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これまで読んだ本の中で一番ボリューミーでした。しかし、それに合う学びがありました。
私は社会人になった今でも勉強を続けています。しかし、直接収入にもつながらないし仕事でもない勉強を続けるのは思っていおる以上に難しいものです。ゴール無き勉強はマンネリ化しますし、ゴールとして資格合格を設けると合格だけが目的になり、学びを楽しんだりわかるまで考えるということができなくなってしまいました。
そんな時に本書を読むことができ、しっかり学ぶ方法や学ぶ楽しさを知ることができました。私は本書を精読しましたが、700ページの本がプレッシャーと感じる方であれば、本書を辞書として知りたいときに知りたい部分を見るという使い方もいいと思います。
私は本書を2か月かけて読み切りましたが、そのおかげで学びの知識はもちろんのこと学びのためにこの量の本を読み切ったこと自体が学びに対する自信につながりました。
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意識せずに使っていた内容が結構多くあったけど、知らない部分もあるのと、体型的に学ぶことを知れたので良かった。
しっかり全て読むというよりも、ざっと読んで、折に触れて読み直すのがいいかなと思います。
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独学をするのに必要な技、知識をまとめてあります。逆説的アプローチは、やる気を失っていた自分を奮い立たせてくれました。
知識の整理をするためのエクセル作成は、流石にできないなぁと感じましたが、専門家レベルを目指すには知っておくべき方法だと思います。
初心者から上級者まで、独学をするのに必須の事典です!
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自立した学習者は自らの学び方を自分の変化に合わせてデザインし直す必要がある。
システム1(象)とシステム2(象使い):旧石器時代に作られたシステム1が理性と意識によるシステム2に勝ってしまう。システム 2で環境をデザインすることで、間接的にシステム1をコントロールする。
国や組織や法律など:システム1では対応できないことを、システム2で対応するために時間をかけて作り上げた環境。そのためしばしば直感に反する。
独学は船を修繕しながら続ける航海。外部柱たる足場をアップグレードしながら学習を続ける。船を修繕し拡張して航海を続ける。
計画倒れという学習の機会を得るために計画しよう。どうせ計画倒れするのだからと計画しないのでは進歩しない。
→計画倒れも貴重な失敗の経験の一つ、という考え方は盲点だった。
成長マインドセット。自分の興味を持った者に前向きにチャレンジしていく没頭できる。親は伴奏者としてそのための環境を整えてあげる。
数値化係数かできれば割り算ができる。100分割して目標をスモールステップに落とし込むことができる。漠然とした夢が手の届く目標に落とし込むことができる。
行動指針シート:強化や弱化などの特性を使って行動をコントロールする
ラーニングログは日記ではなく航海日誌 積み重なった記憶を元に現在地を知ることができる ペースメーカーにもなる気分の浮き沈みが当たり前のことだとわかる
記録を取っている行動は増加していく 記録を取るのは自分を律するためというよりは自分を拳励ますため 辛い点数をつけても意味がない
コミットメントレター 今週の予定を紙に書いて誰かに渡す SNS にアップする
知っていることを百科事典で調べる意味 イギリスのことは知っていてもいいですについて当たり前に知っている出来事何かを調べる上での背景知識(普通選挙権拡大の年)などは知らないことが多くそういうことは百科事典に網羅されている
ランダムアクセスがしやすいことが読書が動画や音声と異なり優れている点
普通の本を辞書のように読む 辞書のようにどこにどの情報があるかを分かるようにする そのためには繰り返し読むことが前提となる
イスラムのイブンシーナの逸話 一冊の本を通読しているのは見たことがない その本の中の最も難しい問いについて筆者がどう答えるているかを読む
本に対する基本的な三つの問 何について書かれているかテーマ、筆者はどのように主張しているか、主張の根拠のためにどのようなアプローチを取っているのか
人間は気が散るようにできている 読書に集中するためには何らかの外部足場が必要 それが書き言葉であり文字である
気になった部分に線を引き、それに自分のコメントを付けることはすなわち考えることである
抜き書きを作ることは自分用の作品を作ることに他ならない
自分に合った記憶術の道具箱を用意しておけ そのために自分が覚えられないことをリストアップしそれぞれに対して有効な記���術を探して
記憶は理解を助ける 記憶に認知の力を使わないくらい刷り込んでおけばそれ以上の難しいことを理解するのに役に立つ
