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薄い本なので二回読んだのですが、さっぱりわかりませんでした。最初ミステリを書こうと思ったが「粗筋に振り回される過程が非常につまらないので」止めたそうなのですが。だからと言って、あんまりにも本作のように抽象的というのか、あとがきにも書かれていましたが「煙に巻く文体」=「高尚」と勘違いされるとは限らないです。まあしかし、どこの国かどの時代か、全く背景がわからず、未来的でもあり、神話的(所謂大昔)と、底が見えない様子がちゃんと自分で創造して書いてるのかなと思えました。
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理解力不足なのか、どんな話かと言われてもあらすじも説明できない。
ストーリーを追うことに飽きてきている人にはいいのかもしれない。
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全く話の筋が見えない不思議な本。8人の主要人物が出てくるが彼らが本当に別人なのか、同一人物の異なる人格なのかすら分からない。何がどこでどういう時系列で起こっているのかも分からない。多分本当だろうとかろうじて分かるのは、疫病が流行っていること(それがいつかは分からない)、主要人物たちは子供の頃一緒に暮らしており、彼らの「母」が殺されたことくらいか。その代わり、思い出の中の小さなエピソードや目に焼き付いた光景など妙にリアリティのあるディテールだけが延々と提示され続ける。なんにも分からないのに、どこかで知っているようなノスタルジックをずっと味わうことになる。正直読んでいてストレスを感じた。私の脳はどうしても何かしらのストーリーを発見しようとするみたいで、この本に向いてないのだろう。
読んでいて全く気が付かなかったけど、あとがきによると様々な文献や詩が引用されているということなので、教養のある方なら楽しめるのかも?