投稿元:
レビューを見る
圭介の生い立ちが壮絶だった。
過去と現在が行ったり来たりするが、徐々に真実に近づいていく感覚ごおもしろい。
引き続き下巻にも期待。
投稿元:
レビューを見る
上下巻の上巻。ある程度こう収束していくのだろうという予感はあるが、下巻での展開が楽しみである。
将棋を題材にしているが、細かな戦法とかが出てくるわけではないので、将棋を知らなくても楽しめる。昨今の将棋ブームで将棋に親しみを持つ人も増えてきているので、とっつきやすい作品かと思う。
投稿元:
レビューを見る
現在と過去の話を行き来しながら物語が進んでいく構成で、一つの章が短く、読み出したら止まらない。過去編は切なくて泣ける。山中から見つかった遺体は誰なのか、推理しながら読むのが面白い。下巻を一刻も早く読みたい気持ちでいっぱい。
投稿元:
レビューを見る
高価な将棋の駒を抱いた白骨遺体の発見で事件の幕が開く。特例でプロ棋士となった上条の小学生時代からの不幸な生立ちが同時進行で物語を形作っていく。読み進めていくと遺体の主や犯人が絞り込まれ……上巻は、埼玉県警(という設定が渋い!)の石破と佐野が遺体と共に発見された名駒の行方を追う活躍が光る。
投稿元:
レビューを見る
柚月作品、期待して読み始めました。まだ、上巻を読み終えた段階ですが、面白い。将棋については、それほど詳しくない自分ですが、十分に期待できる作品です。これから下巻一気読みです!
投稿元:
レビューを見る
読み始めたら止まりませんでした。
下巻も一気に読みます。
どんな展開になるのか分からず結末が気になる!
それぞれの人物の人生模様もそれぞれ特徴的に描かれており面白い。
投稿元:
レビューを見る
上下巻、ほぼ一気読みだった。
壮絶な将棋人生を体感できる素晴らしい作品である。
主人公桂介、恩師、父親、重慶について、過去と現在を行き来しながら、丁寧に描かれていて、ぐいぐい引き込まれてしまった。最高でした。
投稿元:
レビューを見る
母から借りた本
上下巻の大作なので読み始めるまで躊躇がありました…が、柚月裕子さんなので面白くないことはないだろうという安心感はありました
・
平成6年、埼玉県山中で身元不明の白骨自体が発見された
何の手がかりもなかったが、一つだけ、名匠の将棋駒が一緒に埋められていた
担当になったのはかつてプロ棋士を志した新米刑事佐野
そんな時、将棋界では異例の転身で世間を騒がせていた天才棋士上条が世紀の一戦に挑もうとしていた
・
昭和46年、長野県諏訪市の元教師唐沢は偶然小学低学年の少年と出会う
その少年に将棋を教えているうちに天性の才能があることに気付く
少年は親から虐待されていて満足な生活ができていなかったが、やがて奨学金で東大に通うことが決まり、諏訪市を出ることになった…
この少年が平成6年、将棋界を騒がせている上条だった
というところで下巻に続きます
・
平成6年と昭和46年のストーリーが交互に描かれています
将棋で繋がっているのだろうことは分かりますが、どこでどうこの2つのストーリーが繋がっていくのか…
後半になるにつれ、少しずつ繋がりが見えて来て面白さのあまりページをめくるスピードがどんどん早くなりました
下巻が楽しみ〜♪
2021年初の作品として最高の滑り出しです
投稿元:
レビューを見る
上下巻まとめてのレビューです。
真相に迫っていくストーリーに惹かれるようにページを進めた。
桂介と唐沢との温かい交流や父親を断ち切れない思いを描く上巻と、東明との暗の世界や父親への憎悪を描く下巻と、その違いに戸惑う面もあった。
トリックもない重厚な人間模様を描くミステリー、すっかり楽しませていただきました。
投稿元:
レビューを見る
不審死を追う二人の刑事の捜査と平行して語られる犯人のルーツ。細かすぎるディテールの説明でテンポが悪いが、より情景が伝わるので、ある適度端折りながら読み進む。並行するストーリーが交わりつつある所までの上巻。
投稿元:
レビューを見る
謎が明らかになっていくミステリーというより
一人の男の人生が徐々に浮かび上がってくる壮
大な人間ドラマです。
異端の天才棋士に隠された過去。まるで松本清
張の「砂の器」のように、栄光の裏に秘められ
た人生は、読む者の涙を誘います。
すざましいほどの魂のぶつかり合いを感じさせ
る一冊です。
投稿元:
レビューを見る
時間,人物,空間をオムニバスに並べ,それが段々と一つの物語に収束していく手法で,主人公の為人を多角的に描写する.上巻は,為人の描写と後半への布石のための種蒔き的要素だが,確かに後半に引きずり込む引力が知らず生成されている.
投稿元:
レビューを見る
2018年の本屋大賞2位だった作品です。将棋が題材のミステリーになります。
将棋に関してはど素人の私ですが、問題なく楽しく読めました。物語の中心の上条の生い立ちがとても哀しいもので情が移りましたし、それがどこで事件とつながってくるのかワクワクも感じました。
上巻読み終わったら下巻へ一気読み必至です!
投稿元:
レビューを見る
上条佳介に魅了され、胸が熱くなる。
殺されたのは誰で、駒の意味はなんだったのか…。
下巻を読むのが少し怖い。
投稿元:
レビューを見る
(上下巻あわせての感想です)
上巻では山中で遺体とともに発見された名匠の将棋の駒を追いかける刑事コンビのパートと、親から虐待を受けた少年を見守る老人の(20年以上過去の)パートが交互に現れます。下巻では成長したその少年と天才真剣師(賭け将棋で生計を立てる人)との不穏な繋がりをメインに据えつつ、現代(実際は平成6年)に物語が進むという構成のミステリー作品です。
世間的にはかなり高い評価を受けている作品のようですが、ごめんなさい、私にはイマイチでした。読んでいて突っ込みどころ満載、傷だらけ穴だらけの設定が気になって気になって、せっかくの重厚な人間ドラマが色褪せて見えたというのが正直な感想です。
いくつか例を挙げると、刑事が事情聴取をしている時に内部情報をぺらぺら口にするとか一昔前の安っぽい刑事ドラマかよという感じがしますし、容疑者の父親も真剣師の男も造詣が類型の域を出ない印象。東大に入ったくせにゴッホのひまわりを知らなかったというのはどうなんでしょうか。終盤の対局のラストのアレは目を瞑るとしても(私は脱力しましたが)、そもそもそこに至るまでの対局の描写はかなり将棋に詳しくないと楽しめないのでは(みんな流し読みしてるのかな?)。また文庫版では上下巻あるのですが、かなり冗長な印象で、物語としてさほど必要なさそうな展開が多いのも気になりました。