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趣が異なる~ある会社の重役が手術で入院中の特別室で狙撃され、その火線の延長戦で働いていた隠館厄介に疑いが掛けられたが、忘却探偵に冤罪を晴す依頼をし、訪れた探偵が狙撃された。狙撃は2度目らしく、最初の貫通で忘却探偵となり、今回で意味記憶を失ったが、忘却探偵ではなくなったため、冤罪体質探偵が謎を特羽目に陥る。犯行現場では思わず地雷を踏みつけてしまって、今日子さんにセメントで固めてもらって脱出したが、籠もろうとした3階建ての掟上ビルが戦車砲3発で破壊された。アパートに戻ってきた僕はFBI捜査官から根掘り葉掘り聞かれて、逆に忘却以前の今日子の活躍を知って、沖縄に逃亡した。その地で逢った売れっ子漫画と廻った戦争遺跡から、ビルの地下にシェルターがあるのではないかと推理して戻ってきて、扉を発見し、降りていった先で出会ったのは、今日子とそっくりなホワイトホースという戦争犯罪者だった。忘却探偵に情報を聞き出された挙げ句、これからは忘却探偵にはると言われ、彼女が優秀な戦争調停人だったことが明かされるが、狙撃したのも彼女であり、戦車や地雷を使って第三次大戦間近なこの時期に戦争調停人として復活させるつもりであったらしい。彼女は無造作に狙撃銃の引き金を引いたが、僕は病院の特別室で今日子さんに見守られて三日三晩寝ていた。彼女の地下の書庫は古今東西のミステリー本が収納され、国会図書館同様に無酸素にする設備が整っていたのだ~このシリーズは24冊の予定で、今回は13冊目らしい。本当に続くの? 今回はうまく世界に填まり込めなかったねぇ
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【収録作品】第一話 掟上今日子の狙撃手/第二話 掟上今日子の地雷原/第三話 掟上今日子の自走砲/第四話 掟上今日子の防空壕/第五話 掟上今日子の徴兵制/第六話 掟上今日子の終戦日
正直、忘却探偵の過去が意外すぎてのみこめないし、いろいろ不審はある。が、戦争と平和、本の存在意義についての語りが重く、それが全ての本なら納得できる。
ところで、警備員の親切守はどこに?
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冒頭の今日子さんの状態や各事件の結末が予想外の展開でいちいち楽しませてもらえる。あとがきによると、このシリーズは折り返したところのようで、楽しみはまだまだ続く。
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天井の文字を書いた人物がわかるとのことで、ものすごく楽しみでした。
が、話が壮大しすぎて今回はちょっと。
今日子さんの活躍もイマイチ。
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シリーズ1番の謎である忘却探偵の秘密、今日子さんの過去を知る人物が出てきて色々明らかになる。まだ気になる部分は残るけど意外すぎる過去に驚き。
ミステリ好きが思わずニヤリとするやりとりがあったり、戦争に触れていたり、好みは分かれそうだけどいつもとは雰囲気の違う特別な回。
このシリーズは第24弾まで続く予定との事なのでまだ楽しめそう。
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忘却探偵が、忘却探偵でなくなった。
そんな、シリーズの根底を覆すようなシーンから、今回のお話は始まります。
副題↓
・掟上今日子の狙撃手
・掟上今日子の地雷原
・掟上今日子の自走砲
・掟上今日子の防空壕
・掟上今日子の徴兵制
・掟上今日子の終戦日
今回、探偵でなくなった今日子さんの代わりに奔走するのは、隠舘厄介さん。ワトソン君ではなく、探偵の役割を担おうとがんばります。
FBIの捜査官が登場したり、ホワイト・ホースという謎の人物のことを聞いたり、逃亡すべく沖縄に飛んだり。
今回は、記憶をなくす前の今日子さんのお話がちょっと(いっぱい?)出てきますが、結局、本当だったのか、よく分からず。
今回、新たに知った単語は、ギリースーツ。表紙で今日子さんが着用しているもののようです。
このまま、最終回としてお話が終わるのかと心配していましたが、ちゃんと、忘れることを思い出します。
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シリーズ13作目。あとがきに拠ると、全24巻の予定だそうで、まだ折り返しなんだ・・・ う~ん、微妙。このシリーズ、毎回いろんなパターンだけど、今回はまあ割とマシな方かな。今日子さんの過去が少し見えてきた。どこまでホンマの話やら分からんけど・・・
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今日子さんらしさは無かったが独特の雰囲気など所々に似た所を感じたのがこれはこれで良いなと思ったがやはりいつもの忘却探偵の今日子さんが一番魅力的で良いと思った巻だった。
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今日子が記憶喪失であることを忘れ、忘れることを忘れてしまう。
なんか、治ったのならこのままで良いような気がするんだけど、隠館さんはそれでは気が済まず、元にもどって欲しい様子。(どこが元なのか分かりませんが)
全て覚えてる今日子さんが新鮮な話でした。
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いつのまにか出ている新刊。
ちょっと毛色が違いますが、今日子さんの過去に迫る・・・?のか?
