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L 北の御番所反骨日録1
反骨日録って「屁理屈屋」「道理に合わなければ上役にも臆せず物申す」から来ていると思われるが、もっといいタイトルなかったんかな。ただ実直なだけなような。
物語に目標がないので、だらだら続く系シリーズ。
妻子を亡くしてから従者も数人で質素な暮らしからみても豪快とは対局にある感じの主人公がこれはこれで好感をもてる。お奉行の覚えが目出度いのは今後の話の筋になるのかなぁと言う感じ。
妻子を亡くすことになった理由がまさかの展開でぶっこんでるなぁと。この作家さん、文章が硬いけど描写も丁寧で好き。
現在を形成させるバックグラウンドの話が半分だけれど、一作目だからなのか。おいおい明かされるんでもよかったよーな?
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裄沢広二郎が主人公。
生まれつきの「反骨」ではない。
痛ましい経験を重ねての「やさぐれ」なのだ。
誹諧好きの祖父の遺言で「鉄斎」という呼び名をもらった。
亡くなった父の後を受けての出仕は16歳。
2歳上の妻は結婚前から他の男とできており、その娘と共に水死。
頭もよく仕事の覚えが良い裄沢広二郎だが、仕事ばかりにかまけて夫婦仲を重んじてこなかった経緯が妻と子の死につながっていると時間が経った今は思う。
てんがいこどくとn天涯孤独となった今では、何も怖くはない。持論を通して辞めるとこも厭わない男になった。
扱いづらいと思われている反面、仕事ができると信頼もされている。
180センチを超す大男の幼馴染、来合轟次郎は親友。
1巻目から魅力的な登場人物で面白かった。
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【収録作品】序/意休殺し/深夜行/やさぐれ鉄斎/春の雪
ある意味「無敵」な広二郎の理を通す姿勢が面白い。融通が利かないわけでもないところも含めて。
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確か新聞評で見掛けたシリーズ。1巻目なんで紹介的なんだけど、いきなり4話目にそんな話を持って来るとは驚いた。でも、評通り、面白いので、継続決定