紙の本
短編、中編、長編
2020/12/13 19:01
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
初詣の話。
学校の七不思議の話。
鶴屋さんを中心としたミステリー話。
以上3作。とにかくミステリーが長い!!
ラブコメ→ぐだぐだな日常→
ミステリーの展開は、正直頭が疲れる。
言いたいことは分かるけど…
手法は分かるけど…
謎も全部分かっちゃったけど…
ハルヒ読者、ここまでコアなの読むかね?
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本編かと思えば短編集のような扱いだった。それでもハルヒが戻ってきたことに喜びを抑えられない。今後もがんばって書いていただきたい。
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相も変わらぬSOS団のメンバーの日常を描く。
・あてずっぽナンバーズ・・・初詣に出掛けたSOS団の面々。
突如起こったハプニングは、偶然か?それともハルヒの願望?
・七不思議オーバータイム・・・学校の七不思議をハルヒが考える
前に捏造しなくては!その騒動と顛末。交換留学生T登場。
・鶴屋さんの挑戦・・・ミステリ談議に花咲く中で届いた鶴屋さんの
メールは、挑戦状?旅の思い出話の中に潜むトリックを探せ!
参考文献有り。
時系列では『涼宮ハルヒの陰謀』のプロローグから繋がる、
というかキョンとしては忙しい案件解決の翌日の、超短編な
初詣の話。変わらぬメンバーの立ち位置にホッとする内容です。
続いて、2年生5月末、『涼宮ハルヒの驚愕』の後の短編な、
七不思議捏造作戦。古泉が愛称で呼ぶ事に拘ったのは『驚愕』の
出来事があったからかと、深読み。
最後は長編。2年生の梅雨の前の頃で、交換留学生Tもいる。
始まりから数十ページに亘る読者への挑戦状付きミステリ作品の
談議の後、鶴屋さんから挑戦状メールが届く。
複数のメールに潜む謎。叙述トリックの妙。裏にいるのは誰?
本格ミステリ賛歌な話かと読んでいたら、やはりSFな要素は
あるわけで、次回作品への期待に繋がります。オーパーツの件も。
個人的には、エラリー・クイーン関係がどっさりで嬉しかったです。
最後の、京都アニメーションへの言葉には、涙。
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こんなんだっけ?ストーリーの筋はほとんどありません。作者の趣味と知識を放出しただけ。あとがきのみ気持ちを感じました。
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もうでないかと思っていた9年ぶりの新刊。
短編集と聞いていたような気もするけど、一作は普通に長編だった。すべて部活時間内での話だそうだけど、普通に読んでるだけで3時間ぐらいかかったんですが…。
そして、ここにきてTという新キャラ登場。ハルヒらしくない個性的なキャラだなと思ったら、留学生だという。そういわれたらなんとなく腑に落ちた。
エピソード2のラストのほうが鶴屋さんの発言だったり、エピソード3の彼女がエピソード1と2の彼女ではないというのは何となく予想がついたけど、他は分からなかった。さすがに、英語で喋っていたことを日本語訳したものというのは分かる人そうそういないだろと思う。
個人的に、ヘアピンにどういう意味があったのかはよく分からない。盗聴するなら、携帯電話でもいいような気がするのだけど。ポケットにいれていると聞こえが悪くなるとかだろうか。
ところで、長門の言っていた「ジャム」ってなんなんだ。調べてみると元ネタがあるようだけど、特に意味があるものではなければ後書きにでも元ネタを書いておいてほしかった。
最後のページには、作者の谷川流とイラスト担当のいとうのいぢによる京都アニメーション放火事件のコメントも。そういえば京アニだったと思い出した…。ハルヒの新刊はもしかしたら今後でることはあるかもしれないけど、アニメになる可能性はかなり低いだろうな…。
そういえば、今回は超常現象らしいタイムスリップしたり異世界にとんだりといた超常現象が全くない話ばかりだったように思う。もちろん、過去にもライブアライブや編集長★一直線で超常現象が発生しない話もあったけど、収録されている作品すべてに超常現象がないというのは初めてな気がする。
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待ちかねていたものほど積読してしまうのは何故なんだろうか……。
久しぶりすぎて思い出せるかな、と思いながら読んだけども杞憂であった。
鶴屋さん巻!
