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珍しく現行機種。退役はまだまだ先。
小学校の頃に純白の美しい姿に魅せられたものだが、すぐ開発中止になってがっかり。レーガン政権で復活するも、ステルス性を追求し一方マッハ2の性能は失ってしまう。さらに核軍縮条約で核攻撃任務からも外される。
そして迎える冷戦終結。誰もが骨くんのことを要らない子と思い始めたとき、冷戦後の地域紛争が超音速爆撃機の運命を変える。
湾岸戦争こそ出られなかったものの、1998年いらいアメリカの紛争介入のあるところ骨くん(B-1)あり。JDAMなど精密誘導爆弾のおかげで、戦場に長時間居座ってCASの要請にすぐ応えるという意外な特技を発揮。あってよかった爆撃機。
ツポレフTu-160のように模倣機も作られあちらも現役。いかにB-1の設計が優れているかがわかる。
しかし、B-1が便利に使えても、今後B-1のような大型の超音速爆撃機が開発されるかというと微妙なところ。ロシア以外に追随者もいない。
2007年に出た版の改訂版。2020年の出来事まで書かれている。2018年に横田に来るという話があったが台風で沙汰止みに。この目で見られる日をずっと待ってる。