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やっぱり登山がしたい。
街とは別次元で流れる山の時間、体験したい。
足元に咲く花、空、鳥の鳴き声。そんな一つ一つを五感をフルに使って感じ取りたい。
そしていつか山小屋に泊まれるくらいになったら、この本にあるみたいな、白い虹とかも、見てみたい。
山小屋では、知らない人と囲むテーブルも、いっしょに飲むお酒も、ご主人の話も、全部体験してみたい。知らない人のあったかさに触れたい。
どんな一瞬も憶えていたい大切なものがあるって、心から幸せだろうし、そこまで大切なものは何かあったときにぜったいに守ってくれる存在だとわたしは思う。
そんな存在に出会えた小林百合子さんはとても幸せだろうな。
わたしがそこまで大切なものってなんだろうか。
そしてやっぱり思うのは、自然と共にあるってすばらしいってこと。
暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。
わたしたちは仕事やら学校やらに勝手に縛られて、そういう生活を忘れてしまうけど、過ごしたい生活があるなら、そこに近づくことって本来いくらでもできることなんだよね。
memo____✍︎
・マナスル山荘のごはん食べてみたい。
・北八ヶ岳ってわたしが読んだ山の本にはどれにも登場したし、すぐにググッたけど、そんなのじゃ良さは全然わからなくて、でもこの本に書いてあるような「針葉樹のもりが広がる穏やかな山域」で、「目的を決めず、のんびり歩くのにこれ以上いい山はない」なら、ぜひ登ってみたいな。
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mont-bellで軽く立ち読み、すぐに気に入り購入しました。まず装丁が美しく、中に納めされている写真も美しく いつまでも大切にしたくなるような一冊です。
私が立ち寄った山小屋やご主人やお母さんたちとの会話やお料理、それぞれの山小屋のスタイルが温かく描かれており 読んでるだけで また行きたい山が増えました。
私も著者と同じ考えで富士山をなんとなく避けていたのですが、まずは頂上に行かずに楽しむルートを探すのも良いなと感じました。
手触りもよく、サイズもよく、テントや小屋の中でもう一度読みたくなる そんな山の本です。
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尾瀬の山小屋で過ごした忘れ難い時間のことを思って読んだ。気取らず、背伸びせず、のびのびとした山での楽しみ方がぎゅっと詰まった一冊だった。
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山で出会う人には悪い人がいないという思い込みが自分にはあって、山小屋での出会いならより親密になれると思う。
自分はまだ山小屋デビューしていないので、山小屋体験したいと思った。それより山に登りたい。
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主人公の編集者とカメラマン2人組が通う北八ヶ岳をはじめとする山小屋の主人の人となりや登山客との交流、思い出を綴ったエッセイ。
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霧が漂う森、とても寒そうに山を降りる雲、ささやかでかわいい山の草花、澄み切った川の水、凍えそうな月。厳しく雄大な自然の中に、ポツンとある山小屋の灯。オレンジ色であたたかい。それぞれの山小屋の料理がいい。クラムチャウダー、岩魚、カレーライス、とろろかけご飯、なめ茸汁、あつあつの一杯のほうじ茶。ストーブや囲炉裏やテーブルを、初めましての登山者と囲み、同じご飯を食べて、お酒を飲んで。山小屋とその主人のファンになってしまう気持ちがわかる。登山未経験なのが、とてももったいない。来年、チャレンジしてみようかな。
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文章担当の著者と、写真担当のカメラマンがいくつかの山小屋を訪れ、それぞれを短い文章と写真でつづったもの
登山はしたことがないが、山の本は体験記やミステリも含めなぜか好きで、少しだけ読んできた。そこでいつも良いなと思うのが、この山小屋のこと。小屋を管理するのは並大抵の苦労ではないと思うけど、それを感じさせずに「まぁ好きでやってますのでね」といった体で数多くの宿泊客をもてなす小屋の主人たちの魅力に引き付けられているんだなと思った。読んでいるだけの私ですらそうなんだから、著者二人や登山家たちのように、実際訪れてしまったらもう離れがたいのだろうな