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4冠達成中のフードファイターが主人公のお話。
もっと試合中以外の人間関係や想いとかにフォーカスした作品だと思って読み始めたら、想像していたよりも試合中の見えている景色や描写が多くてまるで同じ場所に座っているかのような臨場感を感じられる。
エンタメとして見せるべき大食い。
恋人の的外れなアドバイス。
自分が何を感じているのかも分からなくなる不安感。
フードファイトに対する敬意も感じられる小説でした。
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フードファイターのお話。
どんなに強い選手と対戦しても、負けたことがない。
「常連の選手がどの程度の力量かは過去の経験上、大体把握できているので事前に予測を立てやすい。私の読みが外れたことはなかった、これまでは。」(P.8)
テレビで早食い競争とか、私は見ていて楽しいけど、本で読んでも選手たちの熱が伝わりました。
大会本番までの過酷なトレーニングや大会中はどんな事を意識しているのかを読むのはとてもおもしろかったです。
体力だけじゃなくて、どれをどの順番にどうやって食べていくかも考えないといけない、心理戦でもあるんだな〜…!
お腹が満たされるような一冊でした。
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フードファイターの話だった。
私もTVの大食い大会とか好きでよく見てました。
今はあまりTVで放送されないですよね。
主人公の一果。
トレーニングやキャラづくりとか、色々とあるんだなぁっと思って読んでました。
最後がとっても気になる終わり方で、どうなったんだろう〜。
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『飯テロ本』と帯に書いてあったので気になった1冊。
フードファイターをスポーツ選手という目線で見たこと無かったので、その視点で見れて、トレーニングしたり、自分との戦いであることを知った。
表現がフードファイター寄りのリアルすぎる表現で、読んでいて食欲は起きなかったかな、、、笑笑
結局、番組成立のために裏工作してるのか、と、今後、疑った目線で観てしまいそう。笑笑
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食べ物が題材の本はいろいろ読んできたが、主人公がフードファイターなのは初めて。
表紙のラーメンが美味しそうなので、飯テロほっこり系をイメージしていたが、開いてみると想像とは全然違った世界で、今まで読んできたグルメ小説とは一風変わって新鮮だった。
番組の裏工作などが明らかとなる中で、主人公 一果が食べ物を大切にしている姿勢が、すごくよかった。
一果は最後どうなったんだろう…とラストの展開が気になった。
ごはんの量は八分目が一番、ほどよい量を美味しいね〜ってゆっくり食べるのが一番だな。。今日も食べ物に感謝!
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ばったんさんの装丁に惹かれ読了。
フードファイターの女性の葛藤を描く作品ですが
出てくる食べ物はとても美味しそうには思えない。
ハンバーグやラーメンを、よくここまで
美味しくなさそうに書けるな〜(意図的に)と
佐原ひかりさんの「人間みたいに生きている」を
思い出しました。
物珍しい設定だし、葛藤の描写や
ラストの不思議な開放感は、味わい深かった。
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本でお腹がいっぱいになった作品は初めてかもしれない。
フードファイターってただ食べてるだけかと思いましたが、トレーニングとか色々あるんですね。これは少し勉強になりました。
非常に読みやすいのでちょっとした時間に読んでみてはどうてしょうか。(^-^)
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フードファイターが主人公の小説に出会ったのは初めてだ。テレビで見たことがある食べる迫力や苦悩が伝わってきた。にも関わらず、途中、番組の不正が発覚し、フィクションとは思えなくなってきて不快な感情が込み上げてくる。フードファイターって何のために戦っているのだろうと、この本を超えて、実のフードファイターに思いを巡らせた。