pqrst 法 自分で書き出して問いを立てて答えを書いてそれを後でテストしてそのチェックをする
→今マインドマップを使ってやってる事に近い これをブラッシュアップできそう
学ぶこと覚えることとは既存のネットワークに新たな情報を結びつけること このように考えると学べば学ぶほど結びつける場所が増えるのでより効率が上がってくる
個々人の知的好奇心とまるまる満たす学問や分野は存在しない 一方で学校での学習は決まった期間に決まったカリキュラムをこなすという制約上この結びつきをあまり重要視していないという問題点がある
35 ミニッツモジュール 35分でで新しい学習前日の学習一週間前の学習1ヶ月前の学習を1セットで行う
メタノート 自分自身の独学大全を作り上げる
学習マナー講師の雑音は無視 学習方法に大切なのは続けること本人にとって続けることができること やり方の正しさは二の次
塗り壁式学習法 じれるくらいのゆっくりさで学習を進める 進めたいという欲望を超えない程度、もっと学びたいと思う分量を少しずつ学習する
数学独学の話がわかりやすい ペースメーカーとしての授業音声、ラーニングログ、ランニングプランマップ
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独学に躓く度にこの本を開いて、自分なりの独学法を模索していきたい。
現状では、何をどのような目的で学ぶのかをある程度見いだせた(第1部の技法)。今後は、2部・3部の技法を活用しながら、目標達成を目指していきたい。
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本書を読み始めてから途中までは、著者の読書猿氏が一人ではなく、複数の人物(主に研究者)が匿名で関わっているのかと思った。それは、カバーしている範囲が非常に広く、さらにはそれぞれに関連している学者や思想家が登場しているからだ。
それはさておき、本書で書かれていることには、既に実践していることもあれば、これは試してみようというのもあれば、これはちょっと実践できないなというものもある。だがそれで良いと思う。
「これはぜひ試してみよう」というものだけやるのも良いだろう。
ただし、やるやらないは別として、通読する価値はある。
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白眉は10章の「点の読書から線の読書、面の読書へ」だろう。このレベルを達成しているのは院生でも中々いないのではないかと思う。技法44,46のマトリクス作成も普通の大学生レベルでは無理だろう。
全体的には学術研究向けで理念よりも実践的であり、「狭く深く」専門的に学びたい人向けという印象。よって、所謂「広く浅く」教養を身に付けたい人向けではないように思える。概して社会人の「学び」の場合は非学術的であり、「総合性と現実性」が求められる。つまり著者の言葉を借りれば「独学の広がり」(学際性)が重要であり、そして学んだ内容を現実問題にどう適用していくかという事がポイントになってくるのだが、これらの点については殆ど触れられてはいないのは物足りなさがある。ノート作成を重視している点も時間のない社会人にはハードルが高く現実的ではない。
とはいえ、社会人であっても本書のテーマである「独学の流れ」はある程度は必要なので、無理のないレベルで実践していけばよいのではないかと思う。
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750ページという膨大なページ数を忘れてしまうような読みやすさ。
辞書的に使えるようにと工夫して書いてあるが、普通に読んでも飽きないようにも工夫されている。
本書の優れているとことは単純なテクニック本で終わっていないところである。独学という題材が、より抽象度が高い視点から描かれているので、目先のテクニック本として手に取ってしまうと衝撃を受けてしまうことだろう。
「どのように学ぶかでなく、何を学ぶか。何を学ぶかよりも学び続けるか否かが重大」
「志の強さは立てた瞬間でなく、自の行為や思考を絶えず志に結び直した、その繰り返しの中に生じる」
上記の言葉から感じ取られるように、学ぶという知の探究の長い長い航海を、一生という長いスパンの中で考えることが重要だと思う。
もちろんあらゆる有効な勉強テクニックも記されているので、実践的な勉強テクニックとしての辞書として、また、勉強をする意義自体を見失ってしまいそうなときにも読み返したい本だといえる。
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辞書みたいだな。
編集なら田中さんがゲストの読書会に参加しました。
作者の読書猿さんは一般の会社員なので顔出しも公園もNGみたいです。
大学で学ぶのにも役に立つし、調べ方や本を読む技法なんか書いてあって細かい索引もついてます。わたし大学で何勉強してたのかな?って。
指で文字を追うのが一つの技法だとは?!
