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中国でも、英訳版でももっとも評価が高いというシリーズ第三弾。確かにSF好きがワクワクするような設定が数多あり、振り返ると第一弾はとてもシンプルに思えます。
SFは架空のシチュエーションに人間が置かれた場合の様子を描くことで読み手に気づきを与えてくれるものとすれば、本書は幾多もの局面を描き、読み応えのあるものとなっていました。
本作が中国で発表されたのは2010年。中国の経済的躍進という世相も影響したのか、インターナショナルに展開する地球の危機ながら、前作、前々作以上に中華系の登場人物の活躍が目立つことが気になります。
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雲天明との再会(映像の様な物を通して)により、
2人は会話をするのだが、
会話をチェックしてる三体人にバレないように、
昔話の中に三体文明が持っている科学知識を入れ込む話に。
その後、物語はあれよあれよと進んでいき、
最終的にはすごい未来に。
SFを盛りだくさん読んだ気になる小説でした。
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劉慈欣によるSF小説三体の最終章の下巻(本当の最後)。Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ全部読んだが、「Ⅰ=ヤバい、Ⅱ=もっとヤバい、Ⅲ=次元を超えた面白さ」といったかんじで、どんどんスケールアップする。シリーズを通して物理学とか数学の話が多いが、ラストは文学+絵画の要素も取り入れ、謎解きミステリー要素もあってブンガク好きの人も楽しめる内容。途中から、(あなた生きてたの?と思わず驚く)意外なキャラも登場しつつ、最後を締めくくるのにふさわしい内容だった。SF好きの人に全員読んでもらいたい。シリーズ通して一番好きなキャラは章北海。
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遂に三体を読み切った…。
自分の想像を遥かに超える壮大さ。
地球と言う星から宇宙、時間、次元すら超えてとんでもなく遠くまで行って帰ってきた。
読み終えたあと今回のカバー表紙を見たら胸にググッと来る。
今この地球と言う星で暮らせていることの幸せ…
宇宙と言う広大で深い謎に包まれた世界に地球人は昔から憧れを抱いてきたけど、この宇宙のどこまでも深い深い闇を見た。宇宙で行われる『戦争』は次元すら武器とする恐怖。この過酷な状況で生き残るには甘えは命とりとなる。でも人類はそれでも愛を選び未来を迎える。
最後の最後、雲天明と再会出来ると思っていたのに無慈悲に進む時間と言う敵。
終盤の地球文明滅亡あたりから2人の星へ行き、時間の前に引き裂かれラストを迎えるあたりはとても胸が苦しかった。未来の話と書いたけど、もしかしたらこれは過去にあった出来事で、1度終わった宇宙がまた輪廻して2度目の人類なのかも…とか考えても面白い。
読み始めた当初三体がここまで壮大な話になるとは思ってなかっただけに本当に長い旅をした。
三部作読んだけど、この3巻が1番個人的には好きだな。
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二次元宇宙に吸い込まれる描写のあたりはまさに圧巻。シリーズラストの堂々たる終わり方で、どこか切なく儚く、そして本当にかすかな希望が残される終わりでSFエンタメ極まれり。
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………………なにもかもがなくなった!!!!
なにもかもだ!!!
いや、まだなくなってないけど。
もうね、なんか、モルカーを見てる気分。始終、徹底して、「人間は愚かだ……」って思いながらページをめくってました。
なんでこの世界では、たったひとりの人間に地球の命運を握らせようとするんだろう。救世主を望むんだろう。いやまあ、ルオ・ジーの最後の選択がそうならざるを得ないものではあったんだけど、そこから執剣者の交代に至る際、なんでひとりの人間が、ってことになったかな。もっと取り得る手段たくさんあっただろう。いや、この結末だとまあどれ取ったとしても同じことだったんだろうけどさ。
上巻で面壁計画を「幼稚で荒唐無稽」っていってて笑いました。そりゃそうだよ。どう考えてもおかしいもん。
程心がねー、ほんと普通のひとなんだよ。ここぞっていう場面で必ず悪手を取る。というか、ある意味では英雄的とも言えるだろう手を取らない。取れないんだろうなぁ。普通の人間は。
時間の流れが速いから、正直世論について行けない。さっきまで英雄視してたのに、すぐ犯罪者扱いする。ころっと変わりすぎだろって。いやでも、「大衆」ってのはそういうもんなんだろうなぁ。
全編通して、大変に面白かったです。秀逸なSF作品。久しぶりにここまで一気に読む作品に出会えた気がします。
スケールが大きい。最終的に巨悪とか敵の知的生命体と戦うわけじゃないのもいい。結局宇宙そのもの、時間そのものが相手だとどうにもならないよね。
次元に関する本を読みたくなりました。
あと、結局、程心と雲天明が再会できないままだった、というのもすごくいい。
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圧倒的面白さ。スケールのデカさ。夢中になって読み切った。SF小説の面白さを改めて教えてくれた。
読み終わるのが悲しかった。永遠に読んでいたかった。
本当に面白かった。
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三体がついに終った。ちょっとロスな気分。
時間軸も含めて壮大なストーリーに引き込まれた。
個人的には三体2が一番面白かったけど
全体通して三体ストーリーが楽しめた。
この作者の作品が出たら、また読みたい。
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これまでのシリーズで物語の展開,スピードが加速して来たが,今作でその速度は臨界点を見かえて結末へと向かう.物語の舞台は地球から太陽系,銀河系,この宇宙の枠組さえも超えて拡大し続ける.このように徐々に拡大,加速していく世界の中で,読者は身に染み付いている時間,空間の感覚は乖離させられ,より俯瞰した視点で世界を見るようになりうだろう.しかしこの超次元的感覚とその世界を舞台としていても生命体としての人間を中心に据えている.故郷の宇宙への郷愁を描ける作品はこの作品だけだろう.SFでありながら,その枠組さえも超えてくる素晴らしい作品だった.
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三体シリーズ読了!惜しげもなく披露される怒涛のイマジネーション。描かれないストーリーにも想像が膨らんでしまい読み終わってからも楽しめます
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待ちに待った最終作。期待を裏切らない展開で、最後まで翻弄された。全体を通じて素晴らしい作品。個人的には最後はもう少し地に足のついた終わり方を期待していたが、この終わり方も三体らしいと思う。とにかく話のスケールが大きくて、今までにない読書体験だった。絶対にオススメ。
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とんでもない物語と出会ってしまった。
読み進めるたびに更新されていく世界にワクワクした。
宇宙とはなんなのか、この世界とはなんなのかという問いに正面からぶつかる三体の物語には圧倒された。
実際の宇宙も暗黒森林であるかもしれないし、高次元の世界が存在するかもしれないと考えてしまう。それほどの世界観と説得力がこの小説にはある。
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天明が程心に語ったおとぎ話からはじまる下巻。これがちゃんと物語としてもおもしろく、しかもそのあと示される謎解きも、納得感があってとてもわくわくした。
「ホーアルシンゲンモスケン」に込められた謎とかね。おもしろい。
しかし中盤以降は、それまで煉瓦を積むようにして構築してきたものがすべて吹っ飛ばされるほどの激しい展開……おもしろいんだかなんだか、正直なところ定めがたかった……ただ、「死神永生」というテーマは強烈に刻まれた気がする。しかもそこに「暗黒森林」理論が通底しているわけで、なんとも重く暗いテーマではあるけれど、それもこのくらい突き抜けると、なんか達観してしまうね。それこそがSFということなのかな。
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発散する物語。この「発散」は高校物理で習った「収束」の対義語として。
第三部はロマンチックなエピソードではじまったのでそういうストーリー重視で進むのかと思いきや、どんどんとハードSFな方向へ。最後には時間を超越し光速を超越し生命に与えられた時間を突き抜ける。ただ終盤の怒涛のテンポは例えて言うなら、仮面ライダーシリーズの最後の2話のよう?でギアチェンジがちょっと性急だったか。
ともあれ充実の読書体験を得られる三部作。
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最初におとぎ話から始まる。
読み終わってみるとそういうことかと思うのに。
時間を超え、光速で航行する。
とんでもないことの連続。
ただ、それが急でちょっと・・・