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面白かった!いやはや、久しぶりだが、やっぱり読みやすい。基本蘊蓄系ミステリというジャンル(大好物)があるように、ハルヒも蘊蓄系ラノベというカテゴリーに進化してる感あり。初期の頃よりはこういう感じのほうが個人的好みに合致している。主役ハルヒが落ち着いてはきてるが、それも周囲の努力の賜物というのがよくわかる。鶴屋さんがメインででてきてとても嬉しい(主観)し、新キャラのTも良い。七不思議捏造も大変楽しめた。これからまた定期的に新作が読めるととても嬉しいと思うがどうだろう。みくるさんも鶴屋さんも3年になった、すこし寂しい。驚愕の一件については数行言及されるだけだが、それなりに繋がりをつけているところが泣ける。ハルヒとキョンの高校1年生活がフォーエバーにループするのは回避されたし、未来の様子(一つの選択肢)は示されているが、先がとても楽しみである。このままの能力をキープしつつ大団円へと繋がって欲しい。
古泉とTと同じ歳の頃に同じミステリを読み漁ったのを思い出し目頭が熱くなった。筒井本にハマりまくったのも同じ年頃、久しぶりに『バブリング創世記』再読しようと思う。
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ファンなので新刊を出してくれたことだけで嬉しい。あてずっぽナンバーズではニヤニヤ展開もありとても楽しめた。鶴屋さんの挑戦はミステリ要素が強く、冗長かな?という部分もあったが、谷川流が楽しんで描いている様子は伝わったので良い。
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「涼宮ハルヒの直観」谷川流
「非日常系学園ストーリー」。特になし。
涼宮ハルヒシリーズ第十一作。
9年半!もう新刊は読めないと思っていたので、よくまあ谷川流さん書く気になってくれたな!って感じです。当時の読者層も離れてしまってるだろうに…。
既出作が2本と書き下ろし長編1本の3作立て。
長編の『鶴屋さんの挑戦』は、あとがきに書いてあったとおり、本格ミステリやりたかったんだな!てのをひしひし感じる。
…しかし本格ミステリってのが、ニアリーイコール様式美、みたいな言葉になってるのは痛感するが…
p404の第四の壁を超えた5分前仮説、てのをここまですんなり読ませるハルヒの設定の頑健さ、やっぱりなまじのラノベじゃないなと再認識。
うん、久しぶりでも面白かったです。また再開したら売っちゃった過去作、もう一度読みたくなってしまうなあ。。(4)
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もう新刊は出ないんだろうなと思っていたハルヒの久々のひさびさの新刊。自分はハルヒでラノベの面白さを知ったこともありちょっと感慨深い。
読む前は、前作から長い時間が経っていることや、前作の最後の作品が個人的には無理をしているような印象を受けてしまっていたので、どうだろうか?と危惧していた。全然心配することなかった。ああ、これはハルヒだ。SOS団だ。
内容的には特に大きなことは起こらない彼らの日常話。学校七不思議の選定とかSOS団によるミステリ謎解き話とか。前作と間が空きまくっているだけにもう忘れかけている過去話とそれほど関わらないこういうお話はありがたかった。
そしてそんなお話でもしっかりSOS団しているのが嬉しい。ああ、こういうやつらだったなと懐かしく思い出した。特に謎解き話の「後期エラリークイーン問題」とかメタ展開の考察とかミステリ好きが読んだらちょっとした議論になりそうな遊び心はハルヒだなあと思う。
さて、この後も続編は出るんだろうか? もし出るなら、その時はまた大きな事件や古い伏線の回収があるんだろうか? とりあえず期待したい。
そしてあとがきで作者と絵師さんが京アニ事件の事に触れられていて、その中の言葉が胸に刺さった。ここで記しておきたい。
「私はあなた方を忘れない
私はあなた方が為したことを忘れない。」
僕も決して忘れないだろう。
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はじめてのライトノベル。全世界で発行部数2000万部以上06年京都アニメーション制作深夜アニメから爆発的なヒットになり前作「驚愕」では初版51万3000部ライトノベル記録を達成したらしい。約10年ぶりの新作は先輩鶴屋お嬢様から涼宮ハルヒ率いるSOS団に日常ミステリー的なチャレンジ謎解きメールが。本格派ミステリーとかセカイ系とか少しだけ理解できたような。
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9年ぶりとなる涼宮ハルヒシリーズの最新刊。
『なんせ今日は新年が始まってまだ三日しか経っていないわけで、北半球が春への準備体操をし始めるにはまだ多くの日数が必要だろう』
初っ端のキョンのこの独特の言い回しだけで、もう懐かしくてたまらなかった。
収録作品は3編。
「あてずっぽナンバーズ」は涼宮ハルヒが団長を務めるSOS団の初詣を描いた日常回。読みどころは、ハルヒとキョンの甘酸っぱいような、そうでもないような二人きりのとあるやり取り。ここは挿絵が特に良かった。思わずにやつきながら読んでしまうところ……
「七不思議オーバータイム」は、SOS団が自分たちの通う高校の怪談を創作する話。
