紙の本
海猿を思い出した
2021/01/28 08:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作群と比較すると、登場人物から軍の動きに力点が移動している感はあるが、依然著書全体としては一気に読めるレベルを維持している。書きたいことがいっぱいあると思われる著者であるが、こちらの知識が及ばず、だんだんと自衛隊の動きに関する記述が想像の範囲を超えている気がする。
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
厳寒の秋田沿岸に漂着した脱北者が、SLBMを40発急造したと証言した。北朝鮮には、まともな潜水艦がない。証言は真実か、嘘か?統合情報部の玉井二等陸佐と采女三等海佐は、海中からミサイルを打ち上げる発射筒を機雷のように海流に乗せて標的地に接近させるのではと推理。やがて屋久島南方トカラ海峡を通過した北朝鮮の貨物船ワイズマイト号の喫水線変化から、何かを海中投棄したと確信。SLBMの弾頭は、核であるとも推測された。ついに、掃海部隊の機雷エキスパートである水中処分員EODの大越一等海尉、米海軍特殊部隊SEALsにならって創設された特別警備隊の三杉一等海尉らが出動、悪夢のごとき奸知から日本を守るべく、決死の攻防が始まった!
投稿元:
レビューを見る
今まで何冊か自衛隊の出てくる作品は読んだが、出て来る言葉や武器の名前が解らず読むのに手こずるが本書も中盤まで読み進むのに手こずった。しかし男の世界は読んでいて面白い!実際の世界ではこんな事件は戦争になるだろうし外交問題になるだろうな。
投稿元:
レビューを見る
数多さんの本は何気なく見つけて面白かったので全作読んでおり、新刊なので期待して読んでけど期待外れで残念でした。元自衛官の方なので内容が非常にリアルで読み応えがありますが、本作はストーリーが稚拙。最後に主人公達が武士道の話をして終わるのですがこれが滑稽に思えて、「これはないよなー」という結末でした。
投稿元:
レビューを見る
漂着した脱北者が、SLBMを40発急造したと証言。
SLBMを発射できる潜水艦がない北朝鮮で、なぜ。
証言の信ぴょう性は?
統合情報部の玉井二等陸佐と采女三等海佐は、海流に乗せて標的地に接近させるのではと推理します。
やがて北朝鮮の貨物船が、何かを海中投棄したとの情報が。
元自衛官の著者が描くミステリ。
とにかく細部のリアリティがすごいです。
投稿元:
レビューを見る
専門用語多すぎて戸惑うも、中盤からはワクワク。あの国は、何をやらかすか分からないが、黒潮を利用した特殊機雷・潜水艦発射弾道ミサイルとは…すごい発想⁈
投稿元:
レビューを見る
同じ著者の『航空自衛隊 副官 玲於奈』シリーズが、お仕事小説という感じで、軟派とは言いませんが、硬派感が無かったのに対し、こちらはガッツリと硬派な物語です。
兵器の設定が、ちょっととっぴですが、本当に考えられないか?というと、完全否定も難しく感じますね。
同盟国でありながら、本件に関しては利害が異なるアメリカとの関係の描写は、深いですね。日米安保があるからと言って、それぞれの政府判断もあるでしょうからね。こういう事態はあり得ますよね。
なかなか面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
136装備や武器の詳細な説明でページが埋まって、登場人物が悩んだり決断したりする場面が少ないため、外交と戦闘の戦略本みたいになってる。読み終わったら頭も目も疲れる。