投稿元:
レビューを見る
妖精が好きなので手に取りました、久しぶりの中野さんです(*´▽`*)
人獣、蛇、悪魔と天使、キメラ、ただならぬ気配(空間と建物(?))、妖精・魔女、魑魅魍魎が取り上げられています。
全裸の絵が多かったなぁ。
個人的に一番印象深かったのは
廃墟となったルーヴルのグランドギャラリー想像図/ユベール・ロベール…SFとしての絵画。昔の人の考えていた"if"が絵画として観られるのが面白い。
その他気になった作品
ハルビュイア/作者不詳
アントワネットのプロパガンダ作品、よくこんな気持ち悪い絵が描けるなぁ…。
森の火事/ピエロ・デ・コジモ
人面獣、こっち見んな、笑ってしまう。
オルガス伯の埋葬/エル・グレコ
顔だけ(体のない)天使…、悪趣味すぎる!!
処女と一角獣/ドメニキーノ
一角獣の顔の表情がセクハラめいている…。
エル/ギュスターヴ=アドルフ・モッサ
1905年に描かれたとは思えないほどの現代感。
キュクロプス/オディロン・ディロン
こちらもエヴァンゲリオンの使途か進撃の巨人かというぐらい現代っぽい。
面白かったんですが、「○○は以前出版した△△を参照してください」というのが多かったので☆3つです(;´∀`)
投稿元:
レビューを見る
見たことのない絵もあって面白かった。
しかし、あまりにグロい絵は何処に飾られていたのだろう?本で観るなら良いけれど。
人間は美しいものだけではなく、色々なモノを見たがるものかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
この世には存在しないものを人間の想像力で表現することは絵の大きな価値の一つだなと、改めて感じました。
といいつつ、私が気に入ったのは、ガスパー・フリードリヒ「ブナの森の修道院」1809-10頃と、ヴィルヘルム・ハンマースホイ「室内」1898。静かな風景の中に漂うどこか不穏な空気がぞわぞわして好きです。
投稿元:
レビューを見る
絵画に描かれた“怪=異形のもの”がなぜ描かれ、時代とともに変化しながらも描き続けられてきたのかを解き明かす一冊。宗教や文化的背景を理解していないと西洋絵画の面白味は半減してしまうが、その辺りも含めての説明でとても分かりやすい。ただ、本のサイズ的に仕方ないのかも知れないが、絵と解説が別ページになってしまっているのが残念。それにしても、アルチンボルドの『水』ときたら…怖い以上に画面から生臭さまで漂ってきそう…。
投稿元:
レビューを見る
はじめに
第1章 人獣
第2章 蛇
第3章 悪魔と天使
第4章 キメラ
第5章 ただならぬ気配
第6章 妖精・魔女
第7章 魑魅魍魎
本書に登場した主な画家
投稿元:
レビューを見る
昔から妖怪とか怪獣とかが好きだったので、結構楽しめた。怪物は、人間の部位(目、手足等)を増やしたり、減らしたり、別の動物をくっつけたり、してるものが多い。怪物で表現したいことによって、女性的か男性的かは変わってくる。
ヒエロニムス・ボスの絵はごちゃごちゃしてて、色々なクリーチャーが描かれていて、観るのが楽しくなってくる。
蛇は実在する動物だけど、苦手な人も多いイメージがある。子供の頃に木から蛇が落ちてきたときは、すごいビックリしたなぁというのを思い出した。
アルチンボルドとハンマースホイが気になる。