投稿元:
レビューを見る
2017年3月に文科省から示された「発達障害を含む障害のある幼児児童生徒に対する教育支援体制整備ガイドライン」には、次の役割が示されています。
・学校内の関係者や関係機関との連絡調整
・各学級担任への支援
・巡回相談員や専門家チームとの連携
・学校内の児童等の実態把握と情報収集の推進
本書では、上記役割を果たすために、序章と8つの章から100の仕事術を紹介しています。
【序章】コーディーネーターとして、「つなぐ力」「アセスメント力」「時間管理力」「チーム学校支援力」等のスキルが必要ですが、最も大切なのは「校内の先生方が、子供に対して適切な支援を行うことができるように、先生方を補佐する力」つまり「秘書力」が大切です。
1. 校内支援体制構築の仕事術
2. 会議の仕事術
3. 書類の仕事術
4. 外部機関連携の仕事術
5. 保護者対応の仕事術
6. 引継ぎの仕事術
7. 担任支援の仕事術
8. 実態把握の仕事術
著者は、特別支援学級担任を経て東京都北区教育委員会指導主事を経て、現在東京学芸大学教職大学院准教授。コーディネーターとしてはもちろん、社会人として組織で働くためにも必要な「仕事術」が多々紹介されていました。