紙の本
淡海先生の妹
2021/07/28 21:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻目に出てきた淡海先生の妹さん、最後の晩ごはんを食べて心残りなく旅立っていく……というパターンを踏まなかったので、淡海先生が天寿を全うするまでこのままずっと一緒にいるのかなと何となく思ってたので、13巻挟んでのこの展開はちょっと意外でした。
妹さんの話を聞くと納得の展開ではあるんですけど。
本当にしっかりした、兄思いの妹さんだー。
紙の本
ほっこりしてほろりと泣ける小説です
2021/04/30 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
出てくる料理がどれもおいしそうな上に、料理にまつわる話は読んでいてジーンと沁みます。シリーズ物だが飽きが来ない作品です。
紙の本
良いです。
2021/04/01 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スッチー - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いです。とても面白いです。興味のある方にはオススメです。読みやすいですし、とても分かりやすいです。良いです。
投稿元:
レビューを見る
プロローグ 一章 経験と芸の肥やし
ニ章 経験値を上げる方法 三章 魂の追跡
四章 踏み出すこと 五章 愛おしい喪失 エピローグ
美味しいものと物語は生きる力になります。
肩に置かれたロイドさんの手には、触れた重みや温かさがきっとあったことでしょう。
投稿元:
レビューを見る
良い話なんだけど…。
ばんめし屋に現れる幽霊に最後の晩ごはんを提供して、成仏させる、という設定が面白かったのに、最近の話は、メインが海里にスライドされて、幽霊の話は申し訳程度。
今回は、印象として、海里(家族・朗読)6:料理3.5:幽霊0.5。…ばんめし屋の意味ある?
投稿元:
レビューを見る
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の
五十嵐海里。朗読劇への出演を目指すが、
作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても
感情移入できない。そこで眼鏡の付喪神・ロイドと
ともに、淡海の取材に同行することに…。
投稿元:
レビューを見る
生意気なことを言います。
今回のストーリーは本当に
よく練られたもののように感じました。
海里の抱える問題を軸に、彼に関わる人々の
それぞれの苦悩や課題が海里を触媒として
化学反応を起こしていく。
今回、私は海里という存在に、
何か特別なものを感じた。
海里がそこにいる。そのことで救われた人が
これまでどれほどいただろう。
海里は無自覚だし、夏神やロイドも。
海里自身の成長は周りから与えられるきっかけに
よるものだが、そのことで周りにも化学変化が
起こっている。そんな気がする。
投稿元:
レビューを見る
最後の晩ごはんシリーズ、第15弾。
元タレント・五十嵐海里(いがらしかいり)は、定食屋で働く一方、演技のレッスンをしてくれる倉持悠子(くらもち ゆうこ)と共に、朗読劇に取り組んでいる。
「ばんめし屋」の常連客でもある作家・淡海五朗(おうみ ごろう)による脚本だが、海里は自分の役である登場人物に共感できず、どう演じていいのか悩む。
今回のお話は、この、海里の「役を自分のものにできない悩み」が軸になるのだろうと思ったが、自分的になかなか難しい読みだった。
作者の意図を勘繰ったりせず、素直にエピソードに感動したりすれば良いのだが、なぜか今回は、「戦争体験を語る人の話は、本筋にどう関わりがあるのか」とか、「海里の兄夫妻がどうして、子供を持てないなんて目に遭わなくてはいけないのか」などと考えてしまった。
今回のテーマは、「異なるものを身の内に入れる」だろうか・・・?
そして、このシリーズ、海里の成長という軸と、もう一つ必ずある、あの世の方と思い出の料理のエピソード・・・
今回は淡海先生絡みであった。
淡海先生は、ちょっと他にはいない感じのキャラクターで、いつもその言動には、考えさせられると言うか悩まされてきた。
妹と離れてやっと乳離れした?。
もうこれ以上成長することはない、と言う純佳だが、ずいぶん成長したのではないか、むしろ兄よりは成長している、大人びていると思った。
これからの淡海先生への興味が高まる。
そして『花束をめぐる諍い』の全貌が気になる。
次回に持ち越しかな?
プロローグ
一章
二章
三章
四章
五章
エピローグ
ーーーーーーーーーーーーー
演劇のことは専門的には分かりませんが・・・
「カメレオン俳優」とか「憑依型俳優」などという言葉を耳にしますよね?
