紙の本
朝日新聞b eで、恐竜の記事を読んでから
2022/08/14 12:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞b eで、恐竜の記事を読んでから、何故か、急に関心を持つようになりました。
南日本新聞の人欄で、著者の顔写真入りで、この本の上梓のことも知り、早速、読みました。
馴染みの無い恐竜の名前など、最初、頭にすーっと入ってこなかったのですが、読み進める楽しみを感じました。
今回は、一気に読めなかったので、次回、一気に、又、読みたいです。
好きなことを仕事にできることの幸せを感じます。
丹波市は、最近、映画、友人の写真などで、目にする風景で、一度、行きたいと思っていたところです。
是非、発掘調査現場にも行ってみたいと思います。
田中康平様のエッセイも、上梓されて欲しい。
続編も、読みたいです。
恐竜の教科書も、小林教授の本も読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
いやー、完全に騙されました。
ミステリー、読み解け、って書いてあるからミステリー小説かと勝手に勘違いして手に取ってしまいました。
恐竜の卵の研究者のお話しでした。
恐竜の研究者は聞いたことあるけど、まさか卵とは。
投稿元:
レビューを見る
恐竜の卵化石に魅せられた、気鋭の若手恐竜学者が自身の研究遍歴を軽妙な筆致で語る。
恐竜についての研究が、どうやって生まれ、どういう過程を経て完成するのかがよくわかり、掛け値なしの面白さだった。恐竜というテーマを超えて、謎解きとしての研究というものの醍醐味をびんびん感じた。
研究成果としての、恐竜の抱卵や巣のタイプの違いなどの話もとても興味深かった。(非鳥類型の)恐竜から現在の鳥類への進化のダイナミズムを感じさせてくれた。
また、著者とは年近であり、その点でも刺激を受けた。
投稿元:
レビューを見る
名古屋市生まれ、北海道大学理学部卒の著者。恐竜の卵の化石の研究をしている。この本は、そんな著者の日常を綴った一冊。
恐竜好きの息子に借りてきた本だが、まだ早すぎた。私も斜め読み。
文体は軽く、お話を聞いているようで読みやすい。時々クスッと笑える。
恐竜学者がどのように過ごしているのかを知るには最適の本だと思った。
投稿元:
レビューを見る
本著は、恐竜卵化石研究の修士から博士、ポストドク生活を経て大学教員職を手にいれるまでのトキメキにあふれた研究生活が綴られており、この先も研究の広がりを期待させてくれる。
卵殻のスカスカ度(間隙率)の評価方法の確立や間隙率からの巣のタイプ(埋蔵型、オープン型)の推量、発掘した地質からの営巣環境の推量などその研究過程が生き生きと描かれている。若手研究者のほぼリアルタイムの研究過程のわくわく感、さすがだ!
投稿元:
レビューを見る
タイトル通り、現役バリバリの恐竜学者である著者が自身の研究領域について、その魅力を伝えようとしている本。
恐竜学者といっても、専門は恐竜の「卵」の化石の専門だそうで、ニッチなんだそうです。
恐竜の卵の研究!??と思いきや、結構中身はサイエンスって感じで、古生物を研究するのに、現在、生存している生き物と比較し、それらの元データから統計学を駆使して、新しい知見を得る、論文で発表する、というスタイルに感心しました。
思ったのは、どんな研究領域でも何か説得力のある論理を展開するためには、データサイエンスの知識が必要なんだな、と。
研究が好き好きでしょうがない、という感じが文体から伝わってきて、仕事というか研究そのものを楽しんで、今後も驀進していただきたいと思いながら閉じました。
投稿元:
レビューを見る
研究の楽しさを教えてくれる。なんて魅力的なんだ、フィールドワーク、学会、大学!部活中心の自分の学生時代を後悔しないが、こっちの方が青春が続いているようで、羨ましい。
投稿元:
レビューを見る
小林先生との出会いからエピソードが面白かったです
k子さんに関しても詳しく書かれていてりかいが深まりました
投稿元:
レビューを見る
この本はミステリー小説では無く、中高生向けの学術書ですね。うっかり引っ掛かりましたが、結構読みやすく面白さを引き出した作品でした。
作家さんは現職の恐竜学者。ご自分の経歴を交えた問いかけと好奇心旺盛な研究のフィールドを、楽しく語り掛けるように書かれているので専門用語以外は割とスイスイ読み進めました。
学問は謎解きでもあるので標題に間違いはないのでしょうが。事実謎解き有り面白く読めますし、ポジティブな文章なのが良いですね。
出来れば恐竜学者が主人公のミステリーを書かれてみては如何でしょうか?きっと愉快な本格探偵推理小説をお書きになると思います。大学の先生が手掛けたミステリーも結構出ていますね。作家さんはかなり忙しいので時間が取れないかも知れませんが。期待したいですね。
投稿元:
レビューを見る
恐竜の化石を研究する本は多々あれど、恐竜の卵を研究している研究者の本は読んだことがなかった。読み進めていくうちに、なるほど卵化石を調べていくこと自体が恐竜という未知の生物が確かに地球に根差して生きていた「生き様」を証明する手がかりになるのだと強く思った。田中先生が学生から筑波大の助教授になるまでの道程を、若き読者向けにドキュメントさながらにまとめてある。とにかく、研究は楽しく、ワクワクし、幸せであるそうだ。好きなことを好きなだけ職業にでき継続できるなんて、とても羨ましいし幸せだと思うが、田中先生はそれだけとても勉強に励み、高い壁をクリアしていっているのがよくわかる。単なるサクセスストーリーではない。膨大なページ数400超の大ミステリー(卵研究の)だが、最後までぎっしり詰まった濃い内容で、残りページ数が少ないにもかかわらずフィールドワークに出かけたエピソードがまだ続きそうな書き方なのだ。そこが、恐竜学者は「止まらない」のかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
恐竜研究の、着想から試行錯誤、論文執筆までの流れがイキイキと体感できた
読み物として十分面白い
漠然としたイメージしかなかった恐竜研究について、何をしてるのか、どういう着眼点からテーマを選定し、データを収集していくのか、追体験できるような読みごごち
活力のある研究室の人ってこういうふうだよな、と眩しく思ったり
フットワークの軽さに感服
投稿元:
レビューを見る
若手恐竜研究者の研究奮闘記。ワクワクドキドキ楽しく読めて恐竜研究のことも知れちゃいます。王道じゃなくて卵の化石というところも楽しい!
投稿元:
レビューを見る
「恐竜学者って、毎日何をして過ごしているの? 研究はどうやって生まれて、完成するの? 恐竜学者を目指して北の大地に旅立ち、大学院ではカナダに留学。恐竜の謎を追い求めモンゴル、中国、アメリカ、ウズベキスタンへ。世界経済の荒波にも、「あきらめなさい」の一言にも負けず、恐竜の生き生きとした行動・生態を解き明かすべく奮闘し続けた日々を、ユーモアを交えて語る。丸くて硬くて面白い、卵化石研究の世界へようこそ!
小林快次氏(北海道大学総合博物館教授) 推薦
「一流の恐竜研究者のレシピここにあり! 恐竜から鳥へ引き継がれる命と進化に迫る!!」
投稿元:
レビューを見る
同じ愛知県民!世界を股に掛ける人がいて嬉しい!!卵化石から恐竜の生き様を調べる、その着眼点に惹かれる。卵から繁殖を、そして一生を探る。また若干飯テロ。(卵化石は食わないよ)科学者さんを科学する学問ほしい。