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戦略的ナルシズムではなく戦略的シンパシーにより国際情勢を見ていくこと、そしてそのためには歴史を学ぶべきこと
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トランプ時代に国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めていた著者が、長年の軍人としての経験と合わせて、国際紛争に関する広い知見を提供しているのが本書だ。
日本語版では600ページを超える大著でとにかくその要領に圧倒されてしまうが、内容は世界中の紛争を網羅的に捉えており、アメリカの高官はこれだけの情報を処理しているのかと呆然としてしまう(それでも中南米やアフリカは含まれていないのだ)。
ロシアによるウクライナ侵攻の後で本書を読むと、おそらくアメリカは比較的早い段階からロシアの動きを察知していたのではないかと思わされる。日本人の自分には想像もつかない世界だが、彼のような安全保障の専門家かつ最前線にいた人間からすると、世界はまだまだ争いに満ちているのだろう。
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量も多く、読み応えのある本で全部は読破できなかった。 アメリカの国家安全保障担当の補佐官として、ロシア、中国、中東、イラン北朝鮮などとアメリカとの関係について、相手をどのように推し量ってどう対峙すべきかと言う事について、彼の考えが書いてある