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初北村薫さんでしたが、とても面白かったです。
巧みな伏線回収で、後半はははぁと唸ってしまいました。
ハッピーエンド?ではないですが、主人公達には何とか幸せになってもらいたい。
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ブックオフで。過去のこのミスランクイン作品ということでよみました。
冒頭に『本で心の慰めを得たい人は不向き』というようなことが書かれていたので、『はて?なんのことやら?』と思いながら最初は斜め読み。途中から『あれれ?凶暴犯を逃すのに手を貸してたんじゃなかったの??』と思ったらまさかの…それはたしかに慰めとかやすらぎを得たいとかの理由でこの本読めないですね。ただ、フィクションとしての小説としては面白いと思います。ただ、個人的には、途中悲しくても、なんか最後心が温まるような作品が好きなので、ちょっと厳しかった。貴志先生の『青の炎』もそうだったんですが…なので⭐️3です
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後味が重苦しく、もやもやした感じ。
確かに私には向きではなかった。
人の心の中にはいろんな面があるのだということだろう。
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オチがすごい本。として購入。
主人公男性が、自宅に立て籠った強盗犯から
人質とされている妻を、救い出すために奔走する話。
○構成
主人公目線:自宅に立て籠る犯人と独自に交渉。
妻の独白 :主人公と馴れ初め。自分の生立ち。
二つがクロスしながら展開。
○構成
主人公は何故、独自に犯人と交渉するのか?
危険を顧みず、救出のために準備奔走するのか?
妻の独白は、本編とどのように着地するのか?
がお話の推進力として面白い。
●
主人公目線なのに、主人公に実は秘密がある。
というパターンは、正直厳しい。
「屍人荘」でもあったけど、正直厳しい。
せめて第三者視点にしてほしい。
●
救出までの根回しが長すぎる。
伏線ですよ感、ラストに向けて期待してね感。
もっと上品にサクッとこなしてほしい。
同僚も。友人家族も、心神喪失の妻も、協力する?
●
チェスわからない。
そもそも、キングってそんな動き回るものなの?
クイーンって人質になるものなの?
●
ラストのカーチェイス、状況がわからない。
そもそも全体的に状況と人物配置が難解。
「ロートレック荘」的な人物叙述モノと勘繰るレベル
●
田舎の警察が無能すぎる。
ラストもどう決着つけるつもりなのか、見えない。
●
主人公に秘密がある。
主人公が正気ではない。信用できない語り手。
のパターン。お腹いっぱい。
これがアリなら、なんでもアリ。
「マリグナント」「パーフェクトブルー」は、
それを逆手にした名作と再認識
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イヤミスで有名だと聞き読んでみた。
結論からいうと、イヤミス度合いは私にとってはそこまでだったが、ラストのどんでん返し?はまったく気づかず面白かった。
まさか三季の死体と立てこもり犯が鉢合わせして、それを奥さんだと勘違いするなんて。
全体的に詳しく状況描写してくれているのだが、いまいち状況や位置関係などが伝わってこず、あまり分かってないままに読み進めた。
また、少し白のクイーンの回想の描写が長すぎる気もした。もう少しすっきり書いてくれても読みやすいのではないかと思った。
いちばんの疑問はラストの文で、「今、わたしとあなたは、桂の林の中にいるのです。」の文の意味が最後まで分からなかった。。
ネタバレサイトを見ても詳しく書いているものはなく。
??
末永純一は捕まっていないのか?
林の中にいる?
死んだ?
疑問が残ります。
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ノワールというわけではない。
ミステリーなのかな。
思想があり仕掛けがあり物語が出来ている。
人の心情より仕掛けが勝っている感じかな?
描かれている事は辛い話なんだけど
これは話として収まってる。
きっとミステリーが好きな人は好きなんじゃないかな。
個人的には記号的な印象を受けたって事かな。
劉健一みたいな印象は残さない。
出てくる悪人がやはり記号的だった様に思う。
妻もそんな印象が。
仕掛けは凄いなって思えるんですけどね。
文章も読みやすいですし。
自分だったらどうするか? とか色々と考えさせられる作品ではあったかな。
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読まずに死ねない! 本格ミステリの粋を極めた大傑作。極上の北村マジックが炸裂する! 新装版のための前書きも収録。
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衝撃的な展開だったため、思わず唖然としてしまいました。石割が三季を妻だと勘違いしているというトリックは流石でした。友貴子の悲しい過去はなんとも痛ましいと感じました。ただ、食部のお話やセクハラのお話など魅力をあって読みごたえ抜群です。
単純にミステリーとしての完成度もすごいですが、その他の文章においても新鮮で面白い小説でした。
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ミステリーの、残酷なシーンが苦手な人、おすすめ!出てくる人は悪魔かと思うくらいだけど、リアルな表現が少ない。交差する事件、欺く等。ミステリー好きのきっかけになると思う。