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大半は悲観的な予測ではあったものの、楽観的なものはスマートフォンの台頭のように予想がつかないため仕方ないことだろう。
これらのデータをもとに悲観も楽観もせず、合理的にこれからの生き方を考えていきたい。
その上であらゆる選択肢を考慮して、日本でなければ生きられないといった思い込みも省いて世界人として考えていく必要があるのだろう。
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未来のテクノロジーをいかに予測し、活用できるか、また、関われるかが今後の人生を左右するのではないか(技術者志望だから)と感じているため手に取った。
当然だが、未来を生きる上で、政治に環境問題、今後の経済状況、懸念すべき事は多いが、これだけ複雑だと、結局予測なんてできないとも感じる(これまた当然)
というわけで、いかに"最悪"を想定し、楽観的に生きるかが、変化の激しい今後を楽しく生きるコツだと感じましたとさ!
悲観と楽観の共存ってやつですか?
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私の頭の中で未来というとGAFAM がどうなるかということばかりであったが、この一冊でいやいや他にも課題はあるよと、バランスが取れたように思う。
・通信速度がめちゃくちゃ速くなる。扱えるデータがめちゃくちゃ多くなる。それで色々便利になる。
・学歴が低くても、就職には困らないだろうから、子供には好きなことをさせてたほうがよい、(つい勉強しろって言ってしまうけど)
・マンションに価値はなくなる、大規模修繕にお金がかかりすぎるから。(うちのマンション、早めに売るか!)
・海の天然資源から太陽を作れる、核融合が実現?
・太陽光発電が成功するかどうかは、蓄電池にかかっている。そして、それは日本のお家芸。
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ハッとさせられる内容ばかりで、暗い未来が待っていることを知った。
1.テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする。
・空飛ぶクルマが可能になる。Uberで自転車配達している、という景色が変わる!
・コンビニ、スーパーは、無人になり、手の指紋で入場でき、商品を購入することが可能に?
・ガン治療が可能になったり、薬の処方の仕方や時間をAIが教えてくれたり、医療技術の進歩がすごくなる。医者の高年収というイメージ変わる?
2.年金、税金、医療費
・どんどん貧しくなっていく日本。老人だらけの日本。
借金、ぶっちぎりで世界一。収入より支出が多いから?社会保険料が増えてくのに、賃金が上がらない。
・退職金は払わなくても違法ではない。
・民間の保険には入るな!!!がん保険も要らない。というのも国民健康保険などの公的保険制度で賄えるから。
3.衣食住
・経済成長が起因して肉を食べる。需要が供給に追いつかなくなり、人工肉を食べる世界が来る。魚も同様。
・少子化によって、学歴の意味が無くなる。何ができるかが大事になる。
・シェアリングエコノミー、コロナ禍、、だけど、日本は生き残るためには必要な産業。
4.天災
・富士山の噴火100%起こる。
・バンコク2/3が水没てしまう。温暖化ぁ。
学んだこと
・世界の現状、日本の今を知り、知識を身につけることが大切であること。未来に対して、あまり悲観的にならない事。想像力を超えた現実には太刀打ちできないこと。!
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2040年という遠くない未来でも自分を取り巻く環境は大きく変わっているのだろうと実感した。テクノロジーの進化は今以上に早くなり、今後世界が抱える問題を解決するのもテクノロジーである。その中で生き残っていくためも環境の変化に適応できる人間になっていきたい。
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テクノロジーは世界を変える 歴史の普遍だが、現代はより切実
地球環境の問題、長寿高齢化の社会構築など、世界の問題に臆することなく、人類の英知と解決力としてのテクノロジー開発に期待
長期的戦略の必要性 エネルギー政策も「目標ありきで筋道なし」
社会保障費124兆円→190兆円 効率化と負担 IT活用
ピーク時期 生産年齢人口1995年 総人口2008年 ズレで吸収
→現実はアナログ 所得捕捉 データ・システム共有
地球温暖化 異常気象 食糧問題
「持続可能性」がキーワード
自然災害 大規模地震①東京直下778兆円②南海トラフ1,410兆円
生き残るためには、幸せになるためには、「環境に適応」する
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普段目の前の仕事に追われていると、こういう俯瞰的な視点で物が見れなくなってしまう。
視野が広がる良い本でした。
未来を悲観的に示すものも多くありましたが、こうして最悪を想定していれば、いざその時になって右往左往することはありませんね。
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個人的に面白かった要素。
・10年後には6Gができる。今の1000倍以上の速度!
