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紙の本
戦前、戦中、戦後に「怪奇と幻想」を追い求めていた人生、それ自体が「物語」
2021/07/11 15:39
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投稿者:プチトマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国民が生きていくだけで必死だった時代に、
国家も生業も家族も生活も人付き合いも全く気にせず(生きるのが下手)
ひたすら英米幻想文学に生きていた平井呈一の人生は
たどるだけでも結構疲れました。
思ったのは、妻、パートナー、親族とくに兄、文学仲間、周りの関係者の支援
がなければ創作が主でなかっただけに早々に干上がっていたことだろう。
未発表3作品には、戦中戦後の動乱のなかで、
薄幸だった人々のこの世に残した強烈な怨念が感じられる。
これは何かコロナ禍で薄情な世相の現在に(2021年)にも通じる。
疎開先の学校で数年間英語を教えていたこと。
生徒の回想から、その教え方がとても上手だったこと、
孫にも英語を教え、とてもきれいなイギリス英語だったこと、
になぜ皆が彼を助けたのかがややわかりました。
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