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この本では、「短歌を始めたいけど勉強方法も上手くなる方法もわからない」という人向けに学習ステップと短歌Tipsを教えてくれます。汎用的に使える学習ステップを短歌向けに専門化してくれているようなイメージです。
実際に、私はこの本と著者の歌集「あなたのための短歌集」を読んでから、実際に短歌づくりをはじめています。
会社では、どうしてもロジックと数値とばかりにらめっこするので、自分の中の感性らしきものに栄養を与えたかったからです。(理由から社畜感が溢れておりますが、、)
また、「1つでも短歌をつくればもう歌人である」という筆者の懐深いコメントに勇気付けられたことも理由のひとつです。なんの表現者でもないわたしが、カラオケも下手くそなわたしが、古文に精通して今様を嗜めるわけでもないわたしが、「歌人」になれる!!!「歌人」という響き、格好いいですよね。
短歌づくりがしたくなったら、こちらの本から入るのをお勧めいたします。
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短歌作りについて簡潔・素朴に語られている、歌人・木下龍也さんの著作。短歌に限らないいろいろな表現の仕方についても援用できそうなことがメッセージとしてあるともかんじる。
いろんな表現がある中で、「短歌は過ぎ去った愛を、言えなかった想いを、見逃していた風景を書くのに適している。」としていて、短歌っていいなぁと思い、買いてみようとふっと、思った。
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天才は思っているよりもずっと努力と忍耐で凡人を上回っていると思えた
それなのに笑っちゃう歌読んでるのがとてもチャーミングだ
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本の名前が挑戦的なのでどういう意図があるのか興味津々。
なるほど『はじめに』のところで種明かし。
短歌への愛があふれている。
『短歌は過ぎ去った愛を、言えなかった想いを、見逃していた風景を書くのに適している。』『記憶の奥にある思い出せない思い出を書くことには最適なツールなのである。』
『まずは歌人をふたりインストールせよ。徹底的に真似をしてインストールしてほしい』
木下さんは、穂村弘と吉川宏志だったとのこと。
『短歌をつくることを毎日の習慣にする。』
木下さんは帰るのが遅くなった日は夜ごはんを抜いて時間を確保しているそう。
アイディアは移動中に思いつきやすいという意見に同感。
先日高速道路でうっかり思いついて降りるインターを通り過ぎてしまい焦った。
『共感・納得・驚異の3種類の中で得意なものをバランスよくつくっていけばいい。』
『一首で遊び倒せ。その一首に快感と手応えを感じる瞬間を。』
推敲の苦しみと楽しさについての説明が心地よい。
『時間、空の様子、季節を述べろ。』
花鳥風月は短歌の先生に褒められる歌には入っているような気がする。
『メッセージではなくパッケージを盗め。』
構造を拝借してみようというのはすぐにでもできそう。
あなたのための短歌一首という短歌の販売はアイディアが秀逸!
推敲のテーマだけ覚書
省略と具体性
枝葉を断つ
身体感覚
類語を探す
無価値さを高める
焦点を絞る
影を描く
テンプレ化する
誰に向けて書くか
百年後
重なりの解消
巻頭と巻末に木下さんの歌の紹介あり。
特に好きな歌
「かなしい」と君の口から「しい」の風それがいちばんうつくしい風
抱きしめて君の内部に垂れているつららをひとつひとつ砕くよ
お題 三歳の息子から話を聞いて短歌を作ってほしい
ママと手をつないだときにわかったよ星のやさしい持ち帰り方
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より良い短歌を書きたいと思っている奴におすすめしたい本だ。著者は、短歌への情熱だけじゃなく、人間性も素晴らしいと感じる。東南の風・・・じゃねえ、「つむじ風、ここにあります」という、著者の歌集も最高だから、改めて感想を書きたい。
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以前から短歌に惹かれていたので、歌人がどんなことを考えながら短歌を作っているかを知ることができて良かった。
たしか、短歌に惹かれたきっかけは、ツイッターで有名な短歌を見て、そこから「短歌ください」を読んだりしたことだと思う。
短歌を作ってみたくなった!