海里はここからどこに向かうのか。
今は、「自分は定食屋の従業員、芸能界とは縁を切りました」というスタンスで表向きを通している。
しかし、純粋な「演じたい」気持ちも高まっている。
じっくり付き合っていくしかありません。
投稿元:
レビューを見る
必ず肯定してくれる味方が。
どんな形であれ自分と関わる相手に抱く感情は人それぞれ違うだろうが、大切に思う気持ちが大きくなればなるほど嫌われる事が不安になり慎重に事柄をすませるだろうな。
自分自身が理解出来ない者を向き合う事無く演じようとしても、当事者が理解出来ていない事を相手に理解してもらうのは流石に無理難題すぎるよな。
投稿元:
レビューを見る
物事を多面的に捉える話がここでも。最近この話題がテーマになる本が多いのは流行りなのか、そういう本を引き当ててるからなのか。
一憲さんと奈津さん夫婦が決めた道のことも興味深かった。家族が増えたときにまたみんなが幸せになってほしいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
決して長くはないこの一冊の物語の中に、毎回必ず旬の、今現在の、考えるべきテーマを盛り込んでくる手法がすごいなって思う。
投稿元:
レビューを見る
最後の晩ごはん、15巻目。
朗読劇の役になかなか入り込めない海里の苦悩の巻。兄夫婦の決断、そして淡海先生と妹純佳の別れ。そういえば最近淡海先生の妹出てこないなと思ってた。純佳は自分がこのまま兄の中にいることで、兄が純佳に依存しきってダメになっていくと気付き、自ら消えることを決意する。淡海先生は困った大人だけど、純佳は本当に兄想いのできた妹だ(私だったら、どんなに大好きな妹でも自分の中に一心同体でいられるのはかなり嫌だな…と思ってしまうけど)
海里の悩みに少しだけ光が見えたところで次巻へ続く。
豚ロースのはちみつ焼きがおいしそうだった。
投稿元:
レビューを見る
朗読劇での役作りに悩む海里の姿と淡海に対する純佳の願いを軸に、「シェ・ストラトス」のマスター、淡海の取材相手、海里の義兄夫婦の挿話が挟まれている。折々にはさみこまれる料理がおいしそうで、食べに行きたくなる(レシピは載っているけど、自分で作るのは……)。このシリーズは真っ当な感覚で描かれているので読み心地がいい。
投稿元:
レビューを見る
最後の晩ごはんシリーズ第15作。
夜だけ営業する〈ばんめし屋〉には、時折亡くなった人が現れる…。
この設定を忘れるような、海里始めドラマ要素が強かったここ数作だったが、今回は久しぶりに亡くなった人が現れる。
それは〈ばんめし屋〉の常連客で作家の淡海五朗が身の内に住まわせている妹。
メガネの付喪神・ロイドが、最近淡海の中に妹の気配が感じられないと言い出すことをきっかけに、淡海と妹との別れの物語が描かれる。
初期のシリーズ作品を思い出すような、記念のディナーと再出発の話。また過去の回で何故淡海が海里を傷付けるようなことが出来たのかも分かる。
もう一つの軸は、海里の朗読俳優としての葛藤。
淡海が朗読劇のために書き下ろした物語で、海里に当てられた役は二股男でそのことに罪悪感も持たないという、いわゆる悪役。
海里はどうしてもその役に感情移入出来ず、役作りが出来ない。
だが役者を目指す以上はどんな役柄もこなしていかなければならない。海里はこの難役をどう自分のものにするのか。
さらに今回は海里の兄夫婦にもドラマがあった。
夫婦としての苦しみや挫折と、そこを乗り越えての希望。
こういう苦しみや挫折を夫婦で乗り越え、海里の母もまた支えたことが微笑ましい。
そしてその苦しみを海里に見せることなく、乗り越えた後にサラッと報告する兄夫婦が良い。
今後どのような展開が待っているだろうか。
海里も淡海も今回を機に一皮剥けるだろうか。
夏神の出番は少ないが、ちゃんと見守ってくれている。
投稿元:
レビューを見る
15弾。海里が俳優業に戻るのか、料理の道に進むのか、
どっちつかずのまま。成長するには時間が必要なんかな。