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2020/9/4 楽天ブックスより届く。
2020/9/28〜10/6
2年ぶりの原作品。沢崎シリーズとなると何年ぶりだろうか。そんなブランクを全く感じさせない、作品世界。いつものように多重に張り巡らされた謎が最後に解決されるカタルシス。1,2つは読んでいたが、そこもか!という感じはやっぱり素晴らしかった。海津くんという若い魅力的キャラクタ−も登場。次作は間を空けずに書いて欲しいなぁ。
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渡辺探偵事務所の沢崎探偵の活躍を描くシリーズ第5作。新宿署の警部錦織さんや警部補の田島さん、ヤクザの橋爪さん、相良さんといった馴染みの人物も活躍?する。今回は、ある場所に居合わせたばっかりに事件に巻き込まれていく沢崎探偵。依頼人からの仕事は完遂できるのか?巻き込まれた事件の真相は?
本作も最後のページまで楽しませてくれる。次回作も気長に待つことになるかもしれないが、待ちます。
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私立探偵・沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、料亭の女将の身辺調査をしてほしいという。が、女将は既に亡くなっており、顔立ちの似た妹が跡を継いでいた。調査対象は女将か、それとも妹か? さらに当の依頼人が忽然と姿を消し、沢崎はいつしか金融絡みの事件の渦中に。「伝説の男」の復活に読書界が沸いたシリーズ長篇第5作。
文庫化に伴い再読。あまり印象は変わらず。
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シリーズ14年ぶりの新作だが、探偵沢崎は何らお変わりなく。今作も過去作同様に入り組んだプロットだが、事の顛末に至っては従来のどんでん返しが封印され、ミステリーの山場としては少々盛り上がりを欠く仕上がり。原先生が御歳を重ねたことによる作風の変化は必然的だが、人生と家族という先立つテーマを前に沢崎シリーズという枠組みは些か窮屈なのだろうか。古き良きハードボイルドがこの年のミステリー二冠に輝いたのは喜ばしいが、今作で新規のファンを獲得出来たのか疑問は残る。姉妹作「それからの昨日」が無事刊行されるのを願うばかり。
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’19年版「このミス」1位作品。
THE・ハードボイルド。
ハードボイルドは結構好きだけど、これってミステリーになるのかな?という単純な疑問が残った。
完全にハードボイルド小説だと認識して(ミステリー小説とは思わないで)読んだ方が楽しめそう。
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オールタイムベスト級の評判がある”私が殺した少女”を読んだのが5年前。当然、今とは視点も違っていたはずだけど、その時点での自分にとって、イマイチだったという印象。以降、同シリーズを更に追い求めることなく、今まで経過していた。本作は、このミス受賞作ってことで、半信半疑ながら手に取ったもの。受賞を聞いたときには、正直、『ベテランの久しぶり作品だからってことで、サービス授賞ちゃうの⁉』と思ってしまい、今回の文庫化に当たっても、悩んだ挙句、入手したというのが実際の経緯。でも、そんな不埒な気分で臨んですみませんでした!読み始めてすぐにそう思わされるくらい、圧倒的力作だった。慣れかもしれないけど、苦手なハードボイルド色も強くないと感じたし、謎の提示とかひっくり返し方とか、いちいち秀逸。実は、ここまで寡作であることも知らず、となると全読了も難しくないし、今は是非とも全部読み通したいという気持ち。先入観って、ダメですね。
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2018年、私立探偵沢崎シリーズが14年のブランクを経てまさかの復活。そして文庫になるのを待っていた一冊。もう嬉しさのあまりの涙モンです。
沢山の登場人物に、複雑に絡み合うプロット、それを繋ぎ止めるのが、我が道を行く沢崎、相変わらずのセリフまわし、一癖も二癖もある警察にヤクザのお仲間(?)たちがワキを固める。原りょうの描くハードボイルドは健在です。堪能。
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本当に久しぶりの原りょうの新作。初期の作品に比べて軽くなった印象の文体で、うまくミスリードしていく展開は流石だが、終盤の謎解きに唐突感があって、残念ながら納得感は薄い。及第点以上の作品だと思うが、この著者だけに、よりハイレベルなものを求めてしまう。
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最後の数十ページだけで良かったのでは。それまでの長い話は一体なんだったのかという謎解き。かつ最後はどんな人間関係だったのかももう一つ理解できず消化不良でもある
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ハードボイルドって読むの久しぶりだな〜と思いながら読んでで、最後後日談までそんな別になくてもいいのにな〜と思いながら読んでで...
最後のオチのつけ方は正直気ぃ悪い。
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本屋大賞2019年版1位。長編5冊目でたしか全部このミストップ10に入ってるので全部読んでると思う。ハードボイルド系の私立探偵のシリーズで今まで結構面白かったし、読んでるときは何か面白くなりそうな予感があったんだけど、なんだかサクサク読めないのですよ。内容がすんなり頭に入ってこない。やたら読むのに時間かかっちゃいました。そうなるとかなり苦痛で、結局、何がどうなってるのかよく分からない状態で無理やり読み進めたらやっぱり良くわかりませんでした。
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2019このミス1位
怒涛の伏線回収と驚きの結末を期待させるが、期待に比して厚みのない結末だった。登場人物の情緒や所作の表現は良かったが。。
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原寮の作品に駄作なしと書いたことがあるけど不安になってきた。
初期発生の事件が曖昧な処理だし終盤の終わらせ方も全然ハードボイルドじゃない。
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2022.11.2
うーん。作中の雰囲気とか、登場人物の描写はすごく好きなんだけど、ストーリーはよく分からなかった。というか、厳密に言うと分かるんだけど、分かりづらいというか、分かったところでなんなのだ、という。
ご自身で遅筆と仰られているが、この作品は13年かかったそうで。次作は何年後になるのか。。
ちなみに今回、ブックフェスで原尞直筆サイン本をゲットできました。感想はアレだけど、大切にします。
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正直に言うとシリーズを読んできたからの加点はあるし、実際シリーズを読んできた人への本だと思う。
そして沢崎シリーズをもう一度読み直したいと思った。