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アグレッシブな古墳人に興奮してしまいました。
縄文の火焔型土器から弥生の銅鐸をへてからの埴輪や銅鏡からの飛鳥文化。
映画 のぼうの城でザクザクでてきた埴輪をガシガシ壊していたのを見た時、あー!あー
そうだよね、古墳いっぱいあるもんね。(泣)
府中の古墳、多摩川沿いの古墳群、足を伸ばせぼ古墳に会える!
東博の埴輪君も好き。桜の時期館内の桜スタンプラリーの完走?完歩?の景品が埴輪君のミニ缶バッチ。これが可愛いの♥️
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結構知ってるので、目新しさは少ない。
けど、カラーで絵や写真が多いので文章ばかりで辛いってことがなくてわかりやすいです。
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図書館の新刊コーナーにあった本。パラパラとめくってみて、堅苦しくなさそうな内容が気に入って借りた。
古墳の作り方や埋葬品はもちろんのこと、古墳人の暮らしも詳しく載っていて面白い。驚いたのは、全国16万基以上ある古墳の大半は、個人所有ということ。国や自治体ではないのだ。もちろん代表的な古墳は除くが。だから古墳の上に家が建っていることもあるそう。
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古墳時代の暮らしを分かりやすく解説した本。あまり注目されていない時代ではあるけれど、生活スタイルは渡来人の影響を色濃く経ているんだなあ。
榛名山や浅間山の噴火でパッキングされて遺跡が残るのは研究者サイドはありがたいけど、当時の状況を考えたら天変地異の地獄だったろう。逆にそこから神へ、さらには仏教信仰に深く繋がっていくのかもしれない。
ユニークな埴輪も職人たちの技術力の誇示の意味合いもあったろう。これだけすごいのが出来るんですっていうセールス的な。もしくは遊びで何となく作ってたら、採用されてしまったとか(その首長はきっといい人だったに違いない)。
埼玉県行田の古墳群は小さい頃から遠足とかで馴染みがありまくりだったけど、普通に古墳があるっていうのがスゴいことだと改めて思った。しかも登っていい古墳とか(昔は何も考えず登ってた)。
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タイトルにある通り、古墳時代に関する(少なくとも一般的には)あまり知られていない生活の諸相が文字と図像でわかりやすく紹介されています。読んでも眺めても、ほんとうに楽しいです
古墳というと、どうしても当時の人間関係における上下関係などの政治力学的な話題になりがちです。しかし本書は、そのような話題だけでなく、その時代の生活様式全般について---簡単にいえば衣食住について---もしっかり目配りがされていて、そこがとても好印象です。
個人的には、漫画(およびその映画)『この世界の片隅に』を読んだ(観た)ときの感動を思い出しました。広島や戦争という言葉を聞くと、どうしても被爆をめぐる話題になりがちですが、あの漫画(映画)では被爆していない人たちの当時の暮らしを中心にストーリーが展開していきます。それでも、あるいはそれだからこその独自の感動を覚えたあの本と合わせて、『知られざる古墳ライフ』はおススメです。
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箸墓古墳が前方後円墳の始まり。
古墳時代は、3つの文化が併存していた。三浦半島房総半島紀伊半島の漁業の人たち、沖縄南西諸島の貝塚後期文化、古墳の人たち。
前方後円墳は、外国からの使節に見せるためのもの。交通の要所につくられている。
竪穴住居に住み、麻の洋服を着ていた。
古代に水洗トイレがあったかも。
炉からカマドへ変化。火力が上がり、床面が広くなった。
古墳は個人が所有している。
倭の五王=天皇の祖先。
ヤマト王権には、外国から来た馬の牧場があった。
イノシシを家畜化して豚ができた。
登り窯はハイテク。温度が上がる。渡来人が作った。
横穴式墓室で家族墓になった。
金井東裏遺跡=日本のポンペイ。榛名山の噴火。
古墳づくりは公共事業。今の価格で796億。
沖ノ島は海の正倉院。
仏教の伝来は大事だった。当初は受け入れられず。蘇我氏が受け入れた。厩戸王は蘇我氏の血縁。
前方後円墳の終焉は仏教によって。
その後、中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新=先史時代の終了。
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古墳をあまり知らない人にわかりやすく説明するため、参考にしようと思って買いました。内容は知っていることがほとんどでしたが、絵がかわいくて読みやすく、説明するのにとても参考になりました。
蒲生君平が前方後円墳と名付けたって知らなかった!知れてよかった☺️
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古墳が作られた時代はどのようなものだったのか、なかなか実感がつかめないところがある。
今回の本では古墳と共に生きていた時代の人々の様子をイラストを交えながら知ることができる。
どうしてこのようなヘアスタイルなのか不思議なのが埴輪で見ることのあるあれだ。美豆良(みずら)という名前があったことに驚いた。基本形は、髪の毛を両耳の脇でひもを使って束ねる。位の高い人はその束を肩に向かって垂らした「下げ美豆良」という髪型をしていた。
一方で普通の男性は「上げ美豆良」という耳のすぐ脇で髪をしばり、下に垂れない様な髪型をしていたのはないかと考えられている。
女性の場合、いわゆる島田髷(まげ)の原型と考えられるヘアスタイルをしていた。実際に埴輪のような髪型にするには、髪の長さが70cm以上必要になるそうだ。
そう言えば、大阪にある仁徳天皇陵のような古墳なら国や自治体が管理しているのは想像がつく。しかしその他の古墳は誰のものなのか。全国におよそ16万基ある古墳の多くは個人の持ち物だった。
高度経済成長期は、個人の持ち物なのだからどうしようと自由ということで、宅地やビルに変身して古墳は消えていった。しかし今では自治体の文化財担当者が把握している。
古墳から見える当時の人々の暮らしを手軽に読める。
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〇縄文時代・弥生時代のゆるやかな変化から、古墳時代・飛鳥時代の劇的な変化。
古墳をめぐる文化や社会や技術や政治。
祭祀についてが自分には新しく面白かった。
〇仏教文化は嵐だったのだなと。645年は乙巳の変なのか~。
◎はじめに
古墳は、古墳時代の生活と心を支えた欠かせない存在だったのかもしれない。
古墳時代を一部でしか捉えていない人が多いかもしれない。
古墳人たちの暮らしの一端を共有したい
◎彼らに会いに行く前に知っておきたい古墳知識
・古墳ってなに?
