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久しぶりに、ジーンとくる素敵なエッセイを読んだ。
エッセイのほとんどが家族との出来事で、とても愛に溢れている。
日常を面白おかしく綴っているから時々クスッと笑えて、ほっこりして、読後は心温まっている。
挟まれている写真も素敵すぎるほど。
日々の出来事や自分の気持ちを、自分の言葉で分かりやすく伝えることができる著者のこれからがとても楽しみ。
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ひと言で表すなら、
「岸田さんちの家族と愛と人生と」
とにかくテンポがいい!
いつの間にか文章を読むスピードが速くなったかなと感じるくらい、ポンポンと読み進められる。
文章の書き方ひとつでこんなに違うもんなのかと思わされた。なので、自分の時間が少ない主婦や仕事で忙しいビジネスパーソンにもおすすめできる。
とにかく気楽に手に取ってほしい。そんな本。
そして、読み始めたら、もうあっという間。
岸田さん一家のバラエティに富んだ人生を垣間見ることができる。笑いあり、涙あり。だけどなんだかんだで暖かい。
家族とは、なんだろ?
こんなに楽しめるもんだったっけ。
なんだか…
あれ、
涙が止まらない…
それぞれの家族の社会との付き合い方から、大切なものを思い出させてくれる一冊。
ぜひ、エッセイなんてと思う人にも読んでもらいたいほど素敵な作品。
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人間って、やっぱいいな。
他の本では中々得られない読了感を手に入れることができた。
うん、本当に得られない。
喜怒哀楽の感情を全部ギュッと詰め込んだ一冊。
それが読んでて伝わるし、その言葉ひとつひとつがリアルで生きた言葉。
だから、その喜怒哀楽がギュッと伝わって、人間らしい感情を思い出させてくれる。
人間って、やっぱいいな。
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とにかくやさしくて面白くて可愛くて素敵な文章。
たかのてるこさんやさくらももこ先生の本を読んだ時と同じく、読み終わったあとに「あぁ、いいものを読んだ…」が込み上げてくる。
家族だから必ず愛したり助け合ったりしなければいけないものじゃなくて、家族が岸田さんにとって自ずとそんな存在であること、それ故のエピソードにぐっときたり大笑いしてるうちにあっという間に読んでしまった〜〜〜
岸田さんの本が出たらぜひまた読みたい!
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ちょっとじんわりしたり、笑いを堪えてニヤニヤしてしまったり、堪えきれずに声に出して笑ってしまったり、自分のことについて考えたりした時間だった。
夜勤明けに読んだのに、びっくりするほど眠くならず、気づけば最後まで一気に読んでいた。
なかには、noteでもうすでに目を通してた話もあったのだけど、流し読みはできずに、というより気づけば全部しっかり読んでた。
この人の文章好きなんやなあって思った。
岸田奈美さんがいつか、創作の小説書いたらぜひ読んでみたいな。書きたいと思うんやろうか。どんなものが出来上がるんやろう。とちょっとわくわくした。
最後のほうの、幡野さんが撮った写真がひっついてあるのがすごく好きだった、めっちゃいい写真で、岸田さんや岸田さんの家族さんがすごい気に入ってる写真なんかなと思った。
あと、いつも岸田さんの文章を見て思うのだけど、たぶんこの人めっちゃすごい。単純に能力異様に高すぎる。もともとすごいと思うのは失礼やと思うし着実に身に付けてきたからなのやろうけど。
本に詳しくかかれてない、たぶん岸田さんの中で文にするほどでもないと思ってる経験がめちゃくちゃ積み重なってる人なんやと思う。それがそのぶんめちゃくちゃ異様に高い能力になってる気がする。知らんけど。
やのに、岸田さんは凄い人じゃなくて、岸田さんの家族も岸田さんも、一緒にいて幸せな気持ちになれそうな、ただの人間なんやなっていうのが滲み出てる気がする。
それがすごく、居心地いい。
総じて、好き。
衝動買いしてよかったなあって思った。
あとがきの、好きな自分でいられることが大事やとはつくづく思ってるのだけど、未だにどうすればいいのか自分の答えは見つかってない。
やから、10年後にこの本を読んだ時に、細かな感じ方は変わっていてほしくても、好きな自分でいれてるなあってあとがき読みながら思えてたらいいなあ。
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言葉のチョイスが面白くて、一瞬でファンになってしまった。それも同い年!苦労した分なにか得られることってあるよね。
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家族ものは食わず嫌いだったのだけど、この方のTwitterが面白いのと、ご家族がユニークなようで、興味惹かれ読了。
想像できないくらい大変な経験をしているのに、こんなにも楽しそうに表現できるのは天性の資質だと思う。
タイトルが、岸田さんの優しさと鋭さを表しているようでとても好き。
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ダウン症の弟、車椅子の母と暮らすエッセイ。
幸せは自分の心が決めるという言葉が腑に落ちるエッセイ集。
岸田さんの明るさ、強さに勇気をもらう一方眩しくて辛くなる人もいるかもしれない。
文章が軽快で、あっという間に読めてしまう。
重い話題だからこそ、彼女の文体がとても良い。
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お父さんは急遽し、お母さんは下半身麻痺により車椅子生活に、弟さんはダウン症という家族をもつ岸田奈美さん。
そんな岸田さんが綴る、笑えて泣けて、考えさせられて、心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセイ。
いや〜〜よかった!
