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フランスの作家、モーリス・ルブランが産み出した傑作「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」シリーズから、怪盗でありながら進んで正義の味方もするルパンの魅力が遺憾なく発揮された表題作はじめ四つの短編を、新訳で紹介します。
前作の短編でも登場したオルタンスが再度描かれ、迷いながらもルパンに惹かれていく様子が伝わってくる。王妃の首飾りは何度読んでも切ない。子供ならではのトリックでありさほどミステリ要素は強くないもののそれを大人になったルパンが語る場面は悲しくなります。母親を愛していたからこそ行った犯罪であり、彼の原点でもある事件の裏側を何年たっても気づけなかった人々の愚かさをあざ笑っているようにも見える。人殺しはせず、困った人を助けているルパンの姿は、大人になっても憧れるものがあります。
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手に取る機会があって図書館で借りました。
さまよう死神、王妃の首飾り、水さし、メルキュール骨董店。
怪盗ルパン初体験、おもしろかったです。
落ち着いたら、一冊目の『怪盗ルパン 謎の旅行者』を読んでみたいです。
たしかに絵は合ってないけれど、許せないレベルではないような。
まあ、小学校高学年以上向けだろうから、内容とリンクする小道具のイラストにして、人間のイラストはやめておいたほうが無難だったかも。
「王妃の首飾り」のトリックがわかりづらかったから、こういうのを図解してくれたほうが親切だと思います。(推理小説で館の間取りを図解してくれるイメージ)
昔話と同じで、絵がないほうが想像する余地が残されているし、正体不明な怪盗ルパンならなおのこと。
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怪盗ルパンって…
こんな探偵みたいなこともやっていたんだー!
びっくり!
小学生の時、大好きだった、怪盗ルパン。
図書館通いを始めたから久しぶりに借りてみた。
読みやすくて子ども向けかと思ったけど…なかなか楽しめた。
メルキュール骨董店、
推理としても冒険としても面白いけど…
オルタンスとのラブストーリーがステキ!