参加者は絶賛でした。
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現在、進行中です。
それでも、お伝えしたことがあります。
巻末の「独学困りごと索引」がとても便利。
私は「読書は自分の興味関心のあることを拾い読みしてもいい」と思っています。(小説など以外の本)
この索引から「本の読み方」が吸収できる箇所を重点的に読んでおり、辞書的な利用の仕方ができるので、大変価値のある良書だと思います。
先に目次をしっかり押さえないと発見できませんでした。
まだ、本の読み方に関する書籍は3冊ほど。
興味のそそられた本の目次を読み、自分の欲求の何を解消してくれるのか、問題を解決してくれるのかを仮説思考で組んでいくことが重要だなと改めて学びました。
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これから何かを頑張りたい人、受験生、研究者、大学生、教える人に最適な本だと思います。何よりも、続けることが大事です。一人一人に合ったやり方があると思うのでそれを見つける方法や工夫がのっています。
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学ぶことは大事。
学生の頃は、先生・教授から与えられる課題に沿って学んできたが、社会人になると基本的に1人で学んでいかなくてはならない。
そのため、何を学ぶのか、どのように学ぶのか、なぜ学ぶのか、継続して学べるか、など、知らなくてはいけないことが多いが、実は独学の方法は学校では教えてもらえていない。なぜなら、学校は先生の言うことを素直に聴く人間を育てたいからだ。
しかし、学生の時間より社会人となり独学をする期間の方が長いし、独学でこそ他人との差がつくため、独学の方が遥かに重要と言える。
本書はそういった観点から非常に有益な学びを与えてくれた。
学びに関して、全く知らないことは頭に入らないし、かと言って知っていることを学んでも学びにならない。知っていることを足掛かりにして、少しずつ世界を広げていく、それが学び、という箇所が心に残った。
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タイトル通り、独学者に向けての学習の進め方やモチベーションの継続方法など、古今東西の主たる学習方法や心の持ち方を網羅した、総ページ数700を超える大作。
巻末には「独学困りごと索引」として、「この本が分厚すぎて心が折れそうと思ったら」(笑)、「怠け心が生まれたら」、「ついつい先延ばししてしまうなら」等々、独学を妨げるあらゆる事態に遭遇した時にここを読め、という親切な綴じ込み索引付きという至れり尽くせりぶりに感動。
どちらかというと、資格試験や受験勉強よりも、何か一つのことを掘り下げて学びたい、研究したいという人向けの本だと感じた。
それにしても作者の知識の広さと深さにはただただ驚嘆。
手元に置いておいて、折に触れ参照したい本のひとつである。
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長丁場でしたが読了しました。
私の場合、勉強のとっかかりがなかなか出来なくて悩んでましたが、光明が見えた感じです。
今後は今の勉強を進めつつ、困りごと索引を参照しながらやっていこうかなと思います。
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一旦購入して満足。本日から読書開始。出だしがたまたま並行して読んでいる「スマホ脳」とシンクロした。脳の原始的な進化の結果である感情や衝動に負けてはいけない。(2021/3/15)
毎朝起床後の読書を積み重ね。本日読了。(2021/4/10)
学ぶことそのものに関心をもち、探求するべき対象とすることが、学びを続ける秘訣であると感じた。自分もこの本を手り、完読したことは、そのジャンルの人間であると実感。何よりも学ぶことを自由に楽しむ。その姿勢を貫きたいと思った。