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たんたんと、時にシュールに、そして深くリアルに。あなたの日常でも、不思議なこと、愉快なこと、実はいっぱい起きていませんか? 20年目を迎えたライフワーク日記、最新刊!
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今回も、川上ワールド全開である。愉しく微笑ましく、勝手に身近に感じてしまう。そしてタイトルの意味に、ふふふ、と笑う。そういうことか。ずっとずっと続いてほしいシリーズである。
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川上弘美さんの作品は時々読むけど、この東京日記は、人柄が伝わってきて、ちょっと週刊誌気分で読んだ。ふーん離婚しているのか、つまらない事にこだわりがあるんだ、といった調子。
それにしても、ながいくんが、長い傘のこととは。
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なんともゆるい感じのエッセイ(日記)でさくっと読める。
ほぼ、すべてのことが”ほんとうのこと”とういから驚く。
この東京日記は6巻めだそう。
遡って読むしかない。(ほど面白い。)過去2作は読了済み。
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たんたんとした文章で日々を綴るエッセイ。
20年も続いているんだ。すごい。
すっと続いて欲しい。
傘のながいくん。どこかで元気だといいなぁ。
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『始めたばかりのころは「ほんとうのこと」が七割ほどだった「東京日記」ですが、この六巻目に至り、ほぼすべてが「ほんとうのこと」になりました。といっても、「ほんとうのこと」とは、いったい何だ、という面もあります。虚実皮膜、というのではなく、わたしは「ほんとうのこと」として書いているのに、なぜだか「ほんとうのこと」からはどんどん遠く離れていってしまう……というような』―『あとがき』
なんともう二十年。そういえば、東京人に連載されていた頃は立ち読みしていたなあ。初めの頃は「椰子・椰子」と同じような創作かと思っていたら、単行本になった時に「五分の四くらいは、ほんとうです」と、あとがきに書いてあるのを読んでびっくりしたっけ。その約八割が三冊目の単行本の頃には九割になったともあるので、ここ十年ほどはほぼ本当のことを書いているのかな、と想像してみる。そう言えば離婚した話も東京日記で読んだ記憶がうっすらあるけれど、単行本を見返しても見つからず(その後、よくよく調べたら五冊目の「おそるべき結婚。」でさらりと記載あり)。手術の話(ファンにはお馴染みの例のまっさおなブラジャーの話)も東京日記だから、やっぱりほとんど本当のことなのかな。
とはいえ、六冊目の単行本のあとがきにあるように、川上弘美の少し変化球気味のサービス精神が発揮されると、本当の話に落ちのある噺のような趣向が加わる。まあ結局それが面白くて読んでいる訳だけれど。そう言えば三冊目のあとがきにあるパンツ熱については最近温度が下がっているようで、本書では話題なし。因みに五冊目ではそのものずばり「パンツの定位置。」というお題の月あり。ただし六冊目にも旅行鞄に詰めるものとしては記載あり。その代わり「家人」の登場回数が増えている。
ポール・オースターに偶然を引き付ける力とその偶然の出来事を小説に仕上げる才があるように、川上弘美にも面白いこと引き付ける能力がある、なんて言ってもいいのだけれど、本当はそれを見逃さない能力がある、ってことなんだろうなあ。まあ近所でイグアナに出会う(それも複数回)確率は決して高いとは言えないけれどもね。
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(2021/9/19読了)
4年前にシリーズ第5弾を読んでいます。こちらは第6弾。前作までがどんな内容だったかは全く覚えておらず、ただ気を抜いて読めたことだけは覚えてたので、旅のお供に借りてみました。
読み始めて、あー、こんな感じ。ゆるくて、本当のような嘘のような日記。(あとがきでほぼ全てがほんとうのこととあるけど、ほぼなんですよね)
ちなみにながいくんとは、ビニール傘のことでした。ばらしてすみません。
ひとつの話に、川上さんは旅行の荷物を必要以上に持つことが書かれています。
…旅先で読み切れないほどの多量の本、着替えきれないほどのパンツとTシャツ、つけないで終わるピアス数十組、シャンプー、リンス、バスタオル、柿の種、数独本数十冊、などなどをたった三日ほどの旅のためにスーツケースにつめ…
至極共感。まさしく私。驚いたのは柿の種。自分と同じ人が居て、それが川上さんだなんて。
感じること、思うことを言葉に変えることが出来れば、私にも〇〇日記が書けそうと、川上さんを身近に思い、羨ましく思いました。
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どんな友達が欲しいか?といわれたら、「川上弘美さんのような人」と言ってしまいそうなくらい、川上弘美さんは身近にいて欲しい方。
反応いちいちがかわいらしくて、ただ、それも狙ったかわいさではなく、小説家らしいというか。純文学を感じるんですよ。家の近くの八百屋の再開に喜んで早起きしちゃってしかも夢じゃなかったか見に行っちゃう、とか。絶妙に純文学的じゃないですか???
前述した八百屋の話はお気に入りすぎて、そのページの写真撮っちゃいました。
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T図書館本
大好きな川上弘美さんの東京日記シリーズ。
しょっぱなから、K極さんの抱える闇はなくて、うすぐらい、ってのでくすっと笑う。冷蔵庫との対話やら、電子書籍を、年よりの擬人化納得癖で記すなど、もう、川上ワールド。小人やカエルがよう働いておるおる、と言いたい!
そして、猫のテレポーテーションは、果たしてきらめきなのか、ときめきなのか。どうでも良いけれど。
楽しき読書タイム。
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この感覚はすっごく好きです。
今度、小説も読ませてもらいます。
ありがとうございます。日記を書いてくれて。