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SNSでおすすめされていたのをみてなんとなく読んだ。
自分がウィトゲンシュタインどころか、哲学全体のこともよくわかってないので、かなりチンプンカンプンだった。
自分は、要するに何?、がはっきりと分からないと満足できない人間らしい。この本はウィトゲンシュタインが哲学人生の中で考えたいろいろな対象について幅広く載せているが、人1人が一生をかけて考えたことなんだから、自分みたいな一般人がすぐ理解できるわけないし、要約してこの量なんだろうな、と。
・ウィトゲンシュタインも主張が前期と後期で大きく違うけれど、それは彼の人生が影響している。
・前期は、これまでの哲学的な問いは結構意味ないやつ多くくないすか?
そのために論考して分からせてやったぞ(この論考自体も論考自身によって無意味になっちゃうけどね)
・後期は、決まったものの見方するのはあかんわ
前期の自分も周りが間違っていると決めつけちゃってた
でもホンマは物事の新たな一面を探し続けることが大事やねん
新しいアスペクトを閃くためには現実的には意味不明なものと比較することも意味あるんちゃうか
物事の新しい面に気づいたときに、それが絶対的に正しいとは思わんことも大事や
まとめるとこんなかんじでいいんですかね?
自分の理解できた点を続けると、
言葉っちゅうのは無限に意味を持たせることも全くの無意味にすることもできる
「私」っちゅうのは世界の限界であって、存在の中にある特別なものじゃない
知っている・わかっていると理解している・思うはその正当性が必要かどうかという点で違っている
感覚は純粋な持続があり理由が必要ないが、感情は持続の中に変動があるし理由が必要
世の中の説明されることには限界がある
考えて楽しく生きろよ
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ウィトゲンシュタインは興味があったけどもなかなか1歩踏み出すことが出来なかった。しかし、この本に出会えたことでウィトゲンシュタインの思想に興味が湧いた。
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これまで読んだウィトゲンシュタインの概説書のなかでは、一番、わかりやすく、一番、面白かったかな?
といっても、いろいろ読んだ後でのことなので、本当に一番わかりやすいかどうかは、保証できないけど。。。
哲学者の本と人生を切り離して、テキスト解釈するのが主流になっている気がするけど、これはしっかりと人生とリンクした解説になっている。
ウィトゲンシュタインは、「人生とは?」みたいな問いは、「語ることはできない」というだろうけど、でも、かれの斬り付けられた表現を解読していくためには、やっぱ、その人生とか、発言とか、を突き合わせてやっと見えてくる感じだな。
この本は、「論理哲学論考」と「哲学探求」という2大主著を「講義録」をはじめ、さまざまな遺稿も踏まえながら、かなりわかりやすく解説してくれる。さらに、「探求」後の遺稿についても、簡潔に説明してあって、後期ウィトゲンシュタインの先というか、晩年の思考までを見渡せるものになっていて、うれしい。
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ウィトゲンシュタインは、わたしたちが物事に対して偏った見方をしていることを気づかせる。
しかし、そこから新たな展望を切り開き、それに代わる見方を構築するというよりもむしろ一種の「気付き」をわたしたちにひたすら与えることを目的しているように思える。
こうしたウィトゲンシュタインの哲学が彼の生き方を通してまざまざと伝わってきた。
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全く予備知識はなく、なんとなくウィトゲンシュタインに興味があった、ただそれだけの理由で読んだがとても面白く、知的好奇心を喚起させられた。
彼の人生と思想の骨組みを様々な具体例と実際の文から浮かび上がらせてくれたので、これを読めば原著にあたる上でのハードルがかなり下がるように思われる。とりあえずまで、読んでみようと思った
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ウィトゲンシュタインという名前に初めて触れた時にまず
読む入門書としておすすめできる良書。わかりやすさ、押さ
えているポイント、次に進むべき参考図書の紹介と、哲学者
としてのウィトゲンシュタインをまず知るのに最適と言える
だろう。
ただ私の興味は少なからず哲学者としてではなく宗教者と
してのウィトゲンシュタインに移行しているので、そこは
