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犬橇の失敗談の部分は面白いのだが、哲学風の思索の部分が退屈。言い回しもクドく陳腐に思え、このギャップはなんなのかと不思議に思う。半分以上読み飛ばした。
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結婚とは選択ではなく事態である。
読みながら森信三の言葉を思い出します。
『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎない時に』
色々考えを拗らせている様にも思えるけど、ものすごい量の引用を持ち出しているのは単純にスゴイですね。
巻末に引用一覧作って欲しかったくらい。
とりあえず来年平ヶ岳登るかな!
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脱システムから事態という概念への変化。
脱システムについては完全に同意だったものが、必ずしも事態という考え方には賛同しかねる部分があるけれど、なかなか考察が面白い。
中動態というのも興味深かった。
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私が私であることの必然性と、その尊さに気が付かされた。
流されてきた場で全力を尽くす、または思いつきに乗っかって猪突猛進に走る、という一見正反対に見える生き方をその時々で選んできたと自覚しているが、それが私が私であることを証明していると思わせてくれた。
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以前「空白の5マイル」を読んで素晴らしく知らない世界に連れて行ってもらった。
この作品については作者の知識の豊富さには感銘した。ただ、その事で表現が難解になり、言いたいことが何かわからなくなってしまった。作者が自分の表現に酔ってしまっているのではないか、私の読解力不足からくる感想になってしまったかもしれない。
いつもどうもありがとう
妻への一言は素晴らしい。
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タイトルから、冒険する理由や、冒険の具体的ストーリーなどそういう話かと思ったら、もっと大きな話、
人生の方向性はどう決まっていくかという内容でした。結婚、冒険を通して得た感覚や洞察により、これらが鮮明になったそう。
このテーマは、裾野が広ーく大勢の人に当てはまり共感できる内容ではないかと思います。
私自身、読んでて、あーこれ普段考えてることだけど全然言語化できてないことだ、となる瞬間が多くて、読了後の満足感が凄かったのです。
抽象的で感覚的な部分も多いテーマを、文字におこし形象化してあり、とにかく読みごたえある!
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人はなぜ冒険し、山に登るのか。探検家・角幡唯介の「最大の実存上の謎」についに答えが! 結婚と冒険をめぐる人生論の極北を見よ!
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そりゃ、冒険にだって哲学的なものは存在するし、山を一歩一歩登りながらいろんなことを考えてもいる。でも、もっともっと冒険とか自然に接することを素直にとらえたい。
なんだか難しい言い回し(書き回し)で、読んでいていやんなっちゃいました。くどくどと言ってるけど、すっと言えることを遠回しに書いてるように思ってしまうのは私の頭の悪さと思ってご許しいただきまして候。10ページほどで中断。
この本とは関係ないけど、最近中断する本が多い。いかんなぁ
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結婚を皮切りに、テクノロジーや現代における冒険、そして自分の人生にスポットを当て内面的な思索が展開される。
話が行きつ戻りつするので人と話をしているようで面白いが、反面「何をごちゃごちゃ言っているのか」という気持ちにもなりかねないので余裕があるときに読みたい。
他者との関わりの中で生まれてくる「事態」に身を任せ、過去からの積み重ねの中から生まれる思いつきを実現することで、自分自身の人生になってきた…ということと理解した。
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自分が山や自然と関わる中でうっすらと感じていたことに輪郭を与えてくれた。これだから本を読むのはやめられない。
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個人的な所から。
27歳の私、この本を読む丁度1週間前に婚約しました。山好きスノーボード好きでシーズン中は毎週出かけていたため、知人とかからはなんで結婚するの、とか聞かれます。何でだろうなーと個人的にも思っていました。
この本を読んで、とても納得しました。
結婚とは理性的判断によるものではなく、それまでの偶然や自分の細かい行動が積み重なった結果。
自分は結婚するという選択をしたのではなく、これまで起こした波や偶然に押された選ばざるを得ない必然だったのです。
他にも、物事の本質、とは客観的な事実を指すんじゃなくて、対象に対して自分が深く関わった感質、他の誰とも同一ではない主観的な理解である事など、終始納得でした。
小難しくひねくれな文体なので人を選びそうですが、僕は好きです。
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私にとってホットな題材、冒険と結婚について。
まず自身の心のうち、動きをここまで名言化できることがすごい。
結婚と冒険の動機、その実は同じようなものだという。そーなのか、それもそうかと納得できる。
GPSを使わなくなった動機なども理解できる。私には足りてないのはそんなとこだなとか。
名言化できるの羨ましい。
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同世代だからこそ年とともに固有で自由な人生になってきている点に共感。自分の研究分野の変遷も事態かなあと思いながら読んでました。
冒険のなかでの思考のほうが共感しやすい。著者の本を結構読んでいる人しか、この本は楽しめなさそう。