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楽しかった。
2022/02/24 04:31
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投稿者:レイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究者じゃなくてオタク視点の春画推し本で、とても楽しく読ませて頂きました。
気になるグッズを実際に作ってみちゃうのが最高にアツいですね!
こういう情熱が高まり過ぎて、結局研究者になってしまった、という方がいらっしゃるジャンルは幸せだなぁと思います。いや、あくまでもOLさんなのかな。
出来れば数年前にあった春画の展示会の前に読みたかったですが、あの時買った図録を見ながら思い返すと楽しいかも。
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ネットで著名な春画ールさんのエッセイ集。中身は春画や江戸時代の性具などに纏わる軽い読み物といった感じ。
春画というと昔は福田和彦や林美一の著作が代表的で秘画、エロチックアートrといった高橋鉄的な戦後インテリポルノの文脈にあって、それが2000年代になって白倉敬彦や早川聞多らの精力的な活躍によって(正当な)美術・芸術としての地位を獲得というか、日の目を見たというか、ポルノからアートへクラスチェンジしたという感じだと思う。おかげで無修正の春画を手軽に観ることができるようになったのはありがたい。
春画ールさんは、そういう日本における春画に対する見方の系譜に対してまた新たな変革をもたらした人で、あえていうならかつて「笑い絵」と呼ばれた当時の感覚に近いカジュアルな楽しみ方を提示している。また、現代的な価値観、倫理観と江戸時代の価値観や常識といったもののギャップに対するバランス感覚が良い。
かつての杉浦日向子を彷彿とさせる。
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春画展などが人気ですが、小さい春画だと意外に安く入手できるのだな、と知れました。買いませんがw
画中文の翻刻がしっかりしてあるので読みやすいと思います。
春画には直接関係してないのだけど、米原の筑摩神社の鍋冠祭について詳しめに取り上げているところがこの本で一番良いところだと思いました。私も以前に久隅守景「鍋冠祭図押絵貼屏風」でこの奇祭を知り、興味を持っています。
ところで、春画では性器を描いているのに、修正をしなくても大丈夫になったんですねえ(近年の春画本は修正されてないな、そういえば
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春画に全く親しみのない人に向けた本という感じ。
私はそれに該当したので、非常に面白く読ませていただきました!
次はもっと専門的な内容の本に手を出してみようという勇気が出る本でした。
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先日よく聴くポッドキャストに春画ールさんが出演していてそんな方がいらっしゃったのか…!と衝撃を受けて読んでみました。
現代でも一般人が春画を気軽に手に入れられるという事にまずびっくりしました。
当時の人にとって春画ってお勉強のためとか縁起物として持たれていた面もあったみたいで興味深かったです。
そして作者さんの春画への愛も素晴らしかったです。春画に出てくるアレコレのグッズを実際に作ってみたり。しかも中国から材料を取り寄せて…。
エッチなもの、ネガティブなものって思わないで浮世絵を知りたいくらいの軽い気持ちで読んでみてもいいと思いました。まぁ、ちょっとエッチではありますが笑