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TLに流れてきて面白そうだと話したところ友人からプレゼントされた一冊。
いわゆる「性テクニックHOWTO本」になると思うけど、多様なセクシュアリティに対して「とちらでも構わない」というスタンスと、猥褻な表現の薄いシンプルで、ところによりデフォルメされたイラストは「性」をタブー視しがちな人にも受け入れ易いと思う。
内容的には自らの肉体にない器官については体験する事は不可能だし、参考書となるかどうかは判らないが、自らの肉体に対する捉え方は多少なりと変化するかも知れない。
イラストが多く、文章も口語調で軽快。行間も広く、フォントサイズもイラストに合わせたり、ページに合わせたりと統一されていないので、読む時は雑誌の感覚に近い。
思いの外(性的経験値によっては)難易度が高いあれこれも紹介されているから「こんな事するの?」「こんな事できるの?」と思うような事もあるだろうし、パートナーありきのテクニックの話についてはそれなりの経験値があり、パートナーと素直に性的な事に対して話せる相手がいる人に限られる気はする。
今まで行為に満足できず、パートナーと話す事もできなかったと言う人なら清潔感のあるこの本を「面白い本があった」と話題に出し、話をする事でお互い話しやすい環境作りに活用できるかも?