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【公安部外事一課の倉島警部補シリーズ、待望の新刊!】ベトナム人殺害の容疑者としてロシア人が浮かび上がるが、なぜか中国担当の外事二課にも動きが。倉島は三ヵ国の繋がりを探るが――。
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公安の倉島を主人公にしたシリーズの6作目。
今野敏のシリーズ物は、ほとんどが年数を重ね、主人公が管理職になってしまい、それぞれのシリーズの色が薄くなってしまってきているが、この倉島のシリーズは珍しく公安ものであるせいか、主人公が自ら現場で活躍するのが楽しみなシリーズ。
しかし、「ゼロ」の研修から戻った倉島は何だか冴えない。
ベトナム人が殺害された事件が外事に関係しているのではないかと疑う部下や同僚の声に一切耳を傾けず、中途半端な態度を取っていた倉島は、上司から注意を受ける。
一方でベトナム人の殺害に自分が担当しているロシアと関係していると独自で捜査をしていた倉島の同僚の白崎の消息が分からなくなる。
白崎の消息を追っているうちに、事の重大さに気付いた倉島だったが、白崎は見つかるがマル対であったロシア人が殺害されてしまう。
ベトナム人の殺害と、ロシア人の殺害、そこに中国が対象の外事二課も絡んで来て、やっと本来の公安小説らしくなってくるが、倉島自体が捜査する場面はかなり減っており、やはり今までのような派手さはない。
各国の諜報合戦も何だかイマイチ盛り上がらないまま終わった感も否めず…楽しみにしていた分、ちょっと残念。
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倉島警部補シリーズ第6弾で今回はベトナム、ロシア、中国が絡む殺人の話。倉島の行動や思考がエースとして物足りなく、いわゆる公安ものとしてはやや不満足であった。途中で犯人もわかってしまいどんでん返し感もほとんどなかった。好きなシリーズではあるのでやや甘めに3.5
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公安 外事一課の倉島警部補シリーズ第6弾。
珍しく主人公が慢心していて、周りから指摘や注意、さらには制裁まで加えられてしまいます。
ただ、立ち直ったらさすがの急転直下の事件解決でした。
以下はメッチャネタバレなので要注意です。
ロシア、ベトナム、中国が絡む事件ですが、外事二課のSらしき中国人が直接犯罪を犯すなんてありえない。
主人公サイドでいえばロシアのSだが、そんなことするとは思えない。
自分としてはむしろ外事二課の刑事が怪しいと思っていたのに、どんでん返しにもなってないので残念でした。
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今野さんの小説はヒーロー視点のものが多いけど、たいていの場合は回りからの評価は高いのに、自己評価が低い系。今回は珍しく「増長している」主人公でした。いつもながら時間、ページ数を感じさせない作品でした。
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読み応えのあるスパイ公安モノ。このテの話は裏の裏がありすぎて読者まで混乱させることも少なくないが本作はその裏加減が絶妙だった。登場人物のキャラも出てきたので続編にも期待。
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追っかけているシリーズが多い今野敏の作品の中でも、隠蔽捜査シリーズの次に好きな倉島警部補シリーズ第6弾。公安もの好きには堪らない。
今回の倉島はいつもと違う。ゼロ出身の公安のエースとして抜群の嗅覚と行動力で圧倒的な信頼感を勝ち得てきた彼が、まさかの慢心?
同僚の刑事出身の先輩を侮り、後輩の進言を蔑ろにし、何かいつもと違って定時に帰るお役人のような有様にイライラが募る。
そのために各方面から課される罰ゲームのような仕打ち。信頼って築き上げるのは大変だけど、失うのは一瞬なのよね〜。
それでも最後には自ら反省し、いつもの姿を取り戻していく姿に安堵。
それにしても、コンフィデンシャルな内容を仲間とはいえベラベラ喋り過ぎな気がするのは私だけ?公安っぽくない。
次はいつものキレッキレの倉島に会いたいものです。
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11月-20。3.0点。
ロシアの外相来日に際し、外相他来日ロシア人の行確をする倉島たち。一方、ベトナム人がロシア人と想われる白人に殺害される事件も起き。。。
うーん、管理職倉島、冴えない。結末もあまり盛り上がらすに終わった感じ。次作に期待。
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今野作品はすべて読んでいるが、最近の警察モノはさすがにパターン化して、読後、何も残らない。ただ面白く手軽に読めるんだから、難しい事、言わなくていいか。それにしても倉見凡庸すぎ!伊藤主役にしては?
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倉島警部補シリーズ第六弾。
ロシア外相が来日している最中に、ベトナム人が殺される事件が発生。殺害現場付近ではロシア人が目撃されていた。慢心していた倉島は、後輩の注進を甘く見てしまい、大きなミスを犯しそうになる。
信用を失墜させた倉島は、その殺害事件に絡むロシアの陰謀を暴くために作業に入り、感覚を研ぎ澄ましていく。
ベトナム人殺害の裏に隠された国家間の策略を紐解く。
久しぶりの公安シリーズ。
やっぱり今野作品は読みやすい。
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ベトナム人の殺人事件の裏にロシアと中国の対立があり…なかなかのスケールで物語は進むのだけど、今野さんの作品にしては珍しく?メインの捜査官である倉島さんがイマイチ切れがなくてちょっとヤキモキしました。シリーズものとは知らなかったので、前作も読んでみたいです。
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倉島シリーズ第6弾。派手さはあまりないけど今回も楽しめた。自分の慢心によって信頼を失いかけたがそこから間違いを認めて謙虚さを取り戻し捜査に邁進する姿勢が清々しくて心地よかった。事件の謎も自分から情報を取りつつも関係部署とうまく連絡を取り合うところはリーダーに相応しい。
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元刑事の公安。公安エリート、研修帰り、チヨダ、倉島。ロシア外相の来実。同行メンバーの行確担当。ベトナム人が殺された。
監視カメラにロシア人。ヴァイオリン弾き。スパイである。ベトナム人を殺した犯人。外相から直接指示。ベトナム人は中国に情報を漏らしていた。公安の中国担当からの情報を得る。ベトナムが中国国境近くに原発建設。ロシア受注の筈が中国製になった。ベトナム人を殺した。ベトナム人の犯人を追うのは所轄。犯人のロシア人が殺された。殺したのは中国人。犯人名を教えるかわりに亡命希望
中国に戻ればリンチされ殺される。
日本はスパイ天国。殺人のプロが国内に数十名いるが公安の人数では全員の監視はできない。所轄の刑事、公安の組織から情報で解決する。
倉島は作業チームの提案する。予算がつくと現金100万円わたされる。協力する刑事に25万渡す。自分達用の部屋を他部門内に依頼。
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公安のイメージを崩したいのかやたら人間味を出した展開だが、そのせいで刑事モノとも公安モノともつかぬ中途半端な出来栄えに。
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冒頭主人公倉島が登場するがなんとなく今野作品としてはチョット違和感が
あえてそのような気持ちに読者をさせたのかもしれないがあまり納得感が起きなかった
最終結末もあっけないような感じろ
ロータスコンフィデンシャル 蓮の花の秘密でよいのだろうか