携帯遷移は約10年間隔
・iot化 例 RFID、ユニクロ、@10
・自動運転は過度期。レベル2→3。2040年には3分の1がレベル3になる。
空飛ぶ車は少子高齢化日本には重要な役割を果たす。
・テレビと新聞は絶滅を辿る
・民間保険は入らなくていい
・就職に学歴は関係なくなる。子供には好きなことを見つけさせて、自分の人生を創造する後押ししてあげるべき。
・シェアリングエコノミー市場は拡大可能性がある
・衣服生産地が変わる。人件費高騰による中国から東南アジア、アフリカへ。
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衣食住・エンタメ・医療・環境と、あらゆる角度から20年後の未来を予測。幅広いだけあって1つ1つは深くはないし、多少の私見や悲観的に過ぎる部分もあると思う。
なるほど、な本。
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今から時代は大きく早く驚くほどに変化していく。アナログ人間なので、その変化に対応できるか不安になる。まぁ、その頃には高齢者の一人になっているし、退職金や年金が当てにならないから、結局はやっぱりお金貯めておこう。
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同時に読んだ2020と比較するとエッジが立っておらず目新しさはなかったが、日本という部分に着目している本なので、身近なところで色々と考えさせられることはあった。
まずは、教育
子供たちは大学まで行って学ぶことに意味があるのかどうか?
直近、自分自身も採用関連の仕事をする事があるが、キャリアを積んだ人の履歴書はやはり魅力的である。
これと新卒が戦うとしたら若さ以外の武器も欲しくなるが、なかなかそのような経験が大学で積めるかというとそうでもない。
よほどバックパッカーにでもなった方が語るべき経験は積めるはず
この辺りで自分の思考はループする
あとは、なんといっても少子高齢化対策
もう、景気対策なんかは全部やめて、少子化対策だけやれば大半の問題は解決するのではないかという気もする。
子供たちが増えるのは絶対的な善
金持ちだろうがそうでなかろうが、一律子育てのための金はばら撒くべき
大きな家もお金も、若い夫婦が子育てする時に必要なもの
難しい理屈は不要なのでばら撒きましょう
これがわたしの意見です
(本ではその様なことは言っていないです)
あと、南海トラフは確かに怖いですね
川に近いところに住んでいるので、引っ越そうかなと思いました(^^)
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【本書のまとめ】
1 2040年のテクノロジー
・6G
テクノロジーの根幹を担う通信技術。従来よりも通信速度が速く、情報伝達量が増える。屋内で何がどこに置かれているかを数センチ単位で把握できるようになる。自動運転やVRが日常的になるなど、低遅延と同時通信可能数の増大により、身の回りのあらゆるものがネットに繋がるようになるのだ。
現在、ユニクロの自動レジで取り入れられているRFIDは、電波を発するチップによってその商品の情報を管理するシステム。これが大量生産により低価格化されれば、あらゆる商品にチップが付随するようになる。賞味期限が切れそうな商品を管理したり、手に取って戻した商品を追跡したりなど、売場管理がよりスマートに変わっていく。
高速通信やAIの恩恵を大きく受けるのは医療である。コロナ禍と過疎化がオンライン診療を後押して、加えて6G技術により、家の中のあらゆる機器が健康状態に関する情報を24時間集めるようになる。
AIのおかげで、画像診断やケース診断が人間に比べて圧倒的に正確で早くなる。
・ゲノム編集技術
2012年に完成したクリスパー・キャス9という手法により、極めて簡単に、改変したい遺伝子情報の場所を特定したり、削除したり、置き換えたりできるようになった。がんなどの遺伝子変異にまつわる病気について、遺伝子治療の可能性が広がっている。
