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なにかに傷ついても、なにか変だと思いつつ言語化できずに流れてしまうことがよくある。メレ山メレ子さんの文章はあるあるとうなずく通りすがりのエピソードを絶妙に言語化している。特に感動してしまった文章を引用したい。
「以前つきあっていた人が、ある時期からわたしを痩せさせようとしはじめた。彼自身が食餌制限やトレーニングに目覚めていろいろ研究していたので、最初は調べたことを単純にだれかに教えたい気持ちもあったのだろう。体型は努力で変えられるものという実感を得た彼にとって、彼と同じように努力しない私はたぶん鬱陶しい存在になっていった。
彼とは別の元恋人が「俺とつきあうとみんな影響されて、趣味嗜好も変わってくるようだと」と言っていたのだが、実際には彼の好みでない音楽や映画を目の前で嗜むと露骨に不機嫌になってけなしてくるだけだった、という経験がある。それ以降、わたしは交際相手がこちらを教化せんとする気配には非常に敏感なのだった。」
これだこれ。東村アキコさんの東京タラレバ娘のダークナイト男も思い出す。
自分の枠からはみでると途端に認めない。自分の枠のなかに収まっているときだけ好きなんだ。(条件付きの愛)わかる。私にも経験がある。
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最初の『森に行きたい』が、完全にこのページ、丸っと人々に読ませたい!もう、ものすごいわかる!私もそう思う!の嵐。
最初の章からこの共感度。ドキドキする!
途中さしすせそで声出して笑う。
フェミ度も良い。
しかし後半急に切実な吐露に近くなって、共感しがちな私は、その切実度に自分も不穏な不安な気持ちになっていく。
恋って、エクストリームスポーツなのに、みんななんか、それに気づかずに挑戦しますよね。なんで?
エクストリームスポーツは、生活とは違うものだ、と、わたしは認識してます。
私、刺激物好きだから、もちろん大好きだけど、それと毎日の生活は別だし。
と、私の思いを言語化してくれていた本でした。
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恋愛する人にもしない人にも味方でいてくれる "どっちつかず" な本。
わたしにはこれしかない!って決めつけるのはもったいない。人間でも、人間以外のものでも、まだまだこれから、あなたをときめかせてくれる相手が現れるかもしれない。
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前半は著者の恋愛四方山話。ちょっと飽きてきたところで、後半は恋愛のカテゴリを超えてくる。
そこからのドライブ度合いが圧巻で、速攻読み終えてすぐに同じような友人に貸してしまい、いま手元になく引用とかできません笑
でも「こいわずらわしい」ってわかるわ〜とピンと来た人は、読むと爽快な気持ちになれるはず!
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言葉選びがとても秀逸で、笑ってしまう。楽になる。
恋愛って義務じゃないよね〜めちゃくちゃハードなスポーツだよね。