対談している二人は、同調圧力について、悪い面ばかりを指摘していて、良い面には、あまり触れていない、というか、良い面をあまり見出せていないようです。
自分自身は、日本は、同調圧力が強いとは思いますが、ある意味、落ちこぼれを作りにくい仕組みとして機能している部分は、意外に大きいのではないかと思っています。
この本を読む少し前に、『感染症の日本史』という本を読んだ際、日本人の国民性は、ずいぶん昔から変わっていない、と思ったのですが、『同調圧力』を読んで、その思いをさらに強くしました。
国民性って、根強い、というか、図太い、というか、無意識レベルで深く国民に染みついているのですね。
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20210128
なんで、定時に帰りにくいのか?ずっともやもやしてたことの答え?がすこしみつかるかもしれない。と期待して読んでいます。
同調圧力。
2021202
読了。
んー。世間の圧力がすごすぎて、気まずくなるのは自分のせいではないってことが書いてあり。
知ることは大事だけど、息苦しさはかわんないなぁ。
風穴を自分で開けるしか無いって、書いてあったけどそれこそ困難を極める風土にわたしたちは住んでるらしい。
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日本社会の息苦しさが何であるのか。
納得することイコール間違いである。と思い読みながら、自分自身にほとんど当てはまる。これが日本人か、、、
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対談本。コロナ下で社会との繋がりを考える。世間……実に日本的で曖昧な単位。空気を読むことは諸刃の剣なんだろう。息苦しい理由に納得。偏った世間のルールに過剰適応すると、視野を狭めて自分の首を絞めかねない怖さがある。