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今更レビューらしいことを書くまでもない。
AIが出てきたときに、どうすれば仕事をして稼げる人間になれるのか。ただそれを知るための本。学生向けがメインだが、大人も読んでおいて損はないだろう。書いてあることができるようになられば、きっと社会でも強くなれる。あとは心の問題になってくるだろうなぁ。
文庫版のエッセイ(著者は違う)が普通に面白い内容だったので、それのためにおすすめできる。
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眼から鱗!というような本ではなかったです。
しかし、20歳で成人ではなく、平均寿命を加味して40歳を成人として考えるべきという主張は少し面白いなと感じました。
また平均寿命がどんどん伸びる中で、いかにして人生を有意義に、豊かにしていくかは20代の頃から考えることも重要だと思いました。
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『10年後、君に仕事はあるのか?』(著:藤原和博)
付箋部分を抜粋します
・現実の社会では、この選択肢のことを「仮説」と呼びますが、実際には「イ、ロ、ハ、ニ」のすべてを自分で設定する
必要が出てきます。誰かが必ず与えてくれるわけじゃない(p65)
・正解な会社なんて、あるわけないじゃあないですか(p66)
・この研究では「メロスは走っていなかった」と結論づけているのですが、実社会が必要としているのは、このような常識
前例、決まりごと、風評、神話に疑問を持って、根底からそれを疑い、新たな仮説を提示できる人材です(p69)
・たとえば、「公民」の授業でいくら政治・経済・社会の知識をインプットしても、自動的に生徒のなかから「意見」が
アウトプットされたりはしません。知識を貯め込んでいけば、いつかコップから水があふれるように、意見というものが
あふれ出てくるだろうと勘違いされている先生もいるようですが、それは違います。意見が言えるようになるには、何度も
何度も繰り返し、意見を聞かれる練習が必要なんです(p84)
・「大きいことはいいことだ」「安いことはいいことだ」と、正解が多かった成長社会とは異なり、正解がなくなっていく
成熟社会では情報編集力の重要性が増すからです(p88)
・人は動機づけられないと動きませんが、うまい動機づけができている組織は、人事が戦略的だと言えます(p119)
・先生たちの「学のが好き!」というオーラが、波動のように子どもたちに共振していく。教育とは、伝染・感染なんだと
思うのです(p154)
・人柄を高め、クレジットを蓄積しようとするとき、何が基本になるか。それは、①挨拶ができること、②約束を守ること
そして、③人の話が聴けること、でしょう(p163)
・信任の高い人物には応援団がつくし、資金的な援助も得られるでしょう。何より、ネットワークが川となって、流れる水の
ごとくにエネルギーが集まってくるからです(p164)
・「稼ぐ」というのは何も巨万の富を得るとか、えげつなく儲けるという意味ではありません。「稼げる大人」というのは
経済的に自立していて、きちっと税金を納め、社会に貢献している社会人という意味です(p194)
・50代までは面積の大きさが大事でしたが、60代からは体積を大きくしましょうということ。上下の高さは「哲学性と美意識」
を表現するのかもしれません(p223)
・収縮する成熟社会のトレンドは、今後10年、15年変わらないでしょうから、企業同様に、個人にもリストラが必要なのです。
その際の合言葉は「捨てる、止める、避ける、断る、逃げる、減らす」です(p230)
・なんのためにお金は必要なのか?それは「自由に生きるため」だ。これを「経済的独立(ファイナンシャル・インディペンデンス)」
という(p298)
・ひとはみんなから「スゴイね」「カッコイイね」と憧れられたり、「君のおかげで助かったよ」と感謝されることで大きな幸福を
感じる。これは数百万年の人類の進化のなかでつくられた「仕様」なので、たかだか一万年程度の歴史しかない「お金」とは
影響力がぜんぜんちがう。ひとがほんとうに望んでいるのはお金ではなくて、他者からの名声や高い評価=承認なのだ(p300)
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修正主義、先例主義、事あれ主義。正解を求めるんじゃなくて、その都度修正して仮説を立てて進めていく事。それによって力がつく。
それプラス、基礎的な知識はあると説得力があがあるからつけ続けないとな。
競うより、誰もしないことを。ある分野でプロになればいい。何をやるかより、それをやると決める覚悟が大事。
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50歳を前にして、これから社会に羽ばたく世代がどのような社会で働くのかということがタイトルから気になって選択。著者のユニークな経歴も影響を受けた。
社会の環境がネットとAIが中心となること、その中で必要な3つの能力、正解がない中でどういう答えを出すか、機長性の重要性など興味深い内容だが、多くは自分が今まで思っていることと同じ方向性であった。しかし3つの能力は的を得たことだと思う。
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引用
人が本当に望んでいるのはお金ではなく他者からの名声や高い評価、承認なのだ。
好きなこと、得意なことで「自分らしく」生きることで、たくさんの評判を獲得できる。
これは素晴らしいことだけれど、逆にいえば、自分らしく生きられないなら、幸福な人生も手に入らないということだ。
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未来を生きる子供達(中高生)に向けて書かれているので、未来を生きる大人たちにとってもすっと入ってくる。
リテラシーについての解釈も、やわらかく、少し不意打ちされた感覚。
自分の今後について考える一つの切り口になるし、子育てをすることがあれば参考にしたい。
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正解のない、不透明なこれからの未来の中で生きていくには、たくさんのことを経験して、情報編集力を身に付けることが大事。 最初は興味深い話がたくさんあったが、途中からつまらなくなった。
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自分をレアカード化するというのは面白い考え方だが、Chat GPTも出てきて、人間が強みとなる創造力を担う仕事もかなりがっつり削られることになると、どうなるのかなあと思う。改訂版が必要になるのでは・・・?