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デイサービス、訪問介護、居宅介護・・・、利用者もケアする側も誰もがギリギリのところで踏ん張っている。人手不足と低賃金にあえぐ中、介護保険料だけが上がっていく。2000年4月に発足した介護保険制度、機能しているんでしょうか。はなはだ疑問に思っています。国は地方自治体に、自治体は包括支援センターなどに「丸投げ」の感が。ひたすら奮闘しているのは介護現場の人たち。この本を読んで、そんな状況がありありと伝わってきました。改善しなければ! 岸山真理子「ケアマネジャー はらはら日記」、2021.7発行。
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地域包括支援センターの業務のカバー力を思い知りました。
何処までカバーするかは、その人の力量もあれど、信念のようなものにもよりそうで、どのケアマネさんと出会えるかは運だなぁと感じました。
著者は注意欠陥・多動性障害ゃ学習障害があるようですが、それでも駆けずり回って奮闘されているところがすごい。
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著者が同僚にいじめられる(パワハラを受ける)シーンが事細かく書いてあるのでフラッシュバック注意です。
自分もADHDなので、細かいことを詰められない環境がとても大事なのだということはよくわかります。この方はハンデをものすごい努力でカバーしようと頑張っているのだというのが伝わってきて、自分も頑張ろうと思えました。
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とても良かった。前半まではケアマネージャーの日々の奮闘が描かれている。
救いのあるケースもあれば、一辺倒に罵られ理不尽ながらも懸命に支援しているケースもあり、本当に大変な仕事だ。年金を十分に支払ってなかったのにいざ年老いたら年金だけでは生活できないなんて、自業自得ではないかと私だったら怒りが湧いてくる。がそこを寄り添って支援するのがケアマネの仕事。本当に頭が上がらない。私にはケアマネージャーは向いていないと思った。
"ケアマネは利用者や家族の怒りや不安悲しみに直面する感情労働者だ。"本当に、人の心が分からないと本当のケアなんてできないのだなと思い、この著書はまさしくケアマネの鏡のような心を持った人なのだと感心させられた。
その他、定年退職した独身男性に外国人女性を斡旋ふるネットワーク(最底辺国際結婚)など、高齢者独特の世界も垣間見れて面白かった。
後半は10年勤めた包括を辞めて転職するのだが、65過ぎてから働くことの大変さも描かれていた。パワハラもあったり、もっと高齢ながらもハキハキと働いている人もいたり。そして市役所の人に結構嫌な人もいたり他の事業所のケアマネさんとのやりとりだったり、本当に大変な仕事だ。
福祉の最前線でこんなに頑張ってくれている貴重な存在だ。しかし事業所の運営もカツカツだったりで、是非とも福祉の心を持った人の心の炎を消さぬような国になって欲しいとも思った。
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2023.07.09
今まで読んだ日記シリーズの中でタイトル通り一番ハラハラする日記だった。
作者のエネルギッシュで一生懸命なんだけどちょっと空回ってて周りがよく見えていない感じが文章からも伝わってきた。
人間関係の合う合わないはどんな性格の人でもあるから、自分らしく働ける職場が定年後でも見つかったのは岸山さんの介護への情熱がすごかったからだと思う。
定年してても月手取り23万はまあまあ良い方だと思います…(安いけども!)
私は絶対介護職はやりたくないと思っている人間だけど、なりふり構わずお年寄りの助けになってあげたい優しい人がいるんだなあとこちらも優しい気持ちになった。わたしにはできない仕事No. 1なのでその仕事をこんなに情熱と愛を持ってこなせている岸山さんを尊敬します。
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筆者の方、よくここまで頑張れたな、と感じた。
本当にいじめ。
大人社会でのいじめが、このような職種であることに嫌な気持ちになる。
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私の知らない社会のアレコレを見たような気がした。介護は、される側もする側も当事者にならなければ、日常で考えることはほとんどないと思う。そうした中、岸山さんのように、いろんなことがありながら、おののきながら駆けつけてくださる、そんな方がおられることで多くの方が救われているのだと思う。岸山さんは「この仕事が好きで、そして夢のような日々でもあった」と語る。このような方があって、高齢化のこの社会が回っているように感じる。
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著者の岸山さんのみならず、介護に携わっていらっしゃる方々には、本当に頭が下がります。
介護が必要な方々の心身の状態、考え方は千差万別で、介護対応もひとそれぞれ。この本で現場の壮絶さを垣間見ることが出来たのは、よかったと思います。
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人の役に立ちたい、人と関わるのが好きという人しか、この仕事はやっていけないだろうなぁ〜と感じた。パワハラをしてきた同僚たちはその後どうなったんだろう?と気になった。
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ケアマネ、なので話が重かった。
仕方ないが胸にくるものが多数あった。
思ったことは、一人に対して対処するのに何年も経つのが多い気がした。
死を待っているのか、弱っているのを待っているのか、どらも嫌な響き。
何もしないというわけではなく、手を差し出そうとしても本人からの拒否、周りからの批判などなど………
なんだかな、と考えさせられました
これからの日本、益々高齢者が増えていく中でどうなるのか不安にもなりました