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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝井リョウさんの「清水課長の二重線」、宮下奈都さんの「アンデスの声」など、よかったです。好みがあるから、全部マルというわけではないけど……。
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朝井リョウさん以外は、どれも好きな感じのお話でした。しかも、坂木さんは『短劇』を読んでいたんで2度目でしたが、あとは初めて読むものばかりで、初読み作家さんもいらしたので、こういうのはお得感があっていいですね。重松さんの「バスに乗って」と東さんの「マッサージ」と「日記」はうるっときました。元の本を読んでみたいです。
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どの短編も良かった。ボリュームもほどほどで、ちょっとした合間に読める。特に印象に残ったのが坂本司さんの2編。
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NHK WORLD-JAPANのラジオ番組で17の言語に翻訳され世界中の人々が耳を傾けた日本の短編小説を集めたアンソロジーです。好きな作家様がほとんどでしたので読んでみました。まず、ラジオ番組で朗読出来る長さなので負担無しに読めるところが良いですね。その上何かしら胸の中が暖かくなるような余韻が残る選りすぐりの作品ばかりでした。特に小川洋子さんの「愛されすぎた白鳥」は描写が美しくて良かったですし、最後の宮下奈都さんの「アンデスの声」はラジオ番組が海を越えてもたらしたささやかな幸福を見事に書き表していて、流石だなぁと思いました。
みな実際に朗読でも聴いてみたいです(日本語で)。
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8人の作家によるアンソロジー。
とても良い作品ばかりで、紙の手触りを味わいながらゆっくりと楽しむ。
朗読をぜひ聴いてみたい。
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【収録作品】「清水課長の二重線」 朝井リョウ/「旅する本」 石田衣良/「愛されすぎた白鳥」 小川洋子/「鍋セット」 角田光代/「迷子/物件案内」 坂木司/「バスに乗って」 重松清/「マッサージ/日記」 東直子/「アンデスの声」 宮下奈都
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2020年、10冊目は、隙間読書用にしていたモノ。NHK国際放送で翻訳&朗読された、八作家、十編収録。
朝井リョウ『清水課長の二重線』
坂木司『迷子』『物件案内』
は既読作。
全体的にホッコリ系、ファンタジー系多め。ソレはNHKらしいが、意外に悪くない。元々朗読用なので、分量的にも隙間読書にピッタリ。一方で、この分量だと、単独作にまで触手が伸びるほどインパクト残すのも厳しい。そこで、3.3~3.5の小数点以下切り捨て★★★☆☆は健闘でしょ。
あまり関係ナイけど、双葉文庫って、こんなに紙質良かったっけ……?白さも、厚みもしっかりしてたよぅな……。
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世界の向こうで聴いてくれている人がいる‥しかも、朗読で‥感慨深いなぁ。
色々な作家さんの短編集。
初読の作家さんとも出会えて楽しかった。
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私は、最初の「清水課長の二重線」が好きです。
会社員あるあるであって、会社って、そういう必要ねぇよ的な部署があって成り立っているというのは、第一線の営業とかではわからないよね。
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どの短編も心が温まったりほっこりとさせられたりと、
短編の中でもこれだけの短い文章の中であっても
心の底までじんわりと温まさせられるなんて凄いと思いました。
どの作品も良かったですが、
印象的だったのが角田光代さんの「鍋セット」で
一人暮らしをする娘を思い母親が贈った鍋。
その鍋を通して娘の半生を思い出しながら、
母親との記憶も思い出されて同じ経験は無いですが、
結婚前に嫁入り道具を一緒に買いに行った記憶を
思い出して感涙しそうになりました。
何気ない母親とのやりとりが特別な愛情な形を
表しているかのように見えて印象的でした。
それと重松清さんの「バスに乗って」です。
重松さんはこの作品のような子供の視点での
心理描写がとても繊細で上手いのでほろりとしてしまいました。
バスの運転手さんが一見仕事行儀のような
人だと思ったら子供の心を読み取っての心優しい行動、
そして子供が新しいバスの回数券を使えない理由が
母の退院との距離という子供らしい優しさ。
子供らしいいじらしさや可愛らしさがとても
溢れ出ていて鼻の奥が何度もツーンとしてしまいました。
東直子さんの「マッサージ/日記」はどちらも他界してしまった
夫が妻の元へと見守る形で描かれていますが、
マッサージはユニークな方法で妻への愛情を振り返り、
日記はまるで夫が側で見守っているのが分かるかの
ような日記の内容と美しい過去の出来事が綴られていて
これを読んでいるだけでも胸を打つものがありました。
こんな風に見守ってもらえたら女性としては嬉しいものでは
ないかとも思い短い中にも様々な思いをさせられた作品でした。
ラストの宮下奈緒さんの「アンデスの声」は
ラジオ番組を意識されてということもありそうですが、
老夫婦がラジオ番組を通して海を越えてもたらした
素敵な物語でまるでファンタジーのようで綺麗でした。
殆どの作家さんの作品を読んだことがあるので、
作風もその作家さんらしい個性も出ていて
これだけのアンソロージが読めてとても満足できました。
短編でこれだけの満足度があるので、
初出されている長編も読んでみたいと思います。
またラジオでの朗読でも聞いてみたいと同時に、
とても読みやすいので心が疲れた時などに
いつでも再読できるように手元に残しておきたい思います。
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明るく心が軽くなるような読後感。
朝井リョウ
特に感想なし
石田衣良
角田光代の「旅する本」とリンクしているのか!?しかしこちらは本が旅をするのではなく本はそこにいて内容が変化するというお話だった。意外性はないものの「本を読んで元気になる」というテーマに共感。
小川洋子
この話が一番好きだった。
唐突な終わり方。おとぎ話として最高。
角田光代
子供のことが心配で心配でたまらないお母さんの心情が伝わってきた。
坂本司
最後に見えるほんの一筋の希望が心地いい。
重松清
最初から泣けてしまって、最後まで泣けた。
東直子
特に感想なし
宮下奈都
老夫婦の意外な趣味にほっこりした。
小さな幸せ。
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短編集なので、手にとりやすく読みやすい。新規開拓とお気に入りの作家さんが載っていたので購入。中でも印象的なお話は、角田光代さんの「鍋セット」である。私も学生時代母と入学式後、こういうやり取りをした当時を思い出し、母に感謝し涙してしまった。娘の心細さからの苛立ちと
母の、呑気さの裏側にある寂しさがよく伝わってくる。重松清さんの「バスに乗って」、宮下奈都さんの「アンデスの声」もとても良かった。
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とーってもいい!心がほんわかできる短編集ばかりでした。この短編集がそれぞれの作家さんの本に収められていると思うと、その作家さんの他の本が読みたくなる、、、。
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日本で書かれた小説が、様々な国の言葉に翻訳されて
ラジオから流れているらしい。
一日10分間、日本のことを良く知らない人は
どんな国を想像しながら聞くんだろう。
この短編集にぎっしりと詰まった、日本独特の情緒や心の機微みたいなものはちゃんと伝わっていたかしら・・・と
あれこれ想像しながら読みました。
私は眼で文字を追う読書にしか馴染みがないけれど、
耳で聞く物語というのはどんな風に心の入り込んでくるのか。。。
既読のものも収録されていたけれど、
思いがけず新鮮で楽しい読書時間になりました。
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すごい読みやすい
暑くて集中力ないけど、気分転換にさらっと読みたいときに良かった。ひとつひとつが朗読用に伝わりやすい日本語が使われていて、読んで気持ちが前向きになれた