読みやすかったし内容もまとまっていたので、実践してみようと思う。
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「俳句は短すぎて天才かつ冷酷じゃないと作れない」
たしかに短歌の一句が持つ世界観は、俳句より短編小説のそれと似ている
もっと歌集を買おう
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歌人・木下龍也による短歌指南書。帯には週刊少年マンガ誌副編集長が"パンチライン連発の良書で「短歌」を「マンガ」に置き換えるとそのまま使える考えが満載"と書いている。マンガ家さんにも勧めているそうだ。
確かに、読むだけで心が高揚してくる。短歌作ってみたいかも、と思わせられる。
マンガや短歌だけでなく、何かを表現したい人にはきっと刺さるフレーズがあると思う。私には"メッセージではなくパッケージを盗め"が1番刺さった。
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自分の考え方や感覚に悩んだ時、何回も何回も読み返している一冊。短歌だけでなく色んな文章に応用できる技術が書かれていてとても参考になる。
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タイトルで二の足踏んだけれども、結論からいうとめちゃくちゃ面白かった。
まず序文でジャブかました後、自己紹介がわりに己の代表作で殴ってくる。火力が高い。
流れるように本題へ。リズムがよくて、感情が乗っていて歯切れが良い文章。たまにくすっと笑える所もある。
あとはもうノンストップで読む。好きなものこそ、過不足なく面白そうに伝えるのが難しいと思うのだけど、一冊まるごと実践的で分かりやすい。
お金の話をしっかりしてるのが貴重。推敲例はいまいち納得できない所もあったかな。最後の題詠(って言うのかな?)、お題の出し方も歌そのものもすごく良い。
短歌に興味がなくても読めると思う。万人におすすめしたい本。
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「短歌」と入ってるけど、マンガ・小説など何かを生み出したいと思っている人に響く箇所があると思う。
私がぐっときたのは「作歌を日課に」「短歌に触れない日をなくそう」
著者は仕事から帰ってきてから時間を決めて取り組まれていて、仕事で遅くなった日は食事時間をなくしてその時間に充てているそう。
やっぱり各々のレベルでだけれど、量の先に質があるんだなぁ。
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読み終わる
頃には僕も
一端の
歌人になると
思ってたのに
そもそも、本気で歌人になりたいと思って手に取ったわけではない。アメトークの読書芸人でピックアップされてたから手に取ってみただけだ。
だけど最初のページをめくった瞬間目に飛んできた歌に心臓を撃ち抜かれた。
この人が詠む歌詠む歌、どれもぶち抜かれてばかりだった。
自分でもこんな歌が詠めるようになりたい。そんな気持ちにさせられる一冊だった。
今はこんなポンコツな歌しか詠めない。でも、いつか。
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短歌をこれから始める人、
始めたばかりの人は読むべきだと思う。
短歌の基礎が載っていて勉強になる。
推敲のやり方が一番勉強になった。
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「有隣堂しか知らない世界」で芝課長がオススメしていたので購入。本書は、俳句を独学で勉強している人のバイブルである藤田湘子の『20週俳句入門』の短歌版のと言った位置付けだと思う。木下龍也さんの短歌は、俳句の池田澄子のような歯切れの良さがあり、かつ、明解なので親しみやすい。普段短歌に触れていない私のような人間にも本書はオススメである。
一点だけ残念なのは、木下さんがカルチャースクールなどで一般の人を教えた経験がないために、凡人が優れた歌を作れない苦しみへの理解が少し欠けていることだ。
気に入った歌人を2人自分にインストールし、定型を守った作歌を日課にし、日常生活での観察、あらゆるメディアからの情報収集せよ、木下さんの推敲の実践例を紹介しているが、それでは短歌のセンスのない凡人が上達するのは少し難しいと思う。『凡人のための短歌教室』という題名なのだから、この点をもう少し改善して欲しい。
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ここで注意しなければならないのは、短歌を始めたばかりのあなたが考えるべきは「短歌」であって「短歌について」ではないということ。
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短歌に限らず人生ほんとこれだなと思った