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“教会跡地の神様”って知ってる? 大切なものを差し出して祈るの――。
突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみにくれる葬儀の日、それと出会う。
「契約すれば死者をも蘇らせる」
“神様”の正体は、人の寿命を対価に願いを叶える“死神”だった。
余命4ヶ月。寿命のほとんどを差し出し姉を取り戻した作楽だが、その世界はやがて歪み始める。
かつての面影を失った姉。嘲笑う死神。苦悩の果て、ある決断をした作楽に、人生最後の日が訪れる――。
松村涼哉も激賞! 第27回電撃小説大賞で応募総数4,355作品から《選考委員奨励賞》に選ばれた青春ホラー。
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切なかったと言えると思います!
ただ、これは好みが別れるかなって思います!
1度読んでみて決めるべき!
序盤の物語の始まり方が好きです!
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ラストシーン、泣きました。
主人公とその姉がお互いに自らの命と引き換えに相手を
生かそうとし、相手のものを破壊すれば自らの望みが叶う
契約書-十字架のネックレス-を破壊するため、
兄弟で殴り合い、泥まみれになりながら本音を叫び合う。
正確かつ繊細な表現のおかげで、場面の理解も容易く
まるで自分がその場に居合わせたような気になれました。
最序盤(というか1番最初)に事故死した姉のことを
主人公が「僕が殺した姉」と呼んでいるのもあり、
己の不甲斐なさに自責の念を抱いていたことが
よく分かりました。その上でのあのラストシーン。
私は泣かずにはいられなかったです。
死神-モーンガータ-がドス黒い性格でありながら
ボードゲーム等プレイする時にお茶目な一面が見られるのも良い。