…墳丘を持つお墓
・古墳時代はいつから?
…墳丘墓は弥生時代から見られる
…三世紀中頃、箸墓古墳が出現したころ
・古墳とセットの埴輪ってなに?
…聖域を守るバリケード、と考えられているものもある
・弥生時代から古墳時代へ
…古墳時代には1つの列島の中に、大きく3つの文化が併存する
・ざっくりとヤマト王権
…日本で初めて出来た国家
・前方後円墳ってなに?
…ヤマト王権とのつながりの証
…“見せ”巨大モニュメント
・古墳人ってどんな人?
…現時点では現代日本人に関東古墳人のDNA が一番近い
・古墳人の身体測定
☆2つの名を持つ古墳
“陵”=天皇または皇后のお墓
“墓”=皇子、皇女、他の皇族
幕末・明治期につけられた名前と、それ以降の考古学者による調査
1:古墳人のすがたと暮らし
・こんな集落に住んでいたかも
…群馬県の黒井峯遺跡 日本のポンペイ
・豪族の家、一般の人々の家
☆ある工人集落の話
金工および鍛冶生産
渡来系鍛冶集団
・古墳時代の家族構成
・豪族の衣
正装と日常着
・一般の人々の衣
・装身具をつける意味
・古墳人のヘアスタイル
男性:美豆良(身分で違う)
女性:島田髷…の源流、お団子
☆古代式水洗トイレの謎
トイレの遺跡が無い
導水施設の遺物…水洗トイレでは?
・豪族の食卓
・農民の食卓
・台所に革命が起きた!
カマド、甑(蒸し器)
・今と変わらぬ畑と水田
☆古墳は誰のもの?
有名なもの以外は個人所有が多い
2:東アジアの中の日本
・謎に包まれた倭の五王
…讃、珍、済(允恭天皇?)、興(安康天皇?)、武(雄略天皇?)
・倭、隣国の戦いに参加する
☆朝鮮半島の古墳事情
・ヤマト王権直営農場
馬と馬飼いの渡来
ヤマト王権が馬の生産管理を一括して行った
・牛は大王のもの
奈良時代“蘇”
・渡来人は最先端な人々
馬飼いの技術、馬具の製造、馬の生産管理・流通、各種鉄器や武器の製造、金工。
技術革新…登り窯
五経博士…文字
易学、暦学、医学
養蚕
3:古墳あれこれ
・移りかわる古墳の形
古墳の形にランクがある
前方後方墳、円墳、方墳、八角墳、帆立貝形古墳
・豪族以外のお墓
☆日本のポン���イ 金井東裏側遺跡の悲劇
・古墳のつくり方
①土地を決める
②設計図や模型をつくる
③縄を張り、形を決定する
④土を盛り上げる
⑤形の調整と葺石貼り
⑥埴輪をつくり、設置する
・棺にも身分の違い
・古墳をつくる人々
☆古墳を築くにはいくらかかる?
現代の価格に換算すると796億円
・副葬品から社会が見える
・古代人は銅鏡好き
中国の後ろ盾を示す…ヤマト王権と関わりのある人の副葬品
辟邪の道具
中国製…舶載鏡
日本製…仿製鏡(倭鏡)
・モダンな装飾古墳
・装飾古墳と壁画古墳の違いは?
☆埴輪の依頼主
4:古墳の祈り
・古墳の上での祭祀とは
被葬者を閉じこめる儀式?
被葬者がカミとなる葬送の儀
・さまざまな祀り
古墳以外の祭祀の場所
☆海の正倉院 沖ノ島
・かわいい埴輪
・茶色の土器と灰色の土器
☆石でつくられた埴輪もあった?
5:古墳の終わり
・仏教の伝来
社会の仕組みが変わる
・前方後円墳の終わり
「前方後円墳に埋葬された、かつての首長たちが守護となり、地域が守られる」
→「仏に帰依することで守られる」
死生観の変化
・古墳の最期
一部の有力者が方墳や円墳に
646年薄葬令
最期の墳墓…八角墳
・飛鳥文化は仏教文化
エピローグ
先史時代から律令国家へ
およそ350年続いた古墳時代、645年の乙巳の変により終焉に向かう
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古墳といえば前方後円墳を真っ先に思い浮かべる人が多いと思いますが、実は、円いものや四角いもの、なかにはホタテ貝のようなかたちのものもあり、お墓のわりにバラエティ豊か。
創意工夫にとんだお墓とさまざまな形のハニワで象徴される古墳時代は、どのような時代だったのでしょうか。
また、その時代に生きた人たちは、いったいどんな顔立ちで、何を食べ何を着ていたのでしょうか。
教科書で簡単に紹介されるだけの古墳時代にスポットを当て、豊富なイラストと写真つきでわかりやすく解説します。