ホワイトシリーズはまた出てくるのかなあ。
全24巻だそうなので、半分は出たことになるんですね。
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何時もの様に冤罪で捕まった厄介が何時もの様に今日子さんに助けを求め、即解決…と思ったら今日子さんが狙撃され、頭を撃ち抜かれる。命に別状はなかったが(凄すぎる)目覚めた今日子さんは記憶を失わなくなった代わりに探偵である為の知識が失われてしまっていた…。今回はそんな設定なので元々の冤罪事件とか後に起きる掟上事務所幽霊戦車による壊滅事件とかが推理前提ではないので拍子抜け。代わりに今日子さんの過去の秘密が一挙公開。そして「備忘録」の意味にも繋がる展開にもなってシリーズ的には重要な回だと思うけどどうも置いていかれた感が拭いきれない。ラストの今日子さんは今日子さんなのか?はいい感じ。しかし過去エピソードを見ると某シリーズの某委員長と今日子さんは同一人物?時代が合わない気がするんだけど。
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この本の前、数冊は未読。今回手に取ったのは彼女の謎が一部明かされると聞いたからでした。物語は最初にその今日子さんの特徴を奪ってしまい、厄介くんメインで彼女自身に迫ることになります。噂の別シリーズを読んでいると今回明かされた彼女の過去についていろいろな考察ができるようですが、読んでいない私としては、残念ながら消化不良です。ただ、厄介君が語る本についてはとっても良かった。本は読めばいいというものじゃない。どんな風に読むかが人間を形成する。彼のセリフひとつひとつが自分にわかるということがとても嬉しかったです。
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ヤクスケが真理に気づくとき私も同時に気づかされた。
“兵器など遊び倒せ
人を駄目にするのは娯楽より、戦争だろう”
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今日子さんの直接的な出番が少なく、シリーズの中では異質な展開となってしまった。失礼ながらそろそろネタ切れかなと思う。この後どうなるのか楽しみでもあり、心配でもある。
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「掟上今日子殺人事件」が発生するというとんでもない今作。狙撃され、「掟上今日子」としてのアイデンティティを失ってしまった今日子さん。彼女のために立ち上がるのは冤罪王・隠館厄介。……わー、頼りになんない(笑)。不安しかないのだけれど、それでも彼は打たれ強さに関しては天下一品なので、きっとどうにかなるのだろうと安心して読めました。
ずーっと気になっていた天井の文字の謎や、今日子さんの過去についてもようやく語られる時が来ました。とはいえ、まだまだ謎は残っているのですが。そして「本は読めばいいというものじゃない」というのには納得。そうだよねえ、同じ本でも違いますよねえ、と読書家なら賛同するでしょう。ああそれにしてもあの書庫は気になるなあ。入ってみたい。