岸田さんの家族への愛が温かくて。岸田さん、弟の良太くん、母上様に会いたくなりました!いや、必ずいつかお会いしたいなあ。
あとがき読むまで気づかなかったけど、この本のページ文字は弟の亮太くんが書いたんだって。文字は書けないけど練習したんだって。すごいなー。
読んでよかったです。
この本に出会えてよかった。
これからも岸田奈美さんに大注目。
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もうタイトルから泣ける。
父を過労死で亡くし、母は病気から車椅子ユーザーに、ダウン症の弟は知的障がい者。
そんな彼女の周りには、それはもういつもとんでもないハプニングばかりに囲まれてて、でもとても温かい繋がりに溢れていて。。恐らく家族から惜しむ事のない無限大の愛情を注がれて育ってきたから、周りにも無制限に愛情をばら撒ける人なのだろう。
本が出たタイミングが、自分がたまたま出産したばかりで、自分の家族や旦那氏の家族とのつながりをとても感じる時だったこと、これから夫婦と双子ズとの新しい家族を作って行こうとしている時だったからこそ、より一層胸に響くものとなったと思う。
ナンバリングが本当に手書きで一枚一枚弟くんが書かれたように見えて、めくるページがとても温かく感じられる。
泣きながら爆笑する、というなかなか貴重な体験が出来る一冊。
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この方のnoteを読むために、何年か前かにnoteに登録した。長い間、こっそり(隠していないが、公にする場面もなかった)ファンだった。言い回しや使う単語が面白く、岸田さん監修の広辞苑や慣用句・ことわざ辞典が欲しいと思っていた。
こちらの本は、岸田さんの家族への愛が、家族からの岸田さんへの愛が詰まっている一冊。
そして、そのお互いの矢印だけではなく、徐々に岸田さんが岸田さん自身を愛していっているようにも感じられて、まんまるい家族だなぁ、と理想の家族像を勝手になすりつけている。
私も、まんまるい家庭を築いていきたい。
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優しさについて想いを馳せた。
私は常々、優しい人間になりたいと思っている。相手を受け止め、包み込みながら、しっかりと相手の立場で想像し、見返りを求めない、そんな優しい人になりたい。
けれど、現実の自分はそうではない。最近は特にそうだ。仕事の不出来な後輩に対して苛立ちを感じるし、ちょっとした言葉にトゲを感じて奥さんに対してキツめの言葉を漏らしてしまったり、バスで横に高齢の方が乗ってきた際スムーズに声をかけれなくて目を瞑ってしまった。
岸田さんのことは知っていた。Twitterでよく話題に挙がってくるし、面白い文章を書く人だなと拡散されたnoteの記事を見て思っていた。最近、本を出版されたこともTwitter経由で知ってはいた。
本屋でそれとなく手に取ってみた。はじめに、を読んで心奪われた。軽い明るい文体の中に混じる、切なさ、同時に世界を肯定していこうというかのような強い意志のようなものを感じた。一つ一つのエピソードも同様だった。切り取り方によっては、とても悲しい描かれ方になってもおかしくない中で、それでも世界を肯定しよう、一人ひとり、自身の好きな人達を通じて世界は木漏れ日のような明るさにも満ちているんだよ、そんな想いを伝えてくれようとしているような気がした。
そして、あとがき。他人に優しくできているときは、好きな自分でいられているとき。そんな文章に心震えた。自分のことを肯定できるからこそ、見返りがなくとも愛を分け与えることができる、と。そして、自分を好きになるために、好きな自分でいられる人との関係性を大切にしていくことが重要とも。
改めて最近の自分を思った。自分を好きになれてたかな?好きな自分でいられる人たちとの関係性を大切に愛でることが出来てたかな?まずは、その問いかけに100%イエスと答えられるように。もしまた自分に迷いがでてきたら、またこの本で立ち戻りたいな、そう思える本でした。
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バリアバリュー。
私自身も物心ついた時から左耳が完全に聴こえないけれど、だからこそ嗅覚が敏感になった。だからこそ視野を拡げて周囲の変化をいち早く察知するようになった。
障害は価値に変えられる。
もうずっとこの耳と生きてきてわたしにとっては当たり前になってる欠陥部品ではあるけど、これからも変わらずわたしの一部なので、なんだか少し自信を持てた。
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「読んで良かった」と思える本。
何事も面白くとらえることができる事を、亡き父に感謝する作者。
喜怒哀楽、複雑に膨れ上がる感情を、ユーモア溢れる文章に仕上げた素敵な作品。
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岸田奈美さん、素直で、人を前向きにさせてくれる力を持った影響力のある人だと思う!
え、この人まだ20代なの!?と関西のおばちゃんのような口調と行動力にびっくりしたw