少し食い足りない感じ。入門書でそこまで望むのは無理が
あるというものか。
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この本を通して得られるのは、まずウィトゲンシュタインという人物の人となりである。提唱者がどんな人間だったのか、を知ることは哲学に必要なのか?と思う人もいるかもしれないが、少なくとも私はこの本を通してウィトゲンシュタインという人がどんな人間なのかを知れたことで一層、ウィトゲンシュタインの哲学の深みが増したように感じた。浮世離れした天才ではなく、孤独で、悩む人。様々な行動も含めて俯瞰したことで、それらを経て発せられた言葉をどんなトーンで受け取ったらいいのかが少しわかった気がした。
次に得られるのがウィトゲンシュタインの哲学の骨の理解である。一つひとつの書を深く理解するための梯子になるような骨の理解。ウィトゲンシュタインの思考を貫く重要な要素が、平易に、わかりやすく、でも理解を妥協しないような文章で綴られている。ウィトゲンシュタインを「わかった気にさせる」本はいくらでもあるが、この本は「これからわかろうという気持ちにさせる」ものだと思う。ここで得られた骨の知識があれば、ウィトゲンシュタインの著書に臨める気がしてくるのだ。そういう意味で「はじめてのウィトゲンシュタイン」、入り口としての機能を担う一冊なのではないかと思った。
特に後期ウィトゲンシュタインの哲学において何度も出てくる重要な要素に「連関」「見渡す」というものがある。多くの具体を見て、目を移していくことで、これだと決めつけずに物を見、探求し続けるという姿勢だ。この本ももしかしたら、ウィトゲンシュタインという存在へのアプローチとして、「連関」「見渡す」を実行できるような構成にしてあるのかもしれない。様々なウィトゲンシュタインの側面を見ることで、ウィトゲンシュタインが立体になる。素晴らしい本だと思う。
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2022/01/04 23:05
ウィトゲンシュタインは、やっぱり難しそうだからということで、なかなか、読んでみようとは思えなかったのだが、この本のおかげで、一度は読んでみようと思っている。
今回は図書館で借りて読んだのだが、参考になる文献案内もついているし、やっぱり購入しよう。
色々と瞠目させられる解説が多くあったのだが、最後の最後で、いまの自分には下記が一番心に刺さったように思える。
P301
人生が耐え難くなると、状況が変化することを人は思い描く。だが、最も大切で有効なのは、自分の態度を変えることだ。しかし、我々はこのことをほとんど思いつかない。そういう決心をするのは極めて難しい。
自分の態度や立場、考え方といったものを変えようと決心するのは、我々にとっては極めて難しいことだ。それは一面では、いま自分がどのような見方に囚われているかや、他にどのような見方がありうるかに気づくこと自体がそもそも難しい、ということでもある。しかし他面では、気付いてもなお、実際に変える意思を持つのは難しい、ということでもある。我々はいまの自分を惜しみ、変わることを恐れる。それゆえ、勇気がここで必要になる。
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この本自体は分かりやすかったけど、ウィトゲンシュタインの哲学が面白いとは思えなかった。科学、数学が発展する中で哲学が重要性を失っていく時代に起きた話と感じた。哲学界では重要な話かもしれないが、世の中全体での重要性はよく分からなかった。
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今年度1番です。
一つの像に囚われず、様々なアスペクトを検証すること、それに自覚的にあろうとおいう実践を胸に留めおこうと思います。
構成として、ウィトゲンシュタインの生涯と彼の思想の変遷を重ねて描かれている本書は、非常に読みやすいと思います。個人的にはかなり刺さりました。
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https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912662020.html
https://www.iwanami.co.jp/book/b619119.html
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難しかったですが、ある程度は理解できました。
世界は偶然の集まりであるから、未来はなるようになる。その可能性こそが人間の幸福だと思いました。