これにより、再生医療・ワクチン開発の研究が大きく進展している。
・電池
現在のリチウムイオン電池を、燃えず、小さく、2倍の電気が貯められる「全固体電池」へ置き換える取り組みが進んでいる。新電池を用いて、過剰エネルギーを車の蓄電池に貯めて、地域の電力事情を改善する技術開発が進められている。
・自動運転
LiDAR(レーザーの反射で対象との距離を測定するシステム)が導入途上にある。現在のミリ波レーダーに比べて小さな物体も検知できる。業務用お掃除ロボットやiPhone12のカメラにも既に使われている。
2 未来の経済
日本はこれからどんどん貧しくなる。
現在の政府債務残高はGDP比237%、IMF調査国中最下位なのに、これから少子高齢化がどんどん進展していく。
その一方で歳入は増えない。10年前に比べて社会保険料の負担率は、ひとりあたり26%増えているが、賃金は3%しか伸びていない。都心部だと、看護師が夜も常駐しているタイプの老人ホームは安くても月25~35万であり、年金生活だけではまかなえないだろう。
一時期「年金2000万円不足問題」が取りざたされたが、これは「預貯金が2000万円程度あれば、月々5万5000円程度の赤字が出ても、30年程度は無職でやっていける」ということである。
しかしながら、経済成長率が横ばいだと仮定すると、最低限満足するような年金を受け取るためには70歳まで働く必要がある。
日本では保険料の徴収漏れが多いが、それは税金の徴収が国税庁で、社会保険料は日本年金機構が管轄しており、調査に入った税務署員が保険料の未納を発見しても、年金機構と連携するケースはまれだからだ。年金機構も同じように調査に入っているため、二重のことをやっているのにもかかわらず、一本化しよう��しないのが現状だ。ちなみに、先進国のみならず旧共産圏でもこれらのふたつの機能は「歳入庁」として一本化されている。
現在徴収漏れになっている税金は5兆円~10兆円ほどとされており、これは消費税を2%~4%増額した際と同じ収益となる。看過できる額ではない。
また、2040年には退職金制度が破綻している可能性もある。そもそも、退職金は払わなくても違法ではないからだ。
退職金はもともと人手不足の高度経済成長期の中、「今は払うお金は少ないけど、退職時にたくさん払うから、長く会社に居てね」という終身雇用制度を担保する仕組みであった。勤続年数は退職金の額に直結するから、人々は一度入っても退職金が出るまでは辞めなかったのだ。
言うまでもないが、この雇用体系は現在見直しの過渡期にある。
3 生活環境
・食
今後途上国が経済成長をしていくにつれ、肉の消費が増えていく。環境に優しい肉を作るべく代用肉や培養肉の開発が進んでおり、同時に遺伝子組み換えの魚や昆虫食が注目されている。
・住
2018年時点で、全国のマンションの75%で、修繕積立金が国の目安とする水準を下回っているという。つまり、まともに修繕できるマンションは4件に1件しかない。マンションの建て替えには住民の4/5以上の同意が必要であるため、建て替えが検討されたところで実現が難しいのが現状だ。
建て替えどころか修繕や改修もおぼつかなければ、新しい入居者が来ない。そのまま居住者がいなくなっても買い手がつかず、空き家になるというケースが増えている。
このままいくと、資産価値が見込める一部を除き住宅の価値は下落すると考えられる。家もマンションも買わない方がいいだろう。
・その他生活環境
教育はオンライン化が進み、大学はより専門化が進む。企業の変革スピードが上がったため、より実務能力のある即戦力人材を欲しがっているためである。
持続可能性の意識の高まりから、シェアリングが増える。
4 環境問題
温暖化と食糧不足はもはや避けられない。
日本の人口は2008年をピークに減少に転じているのに、水害の恐れから田畑にもならなかった場所にまで住む人が増え続けている。
