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近くに行くことはあっても、素通りしたりチラッと見上げるだけの東大寺南大門。
図書館でたまたまこの本を見つけ、読んでビックリ驚いた。
あの金剛力士像は、運慶・快慶がそれぞれ自分1人で作り上げた、とばかり今まで思っていた自分が情けない。
印相という、仏像が手で示すポーズの解説もあり、これからは仏像を見る時は手の形にも注目したい。
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迫力と繊細さの共存。天才たちの謎に迫る! 仏像と言えば「運慶と快慶」。しかし800年以上も昔の仏像が、なぜ大人も子どもも圧倒するのだろう。しばしば運慶仏は迫力がある、快慶仏は繊細で華やかだと言われる。確かにその通り。だが、それだけか? 彼らの緻密で大胆な企みを、私たちはほとんど知らずにきた。日本美術に大きな転機をもたらした、運慶と快慶の挑戦をここで明らかに
[目次] 動乱の時代を生き抜いた運慶と快慶
仏師とはどのような存在だったのか。
仏像のスタイルを変えた、慶派という存在。
仏師三世代比較から見える、表現志向の違い。
動乱の世と、2人の仏師の生涯をたどる。
もっと知りたい人のための書籍案内[1] 仏像・仏師についての本 永遠に色褪せない傑作! 金剛力士像を大解剖
運慶と快慶が競演、東大寺の復興プロジェクト
東大寺南大門の金剛力士像は、日本彫刻の金字塔だ。
解体修理で判明、金剛力士像はココがすごい!
もっと知りたい人のための書籍案内[2] 運慶・快慶についての本
運慶篇:デビューから最晩年まで、無二の天才だった。
興福寺: 大仏師がたどり着いた、仏像表現の新境地。
願成就院:東国武士と出会い、ダイナミックな作風に。
浄楽寺:さらなる飛躍へとつながった、静と動の諸像。
瀧山寺:頼朝追善の三尊に見る、流麗なリアリティ
運慶は仏の魂をデザインし、像内に秘した。
快慶篇:仏に人生を捧げ、一弟子から慶派のスターヘ。
浄土寺:極楽から雲に乗って現れる仏を、光で演出。
安倍文殊院:颯爽と大海原を渡る文殊菩薩に圧倒される。
端正で優美な、阿弥陀仏の究極の像を求めて。
精緻な美しさを放つ、快慶仏の特別な技法とは。
もっと知りたい! 仏像の魅力
飛鳥〜鎌倉時代の名作で知る、日本の仏像史。
基本的な仏像の種類と、つくり方を学ぼう。
仏像を深く味わうなら、ディテールに注目。
もっと知りたい人のための書籍案内[3] 仏像の修理・技法についての本
【対談】井浦 新×いとうせいこう
傑作を観に行こう! 運慶・快慶の仏像MAP
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読んだ本 運慶と快慶 20231107
次の小説の題材。まずは入門的なところから。慶派の後継ぎの天才肌の運慶。運慶の父の康慶の弟子だった快慶。南都復興で慶派をのし上がらせ、運慶は関東で、快慶は奈良で活躍していく。同じ時代に生まれた天才二人。出自の違う二人に確執はなかったんだろうか。康慶と運慶の作風の違い。運慶の息子たちの作風の違い。源平の争う荒れた時代。いっぱいドラマを生み出せればいいな。