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紙の本

「おちょやん」の評伝読み物

2021/02/27 08:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHK「連続テレビ小説」(いわゆる「朝ドラ」)の第103作となる「おちょやん」で杉咲花さん演じるヒロインのモデルとなっているのが、昭和の名脇役浪花千栄子さん。
 といっても、昭和63年(1973年)66歳で亡くなった浪花さんだから、リアルで彼女の映画やドラマを見た人も少なくなったことだろう。
 本書は「ナニワのおかあちゃん」とまで呼ばれた浪花千恵子さんの評伝読み物である。

 浪花さんの前半生は悲惨である。
 今なら児童虐待、不当労働で摘発されるかもしれない。
  彼女が生まれたのは明治40年(1907年)であるから、そういうことは多く見られただろうが、小学校にも行かせてもらえず9歳で大阪道頓堀のお茶子として働くというのはあまりにも酷だ。
しかも、給料も出なかったという。(朝ドラではヒロインが働く芝居茶屋の主人たちは皆優しいが、実際浪花さんが働いたところがひどい職場だったことが、この本には書かれている。朝ドラとの違いを見つけるのも、この本の読みどころ)

 浪花さんには『水のように』と題された自伝があるが、そこでは夫であった渋谷天外(といっても、この役者で演出家の名前を知っている人も少なくなっただろうが)との愛憎の様はあまり描かれていない。
 やはり自身では書き難い事柄だったのだろう。
 離婚につながる夫の裏切りなどは、この本で知ることができる。
 そんな苦難を乗り越えて、浪花さんは昭和の名脇役と呼ばれていく。
 きっとその根底には、少女時代の厳しい生活を生き抜いた力があったのだろう。

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2021/04/24 22:03

投稿元:ブクログ

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2021/10/08 18:01

投稿元:ブクログ

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