台風による水害はもはや予測不可能なレベルにまで異常化してしまった。南海トラフや首都直下型地震は、今後30年以内に起こる確率が70%程度ある。首都圏が機能しなくなり、日本経済自体がストップしてもおかしくない。
とはいっても、自然がもたらす危機に関しても、テクノロジーがある程度緩和してくれる可能性はおおいにある。これから20年先の未来には、今の光景とは違う景色が待っていることだろう。
5 筆者の主張
国を忘れよう。もう何十年も、「日本を変える」というビジネスマンや政治家がいるが、国は変わっていない。いつの時代も生き残るのは、優秀な人間ではなく、環境に適応した人間だ。優秀になろうとするのではなく、適応するための環境を知ろう。なるべく最悪な事態を想定しながら未来を知ることで、これからの時代をどう生きるかを模索するのがよいだろう。
【感想】
テクノロジーや経済や環境問題にまつわる時事ネタから、2040年���未来について語る未来予測本。
述べられているものはバックデータに少し乏しく、特に網羅的でもないため、他の未来予測本と比べて目新しい情報は無い。また、「住宅は買わない方がいい」や「NISAでインデックス投資をしろ」といった「それは未来予測なのか?」というカテゴリも多く含まれているため、タイトル通りの知識が得られることをあまり期待してはいけないだろう。
本書を読む際は、未来について知ることに使うのではなく、様々な分野の最先端の情報をざっと一読する使い方のほうが適しているかもしれない。
この本で一番面白かったのは、あとがきにある筆者の主張だった。
「もう何十年も、『日本を変える』というビジネスマンや政治家がいるが、国は変わっていない。いつの時代も生き残るのは、優秀な人間ではなく、環境に適応した人間だ。優秀になろうとするのではなく、適応するための環境を知ろう。」
なるほど、何とも言い得て妙だ。
未来予測関係のビジネス本にありがちなのは、「未来はどう転ぶか分からないため、生き残るためのスキルを身に着けておこう」といった自己投資理論がセットで語られることだが、この本ではそうした論調からは距離を置き、「努力なんか無駄だ」と気持ちよく言い切っている。未来に向けて加熱し続ける成長主義に待ったをかける、悲観論のような楽観論のような主張はかなり痛快で面白かった。
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厳しくも、今まで以上に変化と刺激に富んだ世の中になることはわかった。自分は割と前向きにやっていける気がする。問題は子供たちにどうやって生き抜く力を持ってもらえるかだと思う。まずは妻とレベル合わせしたい。
それと、この本に書かれてることを踏まえて、自分の勤め先、自分の住む地域、家族にどんな影響が及ぶ可能性が高いか、その予測される未来に対し対策を打つことが大事だと思った。
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未来予想系の本を何冊か読もうと思っていて、
ちょうどよいタイミングで成毛さんの書籍が出たので、
読んでみました。
そんなに一つひとつのトピックは深くない印象ですが、
幅広にまとまっています。
こういった本って、主にテクノロジーの進化などにページが割かれている印象ですが、
年金や医療制度、気候変動、災害などにも言及されており、
それはそれで勉強になります。
色々お先真っ暗間のある世の中ですが、
変化に対応するためには、
起こりそうな未来をある程度想定しておくことは
とても大事なのかと思いました。
そういった意味では、あまねく多くの人にとって価値のある本だと思います。
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暗い話も多いが、これが現実か。。
受け止めながら、自ら考える事の重要性を教えてくれる。そういえば今日も地震あったな