「佐藤優と副島隆彦の宗教問答」
2020/12/21 14:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バブシュカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の副島さんに敬意を表して、この本のタイトルは、「佐藤優と副島隆彦の宗教問答」とするべきだろう。おそらく、コロナ終息後に、そのように改題されることになるのだろう。佐藤さん、副島さんともに、コロナは、インフルエンザとほぼ同等のものであり、不必要な騒ぎが「大政翼賛会」さらには、大恐慌、戦争というシナリオへと至る道を危惧している。この本においてコロナは、導入部にすぎず、うしろ、ユニタリアンというアメリカの主流の信仰が、現在の世界の思想の底流となっていることへの危惧が、二人にある。ユニタリアンを簡略化すれば、「啓示」を否定し、人間の知力のみで、やがては、神に至るという思想である。’それは、キリストはいったい何者なのかという簡単な問いに還元することができ、ユニタリアンでは、キリストは、単なる人間ということになる。裏の世界で辛酸をなめつくした両者は、時に、暗殺をともなう暗い裏の世界の話に至り、時に、昭和恐慌のときに、売りに出された娘の値段は、だいたい自動車ぐらいというように、人間の存在、そして生業というものが、いかにして、卑しくも金銭に還元されていく過程を追っていく。二人は、恐ろしく暗く、醜い話に突入するが、宗教者の佐藤優と思想家の副島隆彦は、読者に世の危険、醜さというものを、読者にわからせようと、展開する。そして、そこには、いかにして、読者そして、人々を救ったらいいのかというような、二人の苦悩のようなものがにじみ出てきており、宗教学者や坊主の講釈や説教とは、隔絶した重みをこの本はもっている。ある意味、この二人は、地獄に落ちたダンテ(読者)を導くウェルギリウスのような存在だ。
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2021/05/12:読了
情報量があり、今まで知らなかった情報もあった。勉強になる本だった。
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令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。
評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。
2022年5月3日作成
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読みやすさ★★
学べる★★★★
紹介したい★★
一気読み★★
読み返したい★★★
難易度高く、後半の宗教問答は知識がないためほぼ理解不能。
コロナ茶番の新の目的を見つけるためにたどり着いた本だが、その意味では、前半部は読む価値があった。真偽はさておき、テレビの狭窄した視野よりははるかに俯瞰できる。
世界の実情とこれからの未来の行く末を学ぶために、副島さんの本は今後読み続けたい。
ただし、氏の著書が図書館にあまり置いておらず、内容が難しいのがネック…
タイタニックも9.11もインフルエンザもAIDSも今回のコロナも全て仕組まれている前提で話が進み、洗脳された民がいきなり読むにはシュール過ぎる副島史観。
それでもテレビの大本営発表よりはるかに信憑性がありそうで面白いと感じるのは私もキチガイだからか。
もう周囲と話が合う気が全くせず、孤独なこの頃です。
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この本で出てくる名前の人たちのことを、調べながら本を読みました。
とても勉強にはなるのですが、この本の対談のお話はたくさんありすぎまして、それぞれいくつか別々のテーマの内容の何冊かの本にしてくださったほうがいいのになとも思いました。
ユニテリアンとかのお話は、初めて少し頭に入りましたし。
近代人全員がユニテリアン。
重要なのはユニテリアンの発想。下から上へという、人が神になっていく、下から上への動きと考えるとユニテリアン的です。
カルヴァンの思想は、「どんなに信心深く、神を拝み続けても救済されない。」本当のことをいうと、権力者と大金持ちだけが救済される。
正体、本性、才能、能力は生まれる前から決まっている、予定説。
親鸞聖人の悪人正機説は、「悪人であればあるほど成仏できる。権力者と大金持ちが成仏(往生)するに決まっている」という意味。
悪いのはローマカトリック教会と並んで、イギリス国教会。
祈ること、働くことが大事。働けるうちは働くことです。
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アフターコロナは全編を通した主題ではなかったと思う。むしろ前半の初めの方だけ。
二人の見方が分かれるところは、どちがら正しいかではなく、二人の背景や考え方、信条からくるものだと感じた。その辺が面白い。
とくに副島氏の意見はずばっと言い切っていることが多い。いろいろな筋から情報を得たり判断したりしているのだろう。しかし、本書ではそれが伝聞なのか自身の考えなのか、伝聞ならどういったところからの情報なのかが言及されておらず、もやもやが溜まる。
新型コロナウイルスそのものの出どころについては、DNA情報が公開されて研究者の目に触れているので、副島氏の指摘は違うのではないかと考える。
後半の宗教は、宗派によってだいぶ考え方や行動が異なること、その成り立ちを学んだ。「勉強しないとなあ」と感じさせるもの。でも繰り返し触れて考えないと覚えられないし身につかないと思うのがつらい。理解できれば、物事の整理の大きな方法がひとつ手に入るのだろう。
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タイムリーな本なので読んでみたが、後半は宗教論であった。キリスト者として教会史やキリスト教思想史は興味があり面白かったが、普通の人には退屈と思われる。しかしながら聖書をすべて神の言葉と考える福音主義ペンテコステ系の、私のようなキリスト命の者には、正直に言ってどうでもいい人間の思想史でもある。なので星三つ。
でもアメリカがユニテリアン(キリストの神性を否定する異端で、フリーメーソンとも関係が深い思想)によってつくられた事、そしてこのユニテリアンが日本のキリスト教にもかなり浸透しているのは、まったく知らなかった事であり背教を思わせる驚愕の内容であった。
以下付箋を貼った個所を要約:
27:イデオロギーではなく科学の問題だ、と言われると受け入れてしまう。
36:ヒラリー一派が中国にコロナをばらまいた。トランプ追い落としが目的。
39:統一教会はバチカンの反共派とCIAが作った。
52:これからの社会は全世界で中国化する。つまり監視社会が始まる。
61:橋下徹は自民党の別動隊。創価学会つぶしの役を担っている。
115:ヒラリー一派は自分たちの、白人の支配が終わるのに抵抗して中国を潰しにかかっている。
132:4年後くらいのアメリカの没落後、カザフスタンのアルマトゥあたりに新世界中央銀行が作られる。そして電子マネー経済になるであろう。
155:ユニテリアンのキリスト論は、キリストは立派な教師。人間。
156:ユニテリアンはアメリカそのもの。彼らはゴットとは言うものの、イエス・キリストとは言わない。
164:建国の父は全員ユニテリアン。ユニテリアンは教派横断的に存在する。
230:1901年の英国女王ビクトリアの死以降、フリーメーソンは変わった。邪悪になった。それ以前は健全な同志の慈善団体のような組織だった。
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副島氏の発言は一般的な知識からかけ離れている。それが真実なのか、キューアノン的な発言なのか判断できないため、途中で読むのをやめた。