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版元の紹介文によると、
「わかしょ文庫さん(著者名である)が小説を読み、どこかの駅へ出かけ、何かを思う」エッセイ集。
文章では著者がいくつか分からなかったのだが(力道山を知ってたし)1991年生まれとのこと。
玉ノ井(『濹東綺譚』の舞台、かつての私娼窟)へ出掛けていく話と、コストコで本を読む(!)試みが印象に残る。
僕も旅先でその地について書かれた小説やエッセイを読むのが好きで、ベトナムで林芙美子『浮雲』を読んだりした。「なんで俺は旅行に来てこんなドロドロの不倫小説を読んでるんだ」と気が滅入ったが、思い出す景色や体験と小説が結びついて忘れ難い思い出となった。
後書きで書かれていた、芥川龍之介が生涯で読める本の冊数を計算して絶望したというエピソードを読んで、一緒じゃん、と思ったけどレベルが違うよな。
それと、一番行きたい、読みたいと思った場所と本は、河口湖と『富嶽百景』でした。
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本を読んで、本を読むために、本を読みながらあちこちへ出かけて行く。
絶妙にうろんな文章。
ずっと読んでいたくなる。
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すごいよかった
最初からずっと面白いんだけど、小説にまつわる場所をちょっとずらして追体験するプチ旅行記かな、あはは、おもろ、みたいにただただ楽しく読んでいたら、途中でふっとモードが変わった、と思ったら、そこからひたすらなんかぐさぐさ、ときた。
ぐさぐさ、は強すぎるか。もうちょっともやもやとしたなにか、、、あ、うろんってこれか。
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・こういうのってガチで無限に読める。
・一番読んでみたいなと思った本は大江健三郎『万延元年のフットボール』だった。買おう。あと私の人生で『銀河鉄道の夜』の登場回数って多いな…
・元気なかったけど、読み終わったあと少し元気になった。
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その本を読んでいてもいなくても不思議に引き込まれる。本と旅の地点はつながりはあるけど、実はあまり関係がないというなんとも言えない面白さ。
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読みながら色々検索してしまった本だった。
というのも、「へぇそんなところあるんだ」なんて思いながらそこを調べたり
そこに行くには我が家からどうやっていけば良いのかな、などと調べたり本を読んでいるのに
時々閉じてはスマホを触ってしまうエッセイだった。
けれど北斗星が今は無いのは残念だ。
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著者の独自なエッセイ+読書案内
分倍河原駅のマルジナリア書店で買う
試し読みして、「わかしょ文庫」さんのユーモアのある着眼点が面白く、購入。
2.3日で一気読み
3.11.12.13.15章が読みいっちゃった
トム・ジョーンズ『ロケットファイヤ・レッド』の引用が共感できた
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