続編も楽しみです
2022/09/23 11:00
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は2009年の日本、今後のハゲタカの動向も気になります。このシリーズは非常に読み応えがあるので、今後のストーリーにも期待しています。
どうして鷲津が首都電なんかを
2021/01/28 23:43
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は原発事故のことが多く、イライラする展開だったが、下巻の半分辺りからようやくハゲタカらしい,速い展開で胸のすく内容だったが、これまでより、こんなに都合よくアメリカからの情報などが鷲津だけに入るのかという感じが強かった。
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最終的に鷲津は首都電力を奪取した。それまでの過程は本当現実の日本の政治家、官僚、電力会社のトップの傲慢さ、逃げ腰、全てをあらわしている。しかし最後にそれからどうなるがないので、どうなるの?と言うところで終わるのは不完全燃焼。結末まで至るところはスリルがあって良いんだけどね。。先回読んだオペレーションZもそんな感じだったなあ・・・
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相変わらずのかっこよさ。
ゴールデンイーグルはたまりません。
しっかりとした自分のルールがあり、
それを周りに、そして自分も従い
決してブレない。
難しいことですね
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東日本大震災で、国民の信頼を失い、株価は大暴落して紙くず同然になるのも時間の問題、、、という首都電力、ひいては日本を買い叩く鷲津さんの話。
原発の記述の緻密さの裏に、真山さんが何度も取材を重ねたことが伺えた。
紙くず同然状態の企業のどこに魅力を感じるのか?
最後の逆転劇が見物でした。
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3月11日の頃に読み終わりたかったのだが、結局間に合わず。
文中は仮名で出てきてはいるが、原発事故の様子や電力会社の対応はまさに10年前の今頃を反映しているので、どうも読んでいてしんどくなってしまったし、今回は爽快感よりも現実もこうなんだろうなという幻滅感が先に立ってしまった。しかし鷲津さん、どうしてそこにいるんだよ、と最後まで読み終わって突っ込んでしまったしなあ。こういうところをよく読み込んで、10年前からさらに悪くなっているこの腐った社会の魑魅魍魎に立ち向かうかを考えなきゃいけないんだなあ。
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ハゲタカ シリーズ5弾の後編。
東京電力の様な架空の会社をどう買収するか。霞ヶ関の役人、大物政治家、経済界のドンを相手に買収劇を繰り広げていく様が堪らない。
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あれから10年の今、この本を読むことができて本当に良かったと思います。
あの時、この国は最悪の対応だったとは言えないかも知れませんが、この本の主人公の様な人がいたらもう少しマシな今があったと確信しました。
あれからこの国は酷くなる一方です。つい先日も、原発事故の自主避難者が損害賠償請求をしている裁判で、国は「自主避難などする必要はなく、自主避難をしている人に賠償をすると放射能汚染がまだ続いていると言っているのと同じで日本の評価が落ちる」などととんでもない陳述を行い、賠償を拒否しました。
原発が爆発したあの時、今まで自民党政府が言ってきたことは多くが嘘だったと暴かれました。敗戦時と同じように、国民が正しいと信じさせられていたことが全て嘘だったと我々の常識はひっくり返されました。それなのに何も変わらないこの国。コロナ禍の中でさらに驕り高ぶり腹黒くなる一方のこの国の政府。全て忘れてしまったかのような国民。未だに保身と利権だけが目的のこの国の中枢。国民の命よりお祭り騒ぎと利権団体擁護が大切な政権与党。私は原発全て廃止すべきと考えていますが、鷲津氏に開闢以来学習するということを理解しないこの国をバイアウトしてもらい、永田町の年寄り全員を老人ホームに閉じ込めてもらいたいと心から思います。
著者は東日本大震災の数年前に原発事故をひとつのテーマとした小説を書いており、深い見識に敬服していました。ハゲタカシリーズは勿論ですが、震災をテーマに多くの本を書いていただいており、これからも読み続けていきたいと思います。
「自主避難者は日本の評価を下げるのか 国の論理に仰天」朝日新聞デジタル
https://ml.asahi.com/p/000004c215/9033/body/pc.html
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久しぶりのハゲタカシリーズ。
原発事故から10年が経ち、改めてあの日を思い出す良い機会になった。
話自体は痛快、もちろんご都合主義的な場面もあったが、鷲津が難局をもろともせず突っ切って終わる最終局面は気持ちいい。
現実でもそうだがトラブルが起きた際に最も良くないのは俯瞰的に物事を見ず、自身の保身だけを考える人。そうはなりたくないと感じた。
自分が金融に携わる契機になったシリーズであり、今もこの道は間違いないとも思わせてくれる。
次作品ははコロナ禍を描いて欲しい。
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上巻の勢いそのままに、どんどん読み進めてしまう。当時の民主党政権の対応とイメージを重ねつつ、原発について遠い昔の他人事のような感覚になっていたことに自己嫌悪。
後半だいぶ早足に感じたが、総じて満足。
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官邸は迷走、首都電が責任回避に奔走。原発メルトダウンの危機は確実に進行する。再生か、解体か。鷲津が下す驚愕の決断とは。(e-honより)
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ハゲタカシリーズ、電力会社買収編。全作品の中でも、最も主人公鷲津の人間味、というか人間らしからぬ部分と人間味との本心かどうかさえ読者にも読ませない展開が非常に面白く、また過去の登場人物が揃う点もファンにはたまらない展開。電力会社特有の構造と、政治、さらに未曾有の大震災とその対応など、現実ワールドで起きていたこともかなり想像される展開でシリアスさも経済小説ならではの面白さ。チャプターごとに読ませながら、接点を作っていく流れも面白くてどんどん先へ進みたくなっていく。二回目なのに、やっぱり面白い。
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原発事故を題材にした長編小説。東日本大震災での福島第一原発事故においての政府、電力会社の言動と合わせて読み進む事で色々と考えさせられた。それと同時に原発の怖さを改めて気付かされた。
カーボンニュートラルが言われる今、再考の余地があるのか?
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ハゲタカシリーズ本編第5段下巻。
東日本大震災後の東京電力もとい首都電の買収を争う話。
国家と巨大企業と鷲津が謀略を巡らせていく壮大なストーリー。
フィクションではあるが史実に近い内容で、すごくリアル。500ページを超える長編だが本作も一気読みしてしまった。
次回作これ以上スケールの大きい話なんて世の中にあるんでしょうか。宇宙とか?
想像膨らませながら楽しみにしています。
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福島原発事故の解明に設置された国会事故調の委員長を務めた黒川清氏の「規制の虜」、門田隆将氏の「死の淵を見た男」で福島原発に関する書籍を読んでいた事が予備知識となり、政府、官僚、政治家、東電そして鷲津率いるサムライキャピタル:投資ファンドのノンフィクションの要素も含んだハゲタカシリーズ、今回も読み出したら止まりませんでした。
今回は企業買収のストーリー以上に、原発を含む日本のエネルギー政策に係る社会的課題にも踏込み、また責任の所在を曖昧、うやむやにし、本質的な課題より体裁を重んじる日本社会の特性が随所に描かれており、非常に考えさせられる内容でした。
電気、ガス、水道、交通や通信といった生活基盤を支えるインフラは、日本は津々浦々整備されているし、安定的に共有されて私達は当たり前のようにサービスを享受している。
一方でこのような生活基本盤を支えるインフラ産業が特殊な企業として政府、官僚、政治家との関係を保ちつつ企業価値を維持しているのであれば、株式市場に上場していることに違和感を感じる。
福島原発から10年が過ぎ、あの衝撃と生々しい記憶が薄れていく中で、こうした社会経済書籍で描かれることで、読み手に多くの気づきを与えてくれる。単に読み物として面白い以上の価値があると思う。