紙の本
大人の日本庭園入門書としても
2021/04/16 09:30
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投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ作者の『盆栽えほん』(あすなろ書房)と同様に、かなり細かく日本庭園のことが紹介されていて、小学生向けとなってはいますが、大人の日本庭園入門書としても重宝されるだろうと思います。
※第1刷P11茶室の絵のキャプションに正伝永源院<如庵>(京都)とありますが、京都正伝永源院にある如庵は1996年に復元されたものであり、国宝の茶室如庵は国重要文化財の旧正伝院書院とともに1972年に愛知県犬山市の有楽苑に移築されていますので、有楽苑<如庵>(愛知)とした方が良かったのではないでしょうか。
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大人の絵本だ。庭園が目玉の観光地を訪れる前に絶対に読んでおいた方がいい。…1から訪れなおしたい;
おじいちゃんとおじいちゃんの庭友だち:ジェラールさんに、庭のことを教えてもらいます。
・枯山水(平安時代 橘俊綱『作庭記』)
・自然風景式庭園
池泉舟遊式庭園、池泉鑑賞式庭園、池泉回遊式庭園、浄土式庭園
・茶庭
・石(山石、川石、海石。石組)
・砂紋
・水(滝、州浜、舟着、中島、曲水、遣水)
・景物(石灯籠、筧、枝折戸、袖垣、手水鉢、飛び石、沓脱石)
・垣、橋、苔
・庭仕事
・春夏秋冬
・日本庭園の歴史
・日本の美しい庭マップ
庭づくりはずっと続く。
作庭が4割、その後の手入れが6割
☆これから“庭”を巡るとき、もっとその造りを味わえそうだ。
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Mの朝の音読に。
日本の庭園の知識が少し増えたら素敵かも、なんていう軽い気持ちで手に取った絵本。
細々とみっちり庭情報が盛り込まれてるので、音読なんてとんでもない感じ。
辞典みたい。
日本の美しい庭マップに始まり、石庭、石の種類に置き方、砂紋、水の庭、景物、敷石、垣根、苔、道具、季節の植物、そして歴史!
細々と優しげなイラストをみてると、美しい庭を観に行きたくなる。
最後の台詞が刺さった。
「日本庭園は庭づくりが4割、その後の手入れが6割」「庭づくりはずっと続きますからね。」
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大人が日本庭園を易しく学びたいが為に借りた絵本。
情報量は多めながら、わかりやすく整理されていて理解しやすかった。(興味がある小学生なら読んでも楽しめるかも?!)
日本庭園の歴史(飛鳥時代以前〜明治・大正・昭和時代)が絵と文で描いてあってわかりやすい。
パラパラとめくって、気になるところを読んで楽しんだ。