ハルヒの特殊能力というのは、本人が「こうあってほしい」となかば無意識的に願ったことが実現してしまうというもの。そのハルヒが七不思議に興味を示していると知ったSOS団は、もし本当に起こっても現実に害を及ぼさない七不思議を創作することになるのだが……
現実に起こったとしても問題のない怪談とは何か。色々な理屈をあーだこーだ言いつつ、七不思議を創り上げていくSOS団のやり取りが楽しい話。ハルヒが満足する、現実に害のない怪談は何か、というのが段々エスカレートしていって、読んでいて「これでいいのか?」と思いつつも、それはそれでまた面白く読めました。
「鶴屋さんの挑戦」は300ページほどのボリューム。旅行中だというSOS団と何かと縁の深い鶴屋さんから届いたメール。それは旅先で面白い事件に遭遇したというもの。『最後のほうに問題を出すから、皆の衆には回答をお願いするよ』という鶴屋さんからの挑戦の言葉に、ハルヒはがぜん色めき立つ。
本格ミステリ好きにはなんともたまらない話でした。本編の前フリとして話される、SOS団の古泉と長門、そしてこの巻から登場するミステリ研のTのミステリ談話からして、素人置いてけぼりの濃さ(笑)
クイーンやカーの好きなミステリから始まり、後期クイーン問題をめぐるあれこれ。本格ミステリの様式美の一つ〈読者への挑戦状〉に込められた意味。それを国内外、様々な本格ミステリ作家の著作を引用しつつ解説していく。本格ミステリを多少は読んでいる自分としては、古泉のミステリ談義も興味深く読めました。
そして、本編となる鶴屋さんからの挑戦メール。この手のトリックは、衝撃と一種の感動まで覚えたものから、スッキリしないもの、憤懣やるかたないものまでこれまで色々読んできましたが「鶴屋さんからの挑戦」が一番、フラットな目で読めた気がします。
作中作というメタ的な構成になっているから、個人的に多少アンフェアと思っても「まあ、作中作だし」と一歩引いた目で見れたのが良かったのかもしれない。そうやって読むと「この文章の書き方は何を隠しているのか」とSOS団と同じ視点で、また一種のゲーム感覚で鶴屋さんからの挑戦を楽しめたように思います。
そして鶴屋さんの挑戦はメールだけにとどまらず、現実世界にも仕掛けられていて……。この盛り込み具合も読んでいて楽しかった。
作者である谷川流さんのあとがきにも書かれて��るけれど、『一度やってみたかったことを全部まとめてやってみました』というのが、読んでいて伝わってくる。本格ミステリとは何か。そして小説や物語とは何か。はたまた涼宮ハルヒとは何なのか。メタ的な問いかけも多数含んだ挑戦的で実験的な、ある意味本編に負けず劣らず、濃い一編だったと思います。
時系列的には、「七不思議オーバータイム」「鶴屋さんの挑戦」は、『涼宮ハルヒの驚愕』より後の話みたいで、9年越しに『驚愕』のその後に言及されたのもシリーズを読んでいた身としては、うれしかった。ここからシリーズ再始動なのか、また眠りについてしまうのかはあれですが……。
それでもハルヒやキョンたちにこうして会えたのは、昔の友人に久しぶりに出会ったような、懐かしさと嬉しさを伴うものでした。前作からかなり間が空いていたので、作品の雰囲気にスッとなじめるか、疑問でもありましたが、やっぱりハルヒもSOS団も好きなんだなあ、ということが再認識できました。
あとがきでは京都アニメーションの事件についても少し触れられています。ハルヒなくして京都アニメーションは語れないし、その逆もまたしかりだと思います。単に「このアニメがすごい」を超えて、「このアニメ会社がすごい」とまでなったのは、ハルヒと京都アニメーションというタッグだったからに違いありません。
個人的に劇場版『涼宮ハルヒの消失』の出来は忘れられない。テレビアニメシリーズの全体的に明るい雰囲気から一線を画した冬の寒々しい描写や表現が、キョンの心情とマッチし、そしてなにより話の山場での、キョンのモノローグの演出は素晴らしいの一言に尽きる。
『私はあなた方を忘れない。
私はあなた方が為したことを忘れない。
前二行に賛同いただける方は主語の部分を複数形にして読んでください』
事件のことについては、京都アニメーションに関連する作品に触れるたびに、たぶん思い出されると思います。でも谷川流さんの言葉を読んで、京都アニメーションの一ファンとしては、悲しい事件の記憶だけでなく素晴らしい作品たちのことも心に刻み、そして作品の素晴らしさを、こうして誰かに伝えられたらなあ、と強く思いました。
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久しぶりだったのでキャラを少し忘れていたが読み進めていていくうちにこういうキャラだったなと思い出したりとはるひらしい話が今回もたくさんあり楽しく読めました。
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本筋が一気に進むかと思ったらサイドストーリー的な展開だった。が、それはそれで悪くない。ただ、本筋のお話は過去作を読み返さないと(特に前作)、もう思い出せないな。
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久々のハルヒでとても面白かった。
定期的にハルヒは読みたくなる魅力がある気がする。
書き下ろしの「鶴屋さんの挑戦」では色々な作家の話も出てきて、普段読まない推理小説にも興味が湧いてきたかな。
ただ古泉たちみたいに犯人やトリック考えながら読むみたいな読み方は出来なさそう。ただ読むだけになるだろうから少々残念。