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宮口幸治の「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、こちらも読んでみたいなと。
「ケーキ~」も2019年発刊で本書とさほど間も空いていないけれど、前書はやはり新潮新書な上に、多少実体験の紹介に近い感があり、一般人に「読ませる」造りではなかったので、こちらは表紙のマンガ絵からも、読みやすそう&実用的なのかな。
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妻の本棚に合ったので、ナナメ読み。
この著者、本屋さんで話題になっていた「ケーキの切れない非行少年たち」の著者なんですね。
(残念ながら、自分は未読。)
※ケーキの切れない非行少年たち
https://booklog.jp/item/1/4106108208
正常領域と特別支援が必要な領域の狭間に位置する子どもたちがグレーゾーンの子どもたちと言うらしい。
彼らに対する接し方がマンガで分かりやすく書かれている。
こういう子どもって、多かれ少なかれ正常領域の子たちにも当てはまる気がしますが、
グレーゾーンの子どもたちはもっとぶっ飛んでるんかな。。
というか、子どもって、そうやって成長していくものだろうし。
自分は見比べたことがないからよく分からないや。。
まぁ、問題なく成長できるような子は正常領域なんやろうけど。
正常領域かグレーゾーンかは、よく分かりませんでしたが、
子どもが躓いているときにどうやって声掛けしてあげるのかについて、
ヒントが詰まった本だと思います。
特に自分は、全部、自己肯定感とか、自信の問題かと思っていましたが、
本の中ではそれが細分化されていて参考になりました。
こういった子どもが増えてきた社会的背景なども書かれていたら、
より参考になったと思います。
そもそも増えてるんかな?そういう子どもがたくさんいることを大人が(教育者が)認知し始めただけ?
ビジネスサイドにいる人間としては、こういう子どもたちが大人になって入社してくるとき、
どういうサポートが必要なんでしょうかね、それが気になりました。
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分かりやすい。文章では読み手によって意図しない方向に理解されることを知り、まんが化を考えたことが書いてありましたが、著者の判断は合ってると思います。ただまんがで書いていることだけで判断されるとまずいので、読み手が気を付ける必要あり。
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2021/06/01
入門書としては、かなり優れた一冊になっている。マンガの内容も短くまとめられており、理解しやすかった。
本書では、小学生年代のケーススタディを扱っていたが、困難を抱える子どもは中高生にもいる。そんな子どもたちの支援にも役立てられる方法が載っていた。
大人の社会にも、困難を抱える人は多い。私から見て「あいつ仕事できないな」という人も、困難を抱えているのかもしれない。だとしたら、合理的配慮や支援が必要だ。その人の課題を解決することで、その他の人の課題も解消されるかもしれない(ユニバーサルデザイン)。
大人の場合、行動を「能力」として捉えがちだが、「特性」と再認識することで、困難さを克服できるかもしれないと思った。
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問題行動を掘り下げて根本になる理由を探す、という考えは参考になる。
漫画でわかりやすいけれど、結局どうしたらいいの?という気持ちになる。
いろんな種類の障害がある。それに気付ける親になりたい。
話をきかない子は聞く力が弱い可能性がある→聞こえないとかではなく一度に何語も処理できない
など、できて当たり前の大人ではなかなかできない発想
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読みやすくわかりやすい入門書。
どこかで、精神科が絡むような教育関係の本はイラスト化したほうがいい、という情報を得た。
イラストにしたほうが文書のみより、読み手に与えたい情報を深く強調することができる気がするし、さくっと読めるので負担が少ない。通勤のお供になりました。
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具体的な支援方法も書いてあるが、つまるところの「困ってる子の背景を考えよう。その子にあった支援を考えよう。」ということ。【困った子】は周りを困らせる子ではなく、周りの環境に合わせられずに困っている子のこと。教師は一人ひとりを見取る力やそれを解決する知識が必要。当たり前だけどこれが一番難しい。最善を見つけるために、やっぱり学び続けなさいってことだと思う。
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整理整頓が苦手、
すぐに被害的になる、
よく嘘をつく、
人の気持ちがわからない、
行動が遅いなど様々な
グレーゾーンの子達がいる。
子供たちの考えや背景を見極め、
個別の対応が必要となる.
マズローの5段階説。
やる気は自己実現の欲求
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とてもわかりやすかった
自分の子に当てはまるケースが複数あったし、実践できる対策もきちんと紹介されていた
できればもう少し対策の詳細が知りたかったがコミック形式ではこれが限界だと思う
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子どもたちの「困った!」がどこから来てるものなのか…
ただ単に努力だけでは解決しないこともあるし、本人は頑張っているのに、どうしようもないこともあるんだなぁと考えるきっかけになった。
それを踏まえて、周囲の人達がどんな関わりをしていくのかが要なんだなと思った。
言うのは簡単だが、実際に行っていくには子どもと向き合い、その子の出来てる所を見極めつつ関わっていくことが必要なので、簡単なことではないなと思う。
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「こういう子どもの問題行動も実は発達障害なのかも」と気づくきっかけにはなると思う。ではどうしたらいいかという対策や支援については少ししか触れられていないので結局はプロによる診断や療育等をうけなければならない。この本のように教師が気づいて積極的に支援してくれるというのは稀なので(発達障害の可能性を指摘するのはトラブルの元なので学校側も口にしたがらない場合がある)、問題行動があるなら家庭で気づいて専門機関へ相談しないといけないだろう。
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以前から気になっていた本。
本書は「漫画でわかる」とあるように、困った子とされる困っている子供について、
それぞれ10ページ程度で漫画による解説がなされている。
子供が見せる、なぜそんな困った行動をするのか、ということについて簡潔に書かれている。
対象はずっとぼーっとしている子、指示が通らない子など、いわゆる「問題児」だが、表出しているのは本人の困りごとの一部に過ぎない子がよくわかる。
具体的にどのような関わりを持っていくべきか、ということに主眼を置きたい場合は物足りないが、入門書としてはとてもわかりやすい。
どのような指導をしていくのか、これはケースバイケースであり、根気もいるし、指導する側も一人で立ち向かうには荷が重い。
だが、子供たちのそれぞれの特性を理解した上で指導にあたるのと、知らずにあたるのとでは対応方に違いが出る。
教育者、また養育者はぜひ手に取ってほしい。
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発達障害やグレーゾーンの子の理解の入門編としては分かりやすくて良かった。
漫画なのでサクサク読めるし、内容も頭に入ってきやすかった。
どのような支援が必要かということも簡単に紹介されているが言うは易し。実際はそこから紆余曲折があるのですが、それは他の専門書に、ということでしょうか。
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・自信をつける、自信のない子
「その子のいいところや強みを見つける」「得意なところを見つけてそこを伸ばしてあげる」「褒めて自信を持たせる」「役割を与え活躍させる」
↓
・どこに原因があるのか、その背景をしっかりとみつけ
・その原因を改善するためにどうすればいいのか
・自信がもてない⇒不適切な「考え方の問題」
・人の気持ちが分からない、すぐにきれてしまう、感情の起伏が激しい、感情表現が苦手、気持ちの切り替えが苦手、忘れ物が多く、整理整頓が苦手、行動が遅い。
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後書に、『ケーキを切れない飛行少年たち』で言ったことを正確に読み取ってくれない読者が多々いたので漫画シリーズにした、と書いてありました。確かに、『ケーキ〜』では題名の「非行」という言葉につられて、読む前から内容を頭の中で決めつけてしまった読者がいたかもしれません。その点では今回の漫画は非行をまだ犯していない小学生の「子どもたち」を指導する先生たちの目線で内容が展開していくので誤解されにくいと思います