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往復書簡。P95〈野宿者も、ぼくらと同じ『人』です。
でも、おいそれと近づくことができないこともある。
しかし、この葛藤は、葛藤のまま、保持しておくべきものだろうと思うのです〉と、木村友祐さん。
最近、想像しては疲れてしまう、ということが多くて。
木村さんのこの言葉は救いだった。
いろいろな葛藤があっても保持しておけばいいんだ。
きれいな線引きはむしろ危険なのかもしれない。
購入してから少し積んでしまったけれど、私にはいま必要だった本。
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大変面白い書き出しでしたが、途中から、狭い視野の慰めあいのようで、そうですね。って感じです。
ただ、多様性を語る時に、自分の中の価値意識を、見直す必要があるように思いました。
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発売時、店頭で見た時から惹かれていた本をようやく読めた。
考え抜かれた優しい言葉で綴られていながら、決して折れてやるものかという反骨精神を感じる往復書簡だった。
私はもう疲れてしまって、日々起こるアホみたいな出来事からは目をそらし気味。どうすれば両人のような、嫌なことを避けるではなくむしろ凝視し、考え続ける生き方ができるのか。
お二人それぞれの著作にも触れてみたいと思う。
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「第33回すばる文学賞」をきっかけに知り合った
木村友祐さんと温又柔さんが2019年2月〜2020年8月の間に交わした往復書簡集。
2019年は元号が平成から令和に改められた年。安倍政権下で何があったか。その時私はどう思っていたか。作家だからこその丁寧な言葉選び、比喩、さまざまなキーワードから当時の状況が生々しく浮かびあがる。最終便から約2年…コロナにとどまらず実社会は更に混沌としているけれど(正気を保つために犬や猫を愛で)よりよい選択をするために表紙の猫達のように毅然と前を向き手と手をとりあいたい。
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温又柔さんと木村友祐さんの往復書簡。話されている内容は私も見過ごせない問題だと思っているが、なかなか手放しですべて賛同とは言えない感じにもなる書籍で途中断念。