紙の本
感想文って…
2021/09/28 20:19
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投稿者:やっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
感想文が書けないって気持ちは良くわかります。でも感想文が書きたくなる本が無いからって…そんなのあり!?
楽しい展開に、どんどん読み進んでいきます。
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3年生のみずかは感想文がきらい。
だって、書けないんだもん。
本を読むのは好き。でも、よかったなあ、おもしろかったなあってことを書こうとすると、おもしろかった気持ちが消えていっちゃうの。
胸の中には、おもしろかったこと、びっくりしたこと、ジーンとしたことがつまっているのに。
でも、えりこ先生はみずかの胸に耳をあてましたが「わかんない」と首をふりました。
「感想文は思いを言葉にする練習!しゅぎょうだよ」って言うのです。
みずかは、友達のあすかに一緒にお話を書いてもらって、その感想文を書くことにしました。
〇隅から隅まで愛があふれている!
みずかちゃんの感想文を書けない気持ち、全国の子どもたちの気持ちだよねえ。先生のさとし方がふるっている。困っている学校の先生方にも読んで欲しい。
みずかちゃんが、こうやって感想文を書けばいいのかあって体験しながら学んでいくのもよい。
あすかちゃんの弟愛が創作の行方を光の方へ。みずかちゃんの冒険心と友情が創作の行方を波瀾万丈に。
りょうたくんも、創作に加えてもらえて良かった。
どのページも楽しく読めました。
佐藤真紀子さんの挿絵がぴったり!二人三脚!
〇この本が来年の読書感想文の課題図書になったら面白いなあ。
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「おもしろい本を読むと、むねがいっぱいになるの。ああ、よかったなあ、おもしろかったなあって」
「じゃあ、それを書けばいいんじゃないかな」
「でも、そこが問題なの。どこがどうおもしろかったとか、なにがよかったとか書こうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちが消えていっちゃうの」
うんうん、わかるわかる!
そして先生の対応もまさに神対応。
主人公の気持ちになって考えた方がいいってお母さんに言われたという友達のアドバイスにも
「そんなのしんじられない。自分じゃないものの気持ちになってとかって、むりむりむり。ぜったいむり」と言っていたのに最後には
「自分が、お話の中に入った気持ちになればよかったんだね」
と気づいたみずか。
感想文が苦手なすべての子におすすめです!
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みずかの感想文に対する思いに共感する子は多いだろうな。感想文を書きたくなるお話を作ろうとする(しかも友だちに作らせようとする)発想は純粋で楽しいなぁ!!どこを切り取って読んでもよいお話だった。
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良いお話だった!!あかねちゃんアシストの優しさ、たくちゃんへの愛、愛ってこういうことなのかってよくわかった。
感想文書くの苦手な子にぜひ読んで欲しいな。感想文書こうとしたら感じた気持ちが消えちゃん感じ、すごくわかる…
最後に感想文もついているし、クラスのみんなが拍手喝采だったのもわかる出来…すごく心温まる話だった
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いざ感想文を書くとなったら、何から書き始めていいかわからない子、結構いると思います。
おもしろかった、感動した、だけじゃ済まないですからね。そういう子には是非読んでもらいたいお話です。
小学校中学年~
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「八月一日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉を探そうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり!」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは?
物語を読むということは、登場人物に共感したり、自分がその立場だったらどうだろうかと想像力を働かせたりすることです。そのうえで感じた気持ちにぴったりの言葉を探して表現することが、読書感想文を書くことなのですが、「わたしにはむり!」と言う主人公・みずかに共感する読者は多いことでしょう。みずかたちの挑戦をとおして、読者はいつのまにか、物語の中に入りこみ、一緒に想像力を働かせてさまざまな気持ちを感じることでしょう。もう、感想文、書けますね!」
主人公は4年生ぐらいかな。
感想としては、おもしろさは普通。
担任の先生いいなぁ。みずかたちが考えたお話のラストはよかった。娘たちとニコニコしながら読んだ。
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読書は好きだけど、感想文を書くのは苦手なみずか。
自分が感想を書きたいような本がないから、いっそのこと自分で本を作っちゃおう!という発想が面白い。
それを受け入れてくれる先生も素敵。
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この本を読んでびっくりしたところは、ひとりで感想文が書けなくてもなぜか友達と面白い本を書いてその本で文章を書けるなんてびっくりしました。
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読書感想文、書けますか?(私は苦手でした…)
主人公のすみかも、読書感想文が苦手。
本を読むのは好き、読んだあと胸がいっぱいになる、けどそれを書こうとするとしゅるしゅるしゅるって面白かった気持ちが消えて行く…(わかる、わかるよ…!)
それに対し、先生はこう言います。
「感想文って、思いを言葉にする練習じゃないかって、思うんだ。」
「自分の気持ちにぴったりな言葉をさがすのってたいへん。(中略)けど、それは、『しゅぎょう』ってもんよ。」
そっか、自分の気持ちを言葉にする練習なんだ、そしてそれを修行と言う上手さ。子どもなら頑張りたくなるよね。
色々あって(ここが物語のメイン。お楽しみに)、すみかは読書感想文を完成させるわけですが、こういう風に自分の思いを乗せて、それに気づき言葉にする。
そう思うと読書感想文、悪くないかも?という気持ちになりました。
自分の考えや思いを言葉にする、相手に伝える練習がしたくて書いているのが、ここでの感想だったりします。
大人になってからの読書感想文は楽しめていることを、いつかの自分に伝えたい。
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感想文書けないよね、よくわかる。
私がこれ書いてるのも、私が感想文書くの苦手だから練習を兼ねてだしね。
でも、ここに私が書いてるような感想そのままでは感想文として認められなかったりするから難しいよね…。
感情の揺れ動きや、登場人物の気持ちを想像してみるとか、ニュアンスとしてしか説明されない部分を物語にすることで理解しやすくしている。
そしてこの物語が理解できるということがそれこそ、登場人物になりきって感じることができたということになってるんだな。