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紙の本
人が「生きる」意味とは。
2021/10/30 16:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の「はじめに」で、著者による詩が出てきます。回文ではありませんが、その詩を通読した後、今度は終行から逆読みして下さい、との指示があります。『世界が変わります。』と書かれていましたが、確かに驚きでした。
在宅医療という立場にいる著者が本書で最も訴えている内容は「傾聴」です。「聞く」ではなく、「聴く」です。「私が」相手の話に耳を傾けるのではなく、「相手が」話す内容に耳を傾ける訳です。相手は何かをして欲しいのではなく、寄り添って欲しいということ、この点をしっかりと捉える事がポイントだというものでした。
余命宣告を受けた人、生きている価値が無いと嘆く人、生きがいが無いという人、生きているいる感覚が無いという人。これらの人にも「生きる」意味がある、生きている間にやらなければならない事がある・・。それは、苦しんでいる人たちの伴走者になるという事。人としてこの世に生まれた以上、それ自体が意味を為していると、改めて痛感しました。
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