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護られなかった人を、護ろうとした人の話です。
こんな悲しい現実があるという事を知りませんでした。私に何ができるんだろう…と考えると、無力感で切なくなりました。
コロナにより、このような状況の方も増えたかもしれません。
沢山の人、特に政治家に読んでもらって、このような状況をどうにかしてもらえたらと思いました。
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後半、ページをめくる手が止まらなかった。
ゾクゾクした。
切ないラストに胸がしめつけられた。
自分から見えている景色だけが正しいわけじゃないんだな。
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貧困、生活保護問題をテーマに起こる連続殺人事件。
犯人は早い時点でわかったから、普通のミステリー小説で犯人誰だろう?と思うハラハラ感はなかったけど、とても切なく涙が出る話だった。
読み終えても思い出して泣けてしまいそうになる程刹那かった。
でも犯人があの人と同一人物だったのは意外でした
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七里作品は初めてですが、この社会派ドラマは圧巻でした。七里作品を16巻大人買いしてしまった。
ハマりそうな予感と共に、新たなる著者に出会えて感激。絶対おすすめ! 映画は小説とは異なるフォーカスの様で、これまた楽しみ。⭕️
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護られなかった者たちへ
中山七里著
1.購読動機
さよならドビュッシーをはじめ2021年だけで5冊は読んだ作家さんです。
理由は、楽しめるからです。
ミステリーの裏にある登場人物の人間くささに、共感を覚えることも、読み続ける理由です。
2.物語
震災で家族を失った刑事と、生活保護を却下され大切な人を救えなかった若者、いずれも、護ることができなかった者が主人公です。
物語のなかで、生活保護に頼るほかない世帯の描写があります。
その生活ぶりは、活字を通じて、読者に壮絶な空気を届けます。
3.映画化をきっかけに、、、
映画化されました。
映画が話題になることを起点に、日本が迎えている、そこにある危機に対して、私たちが関心をもつきっかけになれば、、、とも考えます。
歳入と歳出のバランス、そして国債で補填しつづける構造。
増えつづける歳出の三割を占める社会保障費。
中山七里さんが物語を通じて描いた世界は、フィクションかもしれません。
しかし、ただ通りすぎるだけの世界ではないのでは、、、と思うのでした。
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餓死させられた遺体が発見された事から始まる話
東日本大震災後の仙台と生活保護とテーマが重い
再犯するような囚人を養うのも、声の小さな貧者に出し渋るのも同じ税金だ
この言葉はすごく考えさせられました
ラストは辛くて、でも温かかったです
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社会福祉制度を題材にした作品。
映画化、文庫化にて読んでみた。
この話がもし本当ならば、かなり重い。
餓死なんて昨今の日本にあるだろうか。
今後少子化で
身内の無いシニアの日本人が増え続ける。その時、遠慮と言う美徳の為に
生活保護を受けず死を選ぶのであろうか?
何としてでも生活保護を受ける為に動くのであろうか?
福祉保健事務所は何としても国の予算を守る為に、生活保護を拒むのであろうか?
中山七里さんが書くストーリーはこの手の法という名の社会的問題をテーマにしている。
生活保護については
少し調べてみたいと思う。
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中山七里さんの作品は初めてで
映画になると知り小説を手に取ってみた
震災後の復旧の影に隠れた貧富の差
生活保護を受給出来る者と出来ない者
たとえ小説の中だとしても、現実に起こり得る話のような気がした。
護られなければいけない者が護られず
護る側の人間の非道さを痛感
利根のように自らを顧みず人を護れる人間がどれだけいることか。
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今の時代に、とても考えさせられる内容で、最後は驚きもありました。
仕事柄、私も感じている問題でもあり、またとても切なくて悲しく共感できる内容です。
もしかしたら自分の周りでも起こる事かもしれないなと思いました。
難しいかもしれませんが、本当に必要な人だけが生活保護を受けれるようになれば良いとつくづく感じました。
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生活保護の受給を受けられず、大切な人を護れなかった怒りから事件に発展する。本の世界ではなく、現実で今、生活保護がどのような状況かがとても気になった。私と同じ方も沢山いると思うので、この小説は、生活保護の制度について皆がより目を向けて、議論する機会を与えてくれていると思う。
石井光太さんなどに、ノンフィクションで生活保護の実態を書いて欲しい。
制度が改善されて、整ったとしても、実際に携わる人、権力を持った人が、信用に足る人物でないと適切には稼働しないだろうから、難しい。人や生活から、どんどん善意や優しさ、生きやすさが失われて行っているように感じて、怖さを感じるのは私だけでしょうか?人の目に留まりやすいわかりやすい善意は増えても、もっと普段の生活に直結した、近所同士の半ばお節介のような温かい善意は減る一方。一人一人が精一杯で余裕をなくしているからなのか…
どうしたら優しい人間になれるんでしょうね。そんな事を考えさせる大切な本でした。
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職業、住んでる場所、風貌みたいな外面で判断されがち色眼鏡で見られがちな世の中。全ての命は平等に重く大切にされるべきなのに、制度のためにこぼれ落ちる、社会的弱者。現実は、、、なんて考えさせられてしまう作品。誰にでも護りたいものはあって、その方法が悪だったとしても必死に護ろうとする姿には心を打たれる。
中山さん読むの2作目になるけど、衝撃のラストになるから、と予想しててもそれを超えてくる。加害者の強い信念が見せられるの良い。
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どんでん返しの帝王、中山七里の作品。
かなりの作品を読んでるのにまたやられた。そして久しぶりのどんでん返しが最高の読後感だった。
内容は福祉とくに生保問題で社会派なストーリー展開。
生保問題は職業柄絡む事が多く、憤りを感じる事が頻回であったが、また知らなかった福祉の別の面を見る事ができてそういう意味でも読んでよかったと思う。
4.1
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映画を見に行きたかったのですが行けそうにないので購入。
前半は淡々としていて読むのがしんどいです。
後半は、前半でぽつぽつ仕込まれていたものを回収していきラストにいたります。
メッセージ性をもたせたかったのかもしれませんが、盛り込みすぎてどっちつかず?
いろいろ考えさせる作品ではありました。
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3.11 宮城県仙台市
生活保護
スラム
前科者の境遇
善人はペルソナ
税金の使い道
最初読み始めは、ただただ苦しかった。
生活保護受給に対しての話は、
無知なのもあって苦い現実を知った。
中盤から、刹那かった。
理不尽な世の中をまざまざと描いていた。
終盤は、そっかって思った。
なんとなく結末見えてたから、
衝撃的な感じはしなかったけど
誰も彼もが掬われないなって。
生活保護も刑務所も税金で賄われている。
罪と罰はイコールであるべき。
この2つが印象的。
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大衆受けを狙った内容。つまらなくはなかったが面白くもなかった。生活保護の表面しか書かれていないと思った。こんな話は信じられない。