投稿元:
レビューを見る
地味で目立たなかった洋菓子店だった店が一転。イケメンのストーリーテラーが居る店になった途端に大盛況。冴えなかったパティシエの糖花も、ストーリーテラーの語部のお陰で本来の美しさを取り戻した。
そんなストーリーテラーのいる洋菓子店を舞台としたオムニバス短編集。
糖花の事が好きでそれを拗らせた、糖花の妹の同級生・令二。イケメン優等生の表の顔とは裏腹に、中身は真っ黒。これは糖花が最も苦手とするタイプだなぁ、と。糖花は語部に片想いで、語部とも良い雰囲気かと思ってたけど、語部にはタイプじゃないから仕事以外では近づくなと言われてるし…
でも、語部の本意は両思いで。これは令二に勝ち目は無さそうですね…
続編希望です!
投稿元:
レビューを見る
腕の良いシェフが作る極上のスイーツと、その魅力をロマンティックに語ってくれるストーリーテラー。素敵ですね・・・(うっとり)。
人の心に寄り添ってくれる洋菓子店、「月と私」。実在したら行きたい、というか通いたいと思いました。
語部さんとシェフ(糖花さん)はいい雰囲気なのにくっつかないのかな?と疑問に思っていたら・・・語部さん、ひねくれてる~。
まぁ、今は仕事のパートナーでも、いずれは・・・ね。その時は、スイーツよりも甘く愛を語ればいいよ(笑)。
投稿元:
レビューを見る
スイーツ店が舞台の1話完結のストーリー。(全7話)
1話目は、誰が主人公なのかどういう話なのか見えてこなかったが、2話目でそういう話か…と納得。
いろいろなスイーツが登場し、つい食べたくなるような表現でした。
全体的には、ほのぼのとした印象の本でした。
投稿元:
レビューを見る
スイーツ好きの作者の本領が余す無く発揮された逸品。
いやあ楽しませて頂きました。
ケーキ屋さんにストーリーテラーとは何ぞやと思ったけど、なるほどねえ。
でも実際にそんな人がいたらちょっと引くかも^^
そしてこれは飯テロいや、スイーツテロだな。
そのケーキ食べたくなるじゃないか!
いくつかの短編の中で、シャイなスイーツ好きくんがオフ会で知り合った人と意気投合する話が、自分たち本好きのオフ会を見ているようでまじ共感した。
シェフの糖花さんとカタリベさんの出逢いのお話も好きだなあ。
それにしてもカタリベさんは堅物なのかそれともMなのか分からんな^^
そしてシェフの妹くんが実に良い味出している。
糖花さんとカタリベさんの焦ったいやりとりにニヤニヤしてしまったので二人のその後をまた読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
スイーツものとしてはもちろん、ストーリーテラーとシェフの関係がたまらない。良い意味でラストは笑えた!ここまで振りきらないと面白くない!
投稿元:
レビューを見る
ほんとに甘いお話だった。ストーリーテラーってよく分からないなぁ、と思っていたけど、話を読んでいたら、特に違和感もなく読み進められた。これって、続刊が出るのかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
図書館の新着蔵書リストから借りてみた。
いい感じの短編集で、現在仕事が煮詰まりすぎているわたしにとってちょうどいい気分転換になるのでは…と、読み始めてみたものの、第一章のオチが
「結局ラブストーリーかい!」
と、なって、やや残念…ではないけど、ちょっと違う方向性に期待してたのかもしれない勝手言うてごめんよ…と、思いながらそのまま読み進めたらまさかのヤンデレ展開に
「え!? そっち!?」
と、度肝を抜かれた。笑
そこまで濃いいラブストーリーでもなければ、ヤンデレでもない(どっちやねん)。
でも、期待通りの「予想外の展開」に、結局最後までぐいぐい引っ張っていかれたな。さすがポプラ社、としか言えない。笑
著者の他タイトルも読んでみたいな。
投稿元:
レビューを見る
洋菓子店「月と私」
美人シェフの作る繊細なスイーツが口の中でとけて、イケメン執事の如きストーリーテラーの語る物語に、心の懲りもほぐれる連作短編集
自分をプロデュースし、ストーリーを添えて新たな気持ちで踏み出すことが、あなたにも出来る…
そっと背中を押してくれるやさしい作品です
投稿元:
レビューを見る
住宅地に佇む空色の壁に丸井満月のようなレモンイエローの表札。
地球に寄りそう月のように、お客様の日常に寄り添う甘いお菓子と物語を。
第一話「甘くて酸っぱくて、しっとり爽やかな満月のウイークエンド」
仕事に疲れた寂しい女性に、大切な人を引き寄せる魔法がかかった満月のケーキ
第二話「ふんわり可憐でみずみずしい、ときめきのシャルロット」
毎日毎日家事と家族の世話に明け暮れる主婦のバカンスへ、トキメキをくれる帽子のケーキ
第三話「赤いベリーの香り豊かな、毒入りレイヤーケーキ」
嫉妬から歪んだ愛情を向ける男子高校生へ、過ちから立ち直る為の毒入りケーキ
第四話「薔薇と月に抱かれた、ひんやりジューシーなピーチメルバ」
内気で周りの目ばかりを気にして一歩が踏み出せない人へ、柔らかくよりそうバラ色のピーチメルバ
第五話「バターがじゅんわり、パリパリキャラメリゼのクイニーアマン」
いつも前向きで明るく笑っている女の子。でも、ちょっとした失敗で落ち込んでいるときに、お砂糖とバターたっぷりの高カロリーなクイニーアマン
第六話「進化と決意のミゼラブル」
偽りを暴かれ怒り狂う男に、本物のバタークリームケーキを
第七話「ほろほろ甘ぁい三日月のバニラプフェル」
傷つきどうしようもなく淋しいあなたへ、優しく寄り添うクッキー
うん、まあお菓子は美味しそうなんだけどね。そんなに感動的なストーリーではないのに、「ね、いい話でしょ」みたいな想いが透けて見えてくるようで・・・。特に男子高校生、DVの思考そのものって感じで気分悪い。姉との恋を応援する気に何て絶対なれないけどな。
あと気になったのが、ストーリーテラーの擬音あんまり品よくないよね。
投稿元:
レビューを見る
スイーツにそれぞれストーリーを付けて提供するパティスリー。ケーキが美味しそう。カバーイラストの雰囲気の通り、内容はわりと恋愛ネタが多めな感じ。当然のように家族の世話をする日々が嫌になって突如休暇を取った主婦のお母さんの話が結構好きかも。
投稿元:
レビューを見る
お菓子にまつわる魅力的なエッセンスを引き出して、
物語としてお客に届ける「ストーリーテラー」がいる洋菓子店「月と私」。登場人物達の悩みに共感しつつ、ストーリーテラーの語る物語と、シェフが作るお菓子の美味しそうな描写に癒された。
投稿元:
レビューを見る
お菓子にストーリーを付けてお客さんをもてなす話。ひとつひとつのお菓子にストーリーが込められていて読んでて食べた人も読んでる側も幸せになれる。甘いお菓子に溺れたい人に。
投稿元:
レビューを見る
ストーリーテラーである語部のスイーツの説明が見事で詳細かつ簡潔に言葉だけで見た目の美しさや味や香りが目の前に立ち上がってくるようで読んでいるだけでうっとりしてしまう。
甘ったるいのに後味はすっと消えていくような儚さをはらむ上質な夢物語。
恋愛パートも少しあるが洋菓子店の2人が美男美女という設定でも語部が変人っぽさと浮世離れした雰囲気があるからか不思議と嫉妬はなく気持ちよく読めた。