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物語の構造はこじんまりとしているが、主人公の魅力は伝わってくる。
加害者、被害者、証人が口裏を合わせて犯罪を捏造しようとするのに対抗するために主人公が選択した手段は、さらっと書かれているものの衝撃的で、これをあっさりと選択できる主人公は、司法的常識に欠けると言わないとすれば、度胸が据わっているとしか言いようがない。
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いつもながらの木内節で、裁判戦術含めてエンタメ小説としては面白かったが、いつもよりオチャラケ度が少し高く興醒めした部分もあり。もっと普通に書いても題材としては面白かったのに。。
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法廷モノをエンタメ&ライトに読むという点では興味を惹かれたんだけど、ちょっと個人的には物足りなかった。25歳の新米弁護士、杉浦小麦が「弁護が楽そうだ」という理由で国選で選んだ傷害事件。それが実はとんでもない凶悪事件と繋がっていた。初めて務める弁護人としては難問すぎる案件に、小麦はどうする?という物語。結構引っ張った割にはラストが少し呆気なく思えて残念。面白くないことはないんだけど、漫画チックなキャラクターと作風のノリがあまり自分には合わなかった模様。装丁が木内さん作なのはやっぱり流石のひと言。
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法廷物という事で少し構えていたのですがすんなり読めました。
面白かったです。
けど自分には少し軽い感じがしました。
矛盾した感想ですね。
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若い弁護士の奮闘記。
ライトノベル感漂う主人公の内なる呟きが笑える。
父親との二人三脚でシリーズ化されるのでしょうか。
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いつもながら面白いし、展開が早いのでいい。ただ、やっぱり最初に読んだOUT&OUTの衝撃は得られなかったかな。
何というかな、ちょっと出来レースというか。そんなに物事、いくら小説だからといってうまくいかないと思うけどなという感じ。
著者略歴見てみたら毎年、2008年と2017年を除いて一冊ずつ出してもう13冊目なんだそうだ。
またいつかヒロシとトオルの話、描いて欲しいんだけどなあ。確か休載で終わってるはずなんだよな。
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新米弁護士の小麦が受け持った傷害事件の被告、原告、証人すべてが偽りで、裏に凶悪な事件があり、それを回避するためのでっち上げだと分かり、無実を勝ち取ろうとする法廷もの。重厚な感じではなく軽いノリで進んでいき、最後も虚言には虚言をみたいな策で小説としては楽しめた。
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読み始めた時は倒叙物?と思いましたが、すぐに警察にはばれてしまう。そこからの別方向のhowcatchemが予想外ですごくおもしろい。そして、登場人物がみんな魅力的なんですよね。。最後の津川の言葉も逆方向を懸念していたのに、全く違ったし。。このヒロインの続編が見たいです。
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新米弁護士の奮闘記?
頭を柔らかく使うとこれだけ自由になれるのかな、と感じた本。
長さも適度で読みやすい
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装丁イラストの重厚さから、もっと重たい話をイメージしていたけど…映画?2時間ドラマ?っぽい感じ。
これはシリーズ化にしたいのかな?(笑)
軽く読むには良いけど、あまり得るものがなかった。トリックというかロジックも「99.9」の雰囲気…。
この作家さんで『藁の楯』を読んだことがあるけど、これも映像をイメージしやすい。女性主人公でもイマイチ感情移入出来なかったのが残念。ま、これは好みの問題。
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新人弁護士・小麦が国選で引き受けた仕事は、なんと殺人犯のアリバイ作りに利用されたものだった。
弁護士として、弁護人の利益を守るのか、それとも正義を貫くのか。
弁護士に出来ることは?!
なんとも型破りな話で、これでいいのか?!えええ???という感じでしたが、まぁおもしろかったです。
でも本当の弁護士の方が読んだらどう思うかは………?
小麦のお父さんがかっこよくて…ドラマ化されたら、ぜひイケオジと呼ばれる人にやってもらいたいですねw
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司法研修を終えたばかりの新米弁護士・杉浦小麦。簡単に事務所に所属したり事務所を構えたりできない小麦の最初の裁判は国選で任された傷害事件。簡単なはずのその事件には裏があり…別に頼まれた人探しと並行して小麦の奮闘が始まる。彼女に会えば誰もが最初に「かわいい」という言葉を発する外見ながら、レスリングの心得があり、咥え煙草で軽トラをぶっ飛ばす…まあなんて魅力的な!話は木内さんらしくポンポンと進み読められ展開も気持ちがよく、最後まで飽きることなく引っ張られました。そして勿論この後が気になる!続編をぜひお願いします。
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もとレスリングのオリンピック強化選手だった新米弁護士の杉浦小麦が主人公。女だてらにごついガタイを気にしていて、事件で関わってくる三村刑事が地雷を踏むのが面白い。殺人を隠すために暴力事件を偽装した被告の国選弁護人を引き受けるのだが、なんとか偽装を成功させないように無罪を勝ち取るため奮闘する。遺産相続人を探す仕事も請け負うのだが、最後にそれが意外にも裁判に関わってくる。まあ、「これでいいの?」という決着で、ちょっと肩透かしだが、登場人物たちはなかなか魅力的で、物語もさくさく読める。
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あり得ない事件に立ち向かう新人弁護士の胸のすくような小気味良い展開の裁判。小麦さんの活躍に拍手を送りたい。終わりよけれは全て良しの典型的な作品。
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久しぶりの木内さん。25歳美人弁護士・小麦はでっち上げられた傷害事件の被告人を無罪にすることに戦いを挑む。弁護士の仕事は被告人の無罪を勝ち取ること。そのためには手段は選ばない。即ち、弁護士女子プロレス。ハッタリあり、マイクパフォーマンスあり、場外乱闘あり、最後は相手と検討を称え合う。この美人弁護士の大胆な行動と勇気、さらに肉食女子的な体育会系であり、好感度、爽快感が抜群。時に法的にグレーゾーンに突入するも意に介さず。久しぶりにバイオレンス作品を堪能した。しかも言葉のバイオレンス。小麦の続編を強く希